数年前から出馬を模索してきた中川氏は今年5月に横倉氏から不出馬を告げられたそうです。
直後に与党議員などの声に押された横倉氏が翻意し、組織を二分しての激しい選挙戦になったようです。
中川氏の動きに危機感を募らせた横倉氏は、投票2日前の25日、首相官邸を訪れ、安倍首相に新型コロナウイルス感染症対策として医療機関へのさらなる支援を要望したとのこと。
安倍政権は、ただ長いだけではなく、社会に影響力のある他組織に、意図のある政策(支援)を実施し恩を着せることで、組織に対し人事等への影響力を保持してきたと考えられないだろうか。
(よくあるドラマで「おぬしも悪よのう」という奴)
その政権が長かった。
長いから影響力を持ったのか?
影響力を持てたので長く続いたのか?
故に、横倉氏のように、「医師のためではなく、自分のため」に支援を要望するに至ったのではないか。(これは私の想像です)
現政権の存在は、事を成そうとする人に「安倍首相にお伺いを立てる」という判断をさせるに至らせた。
つまり、関係さえあれば、お願いを通してくれる・・・解けない柵に取りつかれる・・・ということか。
尋常な判断ができなくなるこのような関係は、少しずつ少しずつ正義を駆逐していく。
怖いのはこの「少しずつ、少しずつ。」です。
頭脳明晰な人たちが判断を誤るこの小さな浸食(錯誤)の積み重ねが、80年前の悲劇を生んだのではないか。
『腐食』は見えないスピードで、しかも確実に進むのだと歴史は語っているように思うのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます