「ジョジョラビット」のタイカワイティティ監督。
2010年公開のデビュー作。なんか当時から世界観全開でしたねw
ストーリーは、
1984年、ニュージーランドの田舎町。マイケルジャクソン大好き少年・ボーイ。彼は失踪中の父親をヒーローと重ね合わせ、日々空想していた。そんなある日、その父が家に帰ってきた。
退廃的な現実と少年の頭の中を描いたファンタジー。
マオリ風パンズラビリンスみたいな感じですかね?
前回とは打って変わり、変な世界に迷い込んじまったな。変な映画。
ただ、なんか変な魅力もある、不思議な映画ですね。
ニュージーランドののどかな風景も相まって島特有の色合い。
てか、駄目親父役、ワイティティ監督本人なんかw
それも含め、異色の作品というか。演出が本当に特徴的。
しかし、根本は家族の物語。子供の成長。大人への一歩。
民族的に言うと通過儀礼。そこはシンプルに描いてる。
理想化された父親から、現実へ熱が覚めていく。
ヒーローを捨て、ちょっとずつ前へ歩み始めるこの様。
のほほんとしているようで、観客の心を撫でるような感覚。
後の名監督の片鱗を見せてもらった気がする。
アッパレです。でも、ギュッと鷲掴みにはされんかったかな?w
まぁ、暇な時に見るのが一番っぽいね。
ソフトタッチ。観客の心をくすぐるハートフルムービー。
では、また。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます