正しい病人のあり方

ここ最近の急激な気温の低下と雨にやられている。

体調が悪い。風邪の初期症状の様な状態になる。
だるい。微熱が出る。何かを飲み込む時喉が少し痛い。
そうなってくると、右手の関節炎の痛みが増す。
朝から毛布を引っかぶってごろごろしている。

そう言う病気なのだ。

この程度の気候の変化で、ダメージ受けるようでは日常生活が営めない。
「やってられないよ！」と思う。


病気になると、病気以外に戦わなければならない事がある。
現代は情報に溢れている。その情報に溺れそうになってくる。

家族や回りの人達は、良かれと思って「○○病院の方が良いそうだ」「○○に名医がいるそうだ」「○○を飲むと症状が治るそうだ」とあらゆる情報を与えて来る。
ネットや本で情報を得る。

担当医に疑問、質問をするにしても、「病気」という現実を受け入れるのに精一杯で、聞きたい事の1/3も言えていない。

先日２９日(土)、３回目の診察があった。
疑問、質問をメモして行った。１，２回目はこんな単純な事も実行できず混乱していた。

「治るのですか？」の私の質問に対し「完治はありません」とおっしゃった。
動揺した。『はっきり言う医者だな～』と、、唖然とした。

今だはっきりした原因と、根治的治療が解明されていない病気なのだ。
患者一人々によって症状も違って来る。その人に一番合った治療方法を見つけて行く。
そうする事によって痛みも症状も改善され、まったく普通の人と同じに生活している人達が沢山いる。
ただ、そう言う人達も年に２、３度病院で検査をし、自分が今どういう状態なのかを知る事が大切。

「もっと、どっしり構えてください。私の所にいらしている患者さんも、５，６年それ以上、皆さん長いお付き合いです。」

服用している「ステロイド薬」の副作用について質問をした。
「ネットで調べたら、色々な副作用がある様なのですが、、？」

「一般的にネットに書いてあるステロイド薬の副作用は、全て事実です。ネットや本など、色々な情報を得る事は良い事だと思います。ただそれが、全て自分に当てはまると思わないで下さい。私自身ステロイド薬をあまり長く続ける事が良いとは思っていません。出来るだけ減らして行きたい。ただ、今のあなたには必要だと思います」

不安が消えた分けではない。日々の体調によって気持ちはいつも揺れる。
だが、まず家族に向かって「先の事は分からない。でも、しばらくはこの病院で、この担当医の治療を続けます」と宣言した。
自分に向かっての宣言なのかもしれないけれど、、。

正直なところ、不安や「もう、やだ～」と、へたれな自分が前面に出ているのだが、、心のずっと奥で、「絶対大丈夫。私はきっと復活する」と言う妙に楽天的な部分があるのだ。
この自信はいったい何なのだろう？自分の中にこんなお気楽な部分があったとは、、新しい発見だ。


ステロイド薬の副作用。一番如実に現れる「ムーンフェイス」
太るのだ、顔、胴回り、肩。
２ヶ月で３㎏近く体重が増えた。体重計に乗ったら、ありえない数字が表示された。
「摂食障害症状卒業組み」の私には、許しがたい数字だ。

「うわ～ん太った」と、娘に言ったら、、「お母さん、何もかも病気や薬のせいにしない様に」と、ビシャ！っと言われた。
キ、キビシイ～

嵐の後

昨日は嵐の中、病院に腹部エコーを撮りにいった。
１度目の血液検査の結果、肝機能の数字が高かったので念のため。
今月初めの２度目の検査では、どれも半分以下に下がっていたので、まぁ大丈夫でしょう。

右手の腫れや痛みは回復してきたが、自由にはならない。
いつになったら右手で箸を使って食事出来るのか、、、包丁を持てる様になるのか、猫の爪を切る事ができるのか、、、。
いらだっている、焦っている、、。
なにかそう言うのとはちょっと違う。

どう選択して行けば良いのかな、、と言う感じだ。
左手で箸を持つ練習を、もっと真剣にやった方が良いのか、補助付きの包丁を購入した方が良いのかな、、。

機能が完全に回復するには、まだまだ時間がかかりそう。
もしかしたら、完全な回復は無理なのかな、、。
もし、そうならそうで次の事考えなくちゃ。
いやいや、別に決め付ける事無いじゃない、とりあえず左手で箸を持つ練習してみれば、両手使えると便利だよ～。

色々、思い巡らせている。
思っているだけで、実行に移すのが大変だ。

弱気になっているのか、冷静になっているのか、、ちょっと分からない。

９月に入って、自分に約束した「美容院に行く」はとりあえず果せた。