
ハリソンさんの百合三部作の真打登場。
作品がどうより石田衣良の父親役の方に注目が集まった本作。
また、何とまぁ言い難い映画だなw
やまじえびね氏の少女漫画原作。
いちことエリーの同性愛を描いた物語。
石田衣良の父親役以上に不思議な世界観。
NANAとか、いかにも少女漫画な雰囲気。
若かりし高橋一生さん。なんか感慨深い。
こっからどんどん垢抜けていって名優に成長していくやな。
ヒロインは吉井令さん・今宿麻美さん。
あんま有名な役者ではないが、違和感なく演じてましたかね。
おい! Redの話をするんじゃない!!w
百合にありがちな濡れ場がしっとりしてて良かった。
結構、俺好み。あんまがっつりしたの嫌いなんでね。
それだったらAV見りゃいい話やん。
二人並んで歩いたり、座ったりしてる姿にこそ、情景が映る。
監督はそこら辺、よく分かってる気がする。
改変のような違和感も見当たらないし。
この時代の漫画原作の部類なら、傑作に値するんじゃないかね。
石田衣良のキャスティングだけは謎だがw
でも、まぁ、言うほど悪くないし慣れるよw
今となっては良いアクセントだと思う。
監督は川野浩司さん。名前覚えとこう。
女性が考える百合というか、レズって言うのは本当に独特。
甘いようで、芯を食ってくる。
男の考える百合や萌えとは根本から違う。
石田衣良の「自分の人生を生きなきゃいけない」って言葉が物語る。
序盤の父親のカミングアウトで見る者を引き込み。
中盤で恋愛ドラマ。二人の感情をしっかり見せ。
終盤、それぞれが自立・成長した姿で再会する。
特に終盤の盛り上がりは見応えがあった。
90分尺でエンディングがバシッと決まるの本当に凄い。
面白い。原作の漫画も読んでみたいわ。
森永みるく氏の『ガールフレンド』。
秋山はる氏の『オクターブ』。
志村貴子氏の『青い花』。
名作の百合漫画は、特に女性作家が描く作品は。
何よりもこの自立・成長を大事にしてる気がする。
異物として描きながらも、自分は自分という。
同性愛を生活の一部や実状として描いてる感じある。
男の作るヤツは所詮、消耗品なんすよね。
欲望の解消やその方法でしかない。
まぁ、漫画や映画なんて、その場で楽しければいいんだろうけど。
なんか男として生まれたことを後悔する瞬間があるんですねw
百合作品を見てると。
女性の方が色んな物を感じたり想像したりしてんだなと思うと。
しんみり、切ない。
何の話をしているw
では、また。
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