ギレルモ・デルトロ監督作。
かなりの名作と評判が良いらしいじゃん。やっと見ることが出来た。
ストーリーは、
1944年、独裁政権下のスペイン。主人公の少女・オフェリア。軍人と再婚した母へ連れられ、山中の軍事基地で暮らすことに。国軍と反乱軍との戦闘。鬱屈した日々を過ごすオフェリア。そんな彼女の前に、ある日、妖精が現れ……
なんか……ギレルモ節全開ですねw 良いぞw
こーいうのを求めてるんすよ。屈指のダークファンタジーです。
クリーチャー描いたら右に出る者いませんね。
虫からキモいのが良い。マンドラゴラの赤ちゃんとか好きやで。
現実の弾圧と迷宮の恐怖。リアルとメルヘン。
互いにリンクし、暗い影を落とす。
人間の為すこと。相反しながら共通してるってことなんすかね?
おとぎ話を作るのも人間なら、他人を傷つけ拷問するのも人間。
そして、おとぎ話が死ぬ時が来る。
現実がやがて、仮想を支配する。人間は現実でしか生きられない。
まぁ、胸クソ展開ですねw
全部、オフェリアの妄想ってことなんかね?
マンドラや妖精やパンも、彼女の中でだけしか見えないのか。
銃弾ほど、無機質で如実に物を言うものもあるまい。
王国は本当にあって彼女はお姫様で。最後は幸せに暮らしましたと。
彼女に救いはあったのだと、そう信じたいが……。
切ない終わり方。
やりきれない人生の逃げ場が、迷宮にしかなかったのかもしれない。
そう思うと、虚しくもある。
子供のまま王国へ行くのか。忘れて大人になるか。
果たして、どっちが幸せなんだろう?
俺はオフェリアが大人になる姿が見たかったな……。
大人になって、自分の子供におとぎ話を聞かせる姿が。
所詮は夢でしかない、のか?
では、また。
美術含め名作ですが、再鑑賞の勇気が湧かない一本です。
自分としてはこの映画は重い話ではなく、ハッピーエンドで地底の王国は存在するんだと未だ信じてるところなのですが(笑)
ダンサーインザダーク、題名だけは聞いたことがあります。
胸くそですか……ちょっと勇気が要りますが、見てみようと思います。オススメ感謝です!
確かに、カロリー高めの作品で再観賞は時を要しそうですw
でも、ギレルモ監督の作品はかなり印象強くて中々忘れたくても忘れなそうでもあります。
シェイプオブウォーターとか。クリーチャーのグロさとか物語もキャッチャーだし。
近々、夢に出てきそうで少々怖いですがw