死ぬと言う事

久しぶりに友人に会った。

皆、年老いた親の介護問題を抱えている。

私が「去年、姑が目の前で死んでいくのを見てほっとした。
人って死ぬのよね、、」と言ったら、

「それはあなたが今、現実が辛いと思っているからよ」と言われた。

そうか、、。そうなのか、、。

一人で納得した。

ナメクジされどナメクジ

この記事を読んだら、、

ビル・ゲイツもダライラマもスティービー・ワンダーも

元をたどればみ～んな同じ、、って思った。

嬉しいような、、寂しいような不思議な感じ。

月見る夜に

窓越しに美しい月が見える。部屋の明かりを消して、しばし月明かりを楽しむ。これは星か、、？


もう、一ヶ月前になるが京都に一人旅をして来た。

少しばかり、、京都に取り付かれている（可笑しな日本語だな）
本気で京都に住みたいと、なんとか実現可能な方法は、、と真剣に考えている。

しかし、こうやって憧れている時が良いのだろうな～。
一番は憧れている時が一番で、手に入れてしまったら、その一番は一番でなくなってしまうのだろうな。

ＴＶドラマで「京都○○サスペンス劇場」なんて2時間ドラマ、「京都名所巡り」
なんて旅番組のタイトルを見ると、チャンネルを合わせてしまう。

日本人の体には京都を懐かしむＤＮＡが組み込まれているのではないかな。

月を見て京都を想う。

あ～、また京都に行きたい。

お金貯めなきゃな

今は休養

生きてゆく中で自己否定感、不安感は常に大きく感じている。

この感情を自分自身で受け入れ、甘受、寛容していく事が一生の課題
の様に思っていた。

それが、２年ぐらい前から時折、心の中で平衡感覚が保てないほど
大きく膨らむ事が起こる様になった。
深い絶望感に襲われ、眠れなくなり、激しい動悸、呼吸が上手く出来なくなる。
今年に入りその症状はだんだんと酷くなっていった。
眠ろうと布団に入ると特に強くなる。
「夜が明けると、朝になる、、また新しい日が始まる」
そう考えるだけでダメなのだ。

これは異常事態だと思った。

勇気を出して心療内科に行った。

今、軽い抗鬱剤と導眠剤を処方して頂き、寝る前に一錠ずつ
服用している。
症状は改善されている。薬の力を借りてでも、とにかく眠れるように
なった。

今年度の仕事は全てキャンセルした。

４０歳でエアロビックインストラクターの資格を取得し、10年間
「これは自分の生涯をかけて続けて行く事。自分が存在する事の意味」
と思っていたが、、人前に立つことが怖くなった。
体を動かす事が苦痛になり、エアロビックの音楽を聴くだけで
息苦しくなって来る。

ある現場は、5年続けスタッフにも条件にも恵まれ、この仕事を得る為、
どれほどの苦労をした事か、、と考えるとキャンセルするには
覚悟が入った。

「体調を崩してしまって、、」と受話器を握り締め話しながら「本当に良いのか！？」と心の中で何度も自分に問いかけた。

スタッフの方は「残念ですね、、待っていますから、いつでも戻って
来て下さい」と言ってくれた。

本当に幸福で恵まれている。

しかし、1年休業し、また現場に戻る事は、私の年齢を考えると、現実的にどれほど困難か知っている。
「もう、2度と復帰はできないだろう」と思う。


医師曰く、
「とにかく焦らず、必ず回復するので今は休養。
眠れるようになっただけでも大きな進歩」


心の内の半分も文字に出来ないが記して置く。

いつか、懐かしく思い出される日を信じて。

次々と

アメリカに留学中の娘より電話。

ホームステイ先に泥棒が入り、ＰＣを始めとする貴金属類が盗まれた！

聞いた私もパニックになった。

電話の声では平静を装っているが、相当のショックを受けた事だろう。

とにかくホームステイ先の家族も娘も無事であった事。
パスポートやクレジットカードは無事であった事。
この事だけは、不幸中の幸いと思っている。

場所はアメリカ、何も知らずに外出先から家に帰り、泥棒とでくあしでもしたら
ズドン！！と一発銃で撃たれ終わりだ。

それを考えるとゾッとする。

とりあえず後はお金で解決できる。



それにしても、、こういう時、
アメリカと日本との距離を感じてしまう。

国際電話のやりとりではらちがあかない。

去年から今年にかけて問題が一つ解決すると、又次の問題と、、
本当に嫌になってしまう。

心が揺れる

公園でウォーキングをしていると、見知らぬ人から話し掛けられる。

「毎日、歩いているんですか？」「私にもできるかしら？」「体柔らかいですね」

人前に立つのが怖くなって、人と接する事が嫌になって、エアロビイントラの仕事を休業したのになぜかな、、、。

自分の話している口調やしぐさ、接し方がイントラの自分とダブってくる。

「いつでも戻ってきて下さい」「待ってます」と言って頂けるありがたさや、
贅沢さは十分承知している。

それでも今は出来ないのだ。

あれほどリズムに合わせて体を動かす事に夢中になり、情熱を注いでいたのに、
インストラクターは一生の仕事だと思っていたのに、、全てが嫌になってしまった。

体を動かす事の爽快感、開放感の中に自己を見い出していたのに、、こんな時が来るなんて自分でも信じられない。

いつか又、戻る事が出来るのだろうか、、。
それとも違う道を探す事が出来るのだろうか、、。

人生の時間はそんなに残されていないのだ、、早く早くと焦る自分が居た堪れない。

夜の街は、、、

海の匂いがする。
てきとうに冷たく、てきとうに優しい。

だから好き。

このまま風に溶け込んで消えてしまえれば、楽になれるのか…。