桜咲く

開花宣言から満開まで、ずいぶん間があったような、、、。
その気にさせて、じらせるなんて、駆け引き上手な女のよう。
一瞬の美しさ。散り際のいさぎ良さ。

桜の花の満開の木の下で。

原点に返る

私にとって怒涛の２週間だった。無事終わった。
以前ブログにも書いたが、病気を発症してから常に体調が不安定で、先の計画が立たない。
私の仕事は数か月前「○月○日お願いします」と依頼が来る。今元気でも、その時どうなっているのか分からない。
お引き受けして突然、歩けないほどの関節炎に襲われドタキャンした事が数回ある。
もちろん、私の状況をお話ししてから引き受けるのだが、それでも直前でお断りするのは、依頼した側も私もショックは大きい。
それが怖くて何もできない、、、と精神的に追い込まれた時もあった。

とにかく基本スタンスは「やりたいと思った事、今出来る事はお引き受けする」と言う事に決めた。
「どちらか分からない、、、」では無く「やりたい」と言う自分の気持ちは大切にしよう。
「私はやりたいんだよね。でも現実的にはこの辺で折り合いつけよう」
それで、自分の心が少し軽くなった。結果は同じでも、心の持ちようで私自身は楽になった。
何より、様々な問題を抱えている私に依頼してくれる方々には、心から感謝している。

先週２６日(土)は「オ’ハナ＆ロイスセミナー＆ワークショップ」でヨガを体験して頂いた。
ヨガと言うと「ポーズが難しそう、、、」と敬遠してしまう人もいるが、ヨガは柔軟性を競うものでは無い。
私自身が、柔軟性が必要なポーズは出来ない。
自分の内側を見つめ受け入れ、今より少し上手に生きる方法を自分で探って行く。
「一人一ヨガ」だれでもその人だけのヨガを持っている。
ゆっくり呼吸をし、自分の呼吸音を聞き、体を緩める。これが一番難しい。

２７日(日)NABAホーラムで、久しぶりに摂食障害本人として体験談を語った。
NABAとつながって１５年。そこから様々な自助グループとつながり、自分自身がミーティングを開く様になった。
昨日、体験談を語りながら「ここから始まったんだな～」と感慨深いものがあった。
こうやって時々、原点に返る事は私にとって重要で、意味がある。

２日間を通じ「わぁ～久しぶり！！」と、再び出会えた仲間たちがたくさんいた。
嬉しかった。

そして５年

あの震災から５年が過ぎた。
先週末からTV各局、震災関連の報道が続いている。

被災地から離れた土地に住んでいる人たちは「もう、過ぎてしまった事のように思える」と口々に言う。
賛否両論あるが、こうして一時でも鮮烈に思い返す事は必要だと思う。
本当は常に心がけなければならない。特に東京に暮らしている人間は、あの福島第一原発の事故は「東京電力」の事故である事を忘れてはならない。
夜でも昼間の様に輝く明りは、あの原発のおかげなのだから。

あの時以来、折に触れて言われる「家族」と「絆」には、正直、息苦しい思いをしている。
「家族」や「絆」は大切だろう。しかし、なぜそれが「国の政策」として語られるのだ？

５年過ぎた今だから、もう一度様々な事を自分に問いかけようと思う。

空の上

あるグループに参加した。
グループ内ではニックネームで呼び合って、連絡はLINEで行う。

おばさん、がんばってLINEなるものに初挑戦。
スマホを祈るような気持ちで操作してLINEにつなぐ。「お～。これが話題のLINEか！！」突然、空の上で会話が始まる。
てるてる坊主のお化けみたいなのが「にやっ」と笑っている。「お～。これが噂のスタンプか！！」
全容まったく理解できず、間違って電話をかけてしまったり、送った覚えも無いのに私の打った文字が空に浮かぶ。

すごいね～。なんという世界。連絡網と言えば小学校の時は、ガリ版で刷ったわら半紙だったよ。
その後、ワープロやPCで打った文字が、そのままべろ～んと出て来るのを見た時は「わぉ！！我が家に印刷会社が来た」と歓声を上げた。

現実の世界とバーチャルな世界。本名とアノニマスネーム。
その２つの世界を、いとも簡単に行ったり来たりする柔軟さには敬服する。

世間で言われてい様々な問題点もあるのだろうが、これが現実なのだ。

おばさん、酸欠にならない程度に空の上の風景を眺めに行こう。

２０１６年３月「私たちのミーティング＊墓守娘の(えん)＊」開催のお知らせ

「墓守娘の宴」は今迄、『原則として毎月第４日曜日午後に開催予定』となっていました。
しかし、最近区民館の予約が大変困難な状態になっています。
「日曜日午後」と言うスタンスは守って行きたいと思っていますが、お約束は出来ません。
また会場も、毎回同じ場所と言うわけには行きません。
参加にあたり必ず日時、会場の確認をして下さい。
よろしくお願いします。

ミーティングは主催者都合により(緊急事態・急病など、、)中止になる場合があります。
その場合、当日９：００までにこのページ冒頭に書き込み、お知らせするようにします。
ご確認の上いらして下さい。
予約、連絡は要りません。当日、直接会場にいらして下さい。

「原家族(娘だった自分)と現家族(今の自分)との関わりの中で、自分を主人公にして生きづらさを語ろう」

　親にとっての「良い娘」として成長。
大人になった今でも、世間や回りの評価の中「良い娘」「良い母」「良い妻」「良い嫁」をやっている。
そんな中ふと気付く、子供の頃から抱えていた、怒り、悲しみ、孤独感、虚しさ、居場所の無さ。

他人と自分との関係。老いた実親との関係。義親との関係。
成長した子供との関係。夫婦・パートナーとの関係。

息苦しく、生きづらい。でも、人生や家族、人との関わりはこれからも続いて行く。

言いっぱなし、聞きっぱなし「私たちのミーティング」です。
言葉として、声に出して自分の「生きづらさ」を語りましょう。

人生の棚卸。今よりも少し身軽に。何を大切に、何を抱えて生きて行くのか？
自分自身に問いかけ、答えを出すのは私なのだから、、、。

ミーティングでは、自分の好きな名前を名乗って下さい。
　　　　　話したくない時は、パス、中座、途中で帰ってもかまいません。
　　　　　飲物は各自でお持ち下さい。


〔日時〕２０１６年３月６日(日)１４：００～１６：００
　　　　　会場が１７：００まで借りられます。１６：００～自由参加のフリーミティングを行います。
　　
〔場所〕東京都江東区富岡１ー１６－１２　
　　　　富岡区民館２F和室　　　
　　　　東京メトロ地下鉄東西線「門前仲町」駅下車徒歩3分。
　　　　出口１を出たら不動尊ご利益通りを深川不動尊に向かって
　　　　直進。
　　　　「成田堂漢方薬局」右折。「清水眼科」の合い向かい。
　　　駐車場はありません。
　　　
〔参加者〕自称45歳以上の女性。
　　　　　この場で見た事聞いた事、全てこの場に置いて行く、
　　　　　絶対に外に持ち出さないと言う約束の守れる方。　

〔費用〕￥５００
　　　　おつりに困らない様お願いします。

ありがとうございました。終了しました。

河津桜

今年も、きちんと河津桜が咲いた。
これが散ると、春本番の桜が咲く。

５年前、震災後、いつもと同じ様に咲いた桜を見た時、感動して泣きそうなった。
それ以降、何があろうと揺るぎなく繰り返される自然の営みに励まされて来た。
病気の症状が顕著に表れた時だった。
治療方法が無く、痛みが続き果てしない戦いに暗澹たる思いだった。

何があっても変わらない。
私は私だ。そう思った。

ここの河津桜の花は、春咲く染井吉野より濃い色をしている。
肌寒い今だからこそ、鮮やかに存在を主張している。

香り

地下鉄に乗って袴姿の女の子を見た。卒業式の季節なんだな～。
着慣れない和服が少し窮屈そうだが、笑顔が輝いていた。そばで観光客の外国の方たちが大喜びしていた。こちらも笑顔。

昨日オハナのヨガで使ったアロマは「ゼラニウム」鎮静と刺激の作用を持つ。フラストレーションやイライラを静めリラックスさせつつ、明るい気分にもしてくれる。そして女性ホルモンを整える力を持っているとか。
アロマのスピリチュアル系の本には「自分を守る高次元の存在達が、メッセージを携えてすぐそばまで来ている。自分が守られている事を知りましょう」と書いてあった。

スピリチュアルをそれほど信じているわけではない。
神も仏も、あの世もこの世も、人間が考え出した事。しかし古今東西、人は「目に見えない何か」につながりを求め、救いや安らぎ求めている。
そこには「香り」と「音楽」が付き物。今は「文化」となり人々に根付いている。
私にとっては「それが好きだし、心地良い」から、「香り」も「音楽」も身近に感じていたい。

香りと言えば、今は沈丁花の香りが良い。夜道を歩いてこの香りが漂って来ると、幸せな気持ちになる。