母と娘は終わらない

私の母親業はすべて、自分の母に対する「思い」だけだった様に思う。
完璧な母親を演じ、母に心配をかけたくない。
「すごいわね～。えらいね～」と褒めてもらいたい。認めてもらいたい。
もう一つ、心の中で「私はあなたとは違うのよ！！こんなにも幸せにやっているのよ！！どうだ、悔しいだろう！？」と母に向かって叫んでいた。

今考えても「なんて母親だったんだろうな～」と後悔に苛まれる。
娘や夫、なによりも自分の幸せの為では無かった。
実情は食べ吐きを繰り返し、心は不安定。常に追い詰められている焦燥感。

自分では完璧に演じていたつもりでも、しょせん偽物。
夫や娘に悪影響を及ぼし、、娘が２０歳になった時、はっきりと言葉で指摘された。
その時娘に対し「ごめんなさい」と言いえた事が、唯一の救いだ。

娘が子供を産んで彼女の「家族感」や「母親感」を、遠くから見守っている。
「見守る」と言えば言葉は良いが、、、
同じ過ちを繰り返したくない気持ちが強く「あなたと私は別の人生。私はもう、あなたを巻き込みたくない。だから、あなたも私を巻き揉まないで」とバリアを張っている。

先日ある人から「娘さんもあなたが、母親に対して抱いた『思い』と同じ『思い』を少なからず持っているのかもしれない。
娘さんの気持、誰よりも理解できるでしょう？時々は厚いバリアを解いて、無理のない範囲で巻き込まれる振りをしてみたら？案外、楽しいかもよ？
あなただって、散々娘さんを巻き込んで来たでしょう？」と笑いながら言われた。

はぁ～！なるほどね～！「目から鱗」とはこの事か！？って言うぐらい合点がいった。
心のもやもやが一瞬にして晴れた。私って傲慢。もっと欲しいな柔軟性。

「は・は・は、、、」と空を見て笑いながら「母と娘は終わらない、、、」と背筋が凍るような思い

シンプルに

Xmasイブに我が家の冷蔵庫が壊れた。

数ヶ月前から時々、扉を開いてもランプが点灯しなくなっていた。時々だし、、、食品を冷やす事に支障はない。
年が開けたら家電量販店に行くか～と考えていた。

だけど突然活動停止。１５年。良く働いてくれた。

昨日電気屋さんに駆けつけて、今日到着。
かなりビックなXmasプレゼント。

前の物より一回り小型にした。
中高年夫婦２人だけ。十分だ。
シンプルに、削ぎ落とせる部分は削ぎ落とす。

最近の家電の静かさには驚嘆。
「本当に動いているの？！」確認するため冷蔵庫に耳を押し当てしまう私って、、、ばか？

ビジネス街のXmas

スーツ姿が消えた今だから美しい。

みんなちがってみんないい

「みんなちがって、みんないい」金子みすずさんの詩に、こんな一節があったと思う。

娘と家族関の事で、考え方の違いを話す。
彼女は子供を持ち、彼女自身の家族関係始まったところ。
私は「家族ごっこはもう終わり」と終止符を打ったところ。
そりゃ～意見の相違はあるよね。

夫からは「普通、自分の娘が子供を生んだら、孫可愛さに頻繁に会いに行くよね。でもあなたは違うんだね」と言われる。
こういう言葉が、いかに人を混乱させるか分からないんだね～。

昔から比べれば、ずいぶん揺れなくなったけど、やっぱり心はざわつく。

今日、ヨガをやっているオハナのXmasパーティーに呼んでいただいた。
美味しい手作り料理に手作りケーキ。
楽しい時間を過ごした。
最後に一年を振り返ってミーティング。
皆それぞれ、真摯に懸命に「今日１日」を生きている。
皆それぞれ、それで良い。それが良い。

美味しい料理を食べながら「摂食障害の症状激しかった頃は、沢山の料理を前に、楽しむ事なんか出来なかったな」と思った。

長い時間がかかったけれど、私は私なりに成長したんだな。

2015年12月「私たちのミーティング＊墓守娘の宴(えん)＊」開催のお知らせ

「墓守娘の宴」は今迄、『原則として毎月第４日曜日午後に開催予定』となっていました。
しかし、最近区民館の予約が大変困難な状態になっています。
「日曜日午後」と言うスタンスは守って行きたいと思っていますが、お約束は出来ません。
また会場も、毎回同じ場所と言うわけには行きません。
参加にあたり必ず日時、会場の確認をして下さい。
よろしくお願いします。

ミーティングは主催者都合により(緊急事態・急病など、、)中止になる場合があります。
その場合、当日９：００までに、このページ冒頭に書き込みお知らせするようにします。
ご確認の上いらして下さい。


「原家族(娘だった自分)と現家族(今の自分)との関わりの中で、自分を主人公にして生きづらさを語ろう」

　親にとっての「良い娘」として成長。
大人になった今でも、世間や回りの評価の中「良い娘」「良い母」「良い妻」「良い嫁」をやっている。
そんな中ふと気付く、子供の頃から抱えていた、怒り、悲しみ、孤独感、虚しさ、居場所の無さ。

他人と自分との関係。老いた実親との関係。義親との関係。
成長した子供との関係。夫婦・パートナーとの関係。

息苦しく、生きづらい。でも、人生や家族、人との関わりはこれからも続いて行く。

言いっぱなし、聞きっぱなし「私たちのミーティング」です。
言葉として、声に出して自分の「生きづらさ」を語りましょう。

人生の棚卸。今よりも少し身軽に。何を大切に、何を抱えて生きて行くのか？
自分自身に問いかけ、答えを出すのは私なのだから、、、。

ミーティングでは、自分の好きな名前を名乗って下さい。
　　　　　話したくない時は、パス、中座、途中で帰ってもかまいません。
　　　　　予約、事前連絡はいりません。当日、直接会場にいらして下さい。
　　　　　飲み物は各自お持ちください。


〔日時〕２０１５年１２月２０日(日)１４：００～１６：００　　　　　　　
　会場が１７：００まで借りられます。１６：００～自由参加のフリーミティングを行います。
　　　　　
〔場所〕東陽区民館４F洋室
　　　　東京都江東区東陽３－１－２
　　　　東京メトロ・東西線「木場駅」下車。徒歩3分。
　　　　　　出口２を出たら右折。そのまま直進、沢海橋を渡る。
　　　　　　沢海橋東詰の信号を右折。突き当り。
　　　　　　(沢海橋を渡る途中、区民館が右手に見えます)　　
　　　　　　　駐車場はありません。

〔参加者〕自称45歳以上の女性。
　　　　　この場で見た事聞いた事、全てこの場に置いて行く、
　　　　　絶対に外に持ち出さないと言う約束の守れる方。　

〔費用〕￥５００
　　　　おつりに困らない様お願いします。

ありがとうございました。終了しました。

これが私の人生

昨日膠原病内科・整形外科受診日。
右手首の腫れは引かない。最も酷い時に比べれば少しの改善はみられるが、、今日よりリウマトレックス最高量８錠(１６ミリ)。
効果があるか無いか？２か月間観察後、効果が無いようなら生物製剤の使用開始がベスト。
来月受診日の血液検査は、生物製剤使用可能かどうかの検査も含める。
私の肝機能数値は薬の影響で跳ね上がる。数字とにらめっこしながら慎重に薬と付き合って行かなければならない。

整形外科のレントゲンでは、病気により手首の軟骨が失われているとの事。
担当医曰く「私は普段体重がかからない手首より、常に体重がかかっている右股関節の方が心配」と言われる。
関節炎が酷くなれば変形性股関節も痛みは当然出る。現在服用しているステロイド薬も悪影響があるだろう。

病院の待合室で座りながら、自分の体が少しずつ壊れて行くような感覚に襲わた。

２か月後の事を今考えても仕方が無い。が、生物製剤使用には、かなりの抵抗感がある。
医師にも私の気持ちが伝わったようで「使用する事に抵抗感ありますか？」と聞かれた。経済的リスク。副作用のリスク。いつまで継続しなければならないの？１０年、２０年？しかし何より、、、自分の病気はそれほどまでに重い、難病であると受け入れる事ができないのだ。

私の人生、何なんだ！？
２８年も摂食障害の症状を繰り返し、１３年も寝たきりの母を「首を絞めて殺してやる」と呪い、その呪いに私自身が一番苦しみ、今は病と闘う。

そんな事をず～と考えて、出た答えが「これが私の人生です」

これが私の人生。こうやって生きて行くことが私の人生なのだ。

手の腫れが酷くなり時々発熱し、２，３日続くを繰り返していたが、１２月に入ってからは無い。
様子を見ながら、少しづつ外に出よう。

今日、近所の店で買い物をしたら福引をやっていた。
４等ごみ袋１０枚。３等年末ジャンボ宝くじ１枚。店員さんに「当たったら７億ですよ！！」と笑顔で言われた。
「すご～い！！当たったら、必ず報告しに来ますね」と私も笑った。

なんとなく心が晴れやかになった。

少しずつ日常が戻って来る

昨日、２か月ぶりに仕事復帰。オ'ハナにヨガをしに行った。
まともに歩けるようになり、左肩、鎖骨の痛みが一段落した。右手首はまだまだ。箸はまともに持てない、字もグニャグニャ。
くしゃみや咳をすると胸骨は痛い。
でも、PCのキーが少し打てるようになった。だからこうしてブログも書ける。

この２か月、本当にきつかった。
着替えも、風呂に入って体を洗うのも人の３倍の時間が必要。
歯を磨くのも、朝、顔を洗うのも、ドライヤーを持って髪を乾かすのも大仕事。
化粧などと言う高度な手技は絶対無理。
去年手術した左ひざも痛い、右股関節も痛い、、、このまま動けなくなるんじゃないか！？と不安になった時もある。

ステロイド薬服用で顔やお腹回りがプニプニ。いつも言うが摂食障害者には受け入れがたい副作用。体重計には絶対乗らない。
リウマトレックス増量でパラパラと抜け毛が、、、髪の量は元来多い方なので、これはそんなに気にならない。一週間前、短くカットした。
免疫抑制剤として癌治療の１００分の１程度の量と言うが、服用した翌日は体が重くだるい感じがする。

身支度をして「さあ、行くぞ！！」と外に出たら、街はすかっりクリスマス。驚ちゃうね

２か月も突然休んで、仕事復帰させてくれる場所がある事に心から感謝。