退職オヤジのひとりごと

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カオスの日々を綴ります

長者番付

2020年01月08日 20時09分20秒 | 思いつき

 先日2019世界長者番付が発表されました。上位30位までに日本人はいなかったようです。

100位まで見ると、そこに日本人は
  41位 柳井 正(24,420億円)ユニクロ
  43位 孫 正義(23,760億円)ソフトバンク
  69位 滝崎武光(17,930億円)キーエンス
の3人だけ。
https://yorozu-do.com/sekaichoujabandzuke/

 因みに、30位までの内訳は、
アメリカ 17
フランス 3
中国 2
香港 3
メキシコ 1
ドイツ 1
インド 1
カナダ 1
 スペイン 1        

アメリカが突出していて、香港を含む中国、フランスがつづく。

 経済学者のトマ・ピケティは「資産・投資の収益率は常に経済成長率より高く、自由市場システムは、おのずと富の集中を進めるという傾向を備えている」と指摘しています。
 つまり、システムとして『富の再分配』を行わないと、資本主義の下では格差が拡大していくというのです。

 素人考えでも、無から富を生み出す手段は、農業漁業生産や地下資源などいずれも限られたもので、富はそれらのやり取りで右往左往するだけだと思う。


 貧困解消のための『再分配』の方法として、年金などの社会保障制度も考えられます。

 日本では、他の国に比べて現在世代に対する将来世代の生涯負担が突出して大きいようで、それにより格差も埋まりません。原因はピケティのいう資本主義の矛盾ではなく「社会保障のゆがみを是正しない政治の貧困である」という考え方もあるようです。


 とにかく富が大きさの決まったケーキだとすれば、ごくわずかな人が多く取れば、多くの人が貧困に悩むことはあきらかで、その点で、世界の貧困を生んでいるのはアメリカで、今の日本は比較的健全な形にあるのかとさえ思ってしまう。


 世界各地で起こっている紛争や移民問題から生じたナショナリズムの台頭などは、貧困が大きな原因の一つでしょう。
 格差は、この資本主義世界では「個人の努力の結果」だと言ってしまっては実も蓋もない。

 『富の再分配』の仕組みを、早急に作る必要があると思います。


 『再分配』されて損をする立場の人には、そんな作業は無理なことなのでしょうか。


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