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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

大きな寒暖差、クオリティーの高さを体現 寒地シイタケのメッカ・厚岸町上尾幌221216

2022年12月17日 14時19分59秒 | 記録
 冬はマイナス30度、夏はプラス30度まで気温が変化する厚岸町上尾幌。
 1965年を前後する炭鉱閉山を契機に、シイタケ栽培が着業した。
 以来、60年。高い評価を博するようになった。

 2022年12月16日の『北海道新聞』釧路版は伝えている。
 「肉厚で新鮮 厚岸・上尾幌の菌床シイタケ」「『極茸』全道最高賞」。
 農園の安達代表「知名度上げたい」。

 寒冷地の気候がもたらす「うま味のふところの深さ」。
 寒暖差、農薬依存から解き放たれて微生物がうみだす肥沃度、周囲の山林がもたらす栄養塩。
 今、「旨さの多様性」を「言葉で表現」の課題に挑戦していて、頼もしい。

 石炭ぼ埋蔵資源、国有林の生産・苗圃・管理の集落に、それぞれの撤退が重なっている。
世に周囲は「ナニもない」を指摘するが、決してそうではない。
特産のキノコ、釧路経済圏のなかにありながら「強いキズナで生み出されるコミュニティ集落」。

 外形は「限界集落」を思わせる<たたずまい>ながら、地域の名物、寒冷地の名産がブランド性を豊かにしている。
 安達農園主は48歳。もっとも活躍できる年代ではないか。
 「第17回北海道きのこ品評会『菌床しいたけの部』で最高賞の林野庁長官賞に初めて輝いた」。

 本人の紙上談話。
「年末の本格的な需要期に肉厚で新鮮な上尾幌のシイタケを食べてほしい」。
 「受賞を機に商談も増えており、上尾幌産シイタケの知名度を上げていきたい」。

 大きな寒暖差、クオリティーの高さを体現 寒地シイタケのメッカ・厚岸町上尾幌221216
 2022年12月16日付『北海道新聞』朝刊が、14面で報道している。
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