父の入所していた老人ホーム、個室のかたずけをする。
回収業者に依頼し、全ての荷物を処分すた。
業者が来るまで、父が6年の歳月を過ごした部屋で一人、ぼ~としていた。
この部屋で父は、一人どんな日々を過ごしていたのだろ。
本音を言えば、寂しかったのだろう。
もう少し、頻繁に訪ねれば良かった。と、、当然の感情が湧いてきた。
でも、私にはこれが精一杯だったのだ。
父の面影を追ったが、何も感じなかった。
「もう、ここにはいない」それだけは、はっきり感じた。
裸一貫、東京に出てきて60年余り、荷物が次々と運び出され処分されていく。
虚しさと寂しさ。そして、どこか清々しい、潔さを感じた。
「さようなら」心の中で言った。
本当にさようなら。
回収業者に依頼し、全ての荷物を処分すた。
業者が来るまで、父が6年の歳月を過ごした部屋で一人、ぼ~としていた。
この部屋で父は、一人どんな日々を過ごしていたのだろ。
本音を言えば、寂しかったのだろう。
もう少し、頻繁に訪ねれば良かった。と、、当然の感情が湧いてきた。
でも、私にはこれが精一杯だったのだ。
父の面影を追ったが、何も感じなかった。
「もう、ここにはいない」それだけは、はっきり感じた。
裸一貫、東京に出てきて60年余り、荷物が次々と運び出され処分されていく。
虚しさと寂しさ。そして、どこか清々しい、潔さを感じた。
「さようなら」心の中で言った。
本当にさようなら。