THIS IS IT

マイケル・ジャクソンの最後のライブリハーサル映像が映画となった。

２週間限定。
今日、娘と見に行ってきた。

号泣。

見終わった時、しばらく座席から立ち上がる事ができなかった。

「凄い！凄い！」
この言葉しか出てこなかった。

最高傑作となるライブ。想像を絶するライブ。
彼がこのライブに命を賭けていた事が良くわかる。
あ～じれったい！
言葉にすると、何でこんなに薄っぺらになるんだろう。

デビューの時からずっと私のアイドルだったマイケル・ジャクソン。

私にとって大事な大事な人だった。

まだまだ生き続けなければならない人だった。
なのに死んでしまった。

死んでしまった。

生き残っている私達は生き続けなければならないのだ。

彼の歌声、ダンス、一瞬々の表情しぐさを見つめながら、そんな事を考えていた。

マイケル・ジャクソン。偉大なる人。

今、再び、向田邦子

向田邦子さんの書いた物を読み返している。

向田さん脚本のTVドラマは１０代の頃、よく見ていた。

彼女が直木賞を受賞し、その翌年８月、飛行機事故で急逝した時、
私はつわりに苦しんでいた。

今でも、寺尾聡の「ルビーの指輪」と向田さんの名前を聞くと、つわりで苦しかった夏を思い出す。

秋になり、つわりが一段落すると本ばかり読んでいた。
向田さんの本は、ほとんど読んだと思う。

その後、繰り返しの転勤、引越しの度、荷物の整理と称し沢山の本を処分した。
なにしろ引越しの時、一番重い荷物となるのが本なのだ。
子育てや日常に追われ、ゆっくり本を読む機会も少なくなった。

先日、何気なく入った本屋で「向田邦子の恋文」と言う文庫本を見つけ購入した。
一気に読んだ。

向田さんは今の私と、ほぼ一緒の年齢で亡くなっていたことを知る。
そして、もし今生きていたら私の母とほぼ同じ年齢なのだ。

もう一度、向田さんの本を読み返したくなり、本棚を探したが一冊も残っていなかった。
何度目かの引越しで、処分してしまったのだろう。

一度読みたいと火の付いた気持ちを抑える事が出来ず、近所の
ブックオフに出かけ向田さんの本を購入してきた。

まずはエッセーから「女の人差し指」
初めて読んだのは２０代前半。

今、母と同世代の女性が、私と同世代の時書いた物。
２８年前、PCも携帯も普及していなかった時。
今より何となく世の中が薄暗かった。けれども、人々はもう少し明るい笑顔をしていた様な時代。

ずいぶんと時間は流れたのだな、、。
そんな事を実感した。

発信するという事

自分から何かを発信するという事は、エネルギーが必要とされる。
ブログもその一つだ。

いつもの事だが、うつうつと内にこもっている日々が続いた。
それでも、時間は流れ日常は繰り返されていた。
世間的には「○○さん家の奥さん」で「○○ちゃんのお母さん」そして「○○さんの長女さん」の地位は揺るがない。

これは良い事なのか、悪い事なのか？

一度内にこもると、そこから出て再び発信をするにはある程度の勇気が必要だ。

とにかく、久しぶりのブログ再開となる。

しょっぱなから何だが、、体調を崩し、金曜日病院で点滴を打ってきた。
２４日～２５日にかけて、NABAワークショップにスタッフとして参加する予定だった。
私自身、楽しみにしていた。

以前の私なら、無理をしてでも参加していただろう。
しかし、今回は「参加できません」と断りの電話をした。
迷惑をかけてしまった。
今でも、少し自責の念にかられている。

「無理をして参加し、その場で倒れたら、もっと迷惑をかけてしまうのだから」と
自分に言い聞かせている。
何よりも、断ることの大切さを教えたくれたのがNABAだった。
迷惑をかけてしまったスタッフの方々、ごめんなさい。


こんな時にかぎって、母が入院中の病院から「お話しがあります」と、電話がかかってくる。
兄に行ってもらう。
月曜日、部分麻酔をかけ、ある処置をする。その同意書にサインが必要だった。
「兄も母の息子なんだから当然の事だ」と、自分に言い聞かせる。

別に兄から何か言われた事は無い。
ただ自分自身で「家族の迷惑事は自分が引き受けなければ」と思っている。
そういう役回りを、背負わされ、背負ってきた。
そろそろ脱却だ！

責任を果す事は重要な事だ。
でも、勝間さんじゃないけれど「断る力」も必要なんだな、、。

この２日、ぐたぐたしていたら体調は回復した。

まぁ、ぼちぼち行きますか。
それにしても寒い。

皆さんお体大切に。