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苛烈・確実な年貢収取 「門割 かどーわり」=薩摩島津家の農業経営・農政及び農地の制度210407

2022年04月07日 10時38分05秒 | 記録
 苛烈・確実な年貢収取 「門割 かどーわり」=薩摩島津家の農業経営・農政及び農地の制度210407

世に「一門 いち‐もん」とする概念がある。辞書に記載。
 「同じ家系、または、同じ家族の人々。一族。一家」=「藤原一門」。「仏教などで同じ宗派の人々」=「天台一門」。「学問・武道・芸能などで、同じ師匠や指導者をいただく人々」=「芭蕉一門」。、「特に大相撲の世界で、名力士の指導を受けた親方・力士の作る集団=「出羽海一門・二所ノ関一門・時津風一門・高砂一門、立浪一門」。「類語」に「一族・家・家門・血族・家系・家筋いえすじ・氏うじ・血筋・血脈・血統」など、あるとする。

 薩摩国・島津家で中世から成立したとみられる所領支配に「門割 かどーわり」の制度がある。
 複合家族の数戸を門に編成して耕地を割り当て,一定の年期ごとに割替えが行われた農業経営・農政及び農地の制度。そう、説明しておく。
 島津家及びその周辺の所領地では、経済的に「門割 かど-わり」制度、経済外的には「真宗禁制」の両面で農民支配が貫かれた。
 現在のところ推量の域を出ぬ。あえて記載。
 1)シラス大地に象徴される肥沃地と不毛地の混在する田畑に「割替え」は不可欠。
 2)<稲作に対する年貢収取に加えサトウキビ栽培や甘藷栽培など特殊農林産物に対する大名家独自の課税種収取が可能>であったか。
 3)(再録)経済的に「門割 かど-わり」制度、経済外的には「真宗禁制」の両面で農民支配を貫徹。
 1965年ころ、この概念を承知するも、近年になってようやく、文献の収集に努めているが
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