
少しずつ明らかになる 「菅政権の形」 から感じたことを書いてみます。(9/18の続き)
<携帯電話料金の値下げ>
多数の国民が所持する携帯に目を付けたことは良いと思う。
しかし、家計を助ける大きな一打だと思うが、実現できると云うことは「本来の料金設定がおかしい」ことに他ならないのではないか。
つまり、「カルテル」の疑いがあるのに、何の手も打っていなかったことにより国民が苦しんできたと云うことなのではないかという疑問が残る。
<自助・共助・公助>
安倍政権の継承と共に菅政権の国づくりの基本方針のようです。
加工食品の原材料表示の仕方は以下のような原則があります。
【 JAS法に基づく加工食品品質表示基準では、原材料名は、使用した原材料を全て重量順に表示するのが原則。(加工品表第4条(2)ア) 】
つまり、『材料は多い順に表示する』ということです。
これに沿って考えると、菅政権は『まずは自助である』と云っているに他ならない。
政権の長が「国難はまず自分でなんとかしてくれ」と云うのはいかがなものか。
広い意味では、これも安倍政権(自民党政権)の継承「新自由主義の継承」なのでしょう。
国民に体力がある時はそれも有りかも知れないが、コロナで疲弊している今、それを第一に打ち出すと益々「貧富の差」を広げるのではないか。
「レーガノミクス」は新自由主義の旗の下行われた「アベノミクス」の模範としたものです。
しかし、その弊害は生み出された『格差』を見るに明かです。
日本でも中曽根・小泉・安部各政権により格差は広がっています。
「新自由主義」は低成長(ゼロ成長)時代の現在に、益々合わなくなっていると感じるのですが。
兎にも角にも新政権はスタートしたばかりです。
管氏個人の経歴や新しさに期待も膨らむのですが、そこだけに惑わされず先入観を持たずに見ていきたいと思います。