気になるニュースです。
都立高校入試の“男女別定員制” 同じ点数なのに女子だけ不合格?https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20210325.html
志望校選択の理由は様々です。
「家から近いから」「制服がカワイイ」「校則が緩い」「家庭の事情で公立」「友だちも行く」「偏差値が合う」「有名大学に入るため」「親や塾に勧められた」「入りたい部活が強い」「将来の夢実現のため」等々。
仲の良い友だちと、同じ高校を受験して、もしどちらか片方しか受からなかったとき、生徒は悩みます。
生徒達が高校入試に臨むとき、こんな疑問を感じていたことがありました。
『自分が合格すると、誰かが不合格になる』
この現実に葛藤する生徒達。
受験勉強を頑張る生徒に投げかけることばは、私の場合三つでした。
『志望校に合格した自分をイメージし頑張ろう。』
『苦手だけど必要なことから逃げない心を育てよう。きっと将来役に立ちます。』
『表現できた結果だけで評価されてしまうけど、入試は平等です。』
この他人を蹴落とす競争に対して、『平等』こそが、入試の正当性を支えているものではないでしょうか。
その根底が覆されると、苦しい努力に対峙するモチベーションは損なわれるのではないか。
男子にも『得したからイイ』『関係ない』などと言ってほしくない。
ほとばしる正義感を前面に出せるのは、若者だけの特権なのだから。
大人の事情が有るとは思います。
(男女比の維持、設置行政区外からの希望者の扱いなど)
人生の中で『平等』なものは極僅かなものです。
受験は、機会だけでなくその合否も平等であってほしい。
教師から『入試は平等』ということばを奪わないで欲しいものです。
医学部入試"女子は男子より不利"の裏常識https://president.jp/articles/-/25621?page=1