

自作豆本という場合、三通りの意味がある。
1 本文・画像などの内容もオリジナルの創作豆本
2 著名作家や画家の文芸作品や絵画・写真などを自分で編集して豆本としたもの
3 単に、自分で製本したという豆本。
講習会などでは、通常 3 の意味でただ白紙を本の形にするようなものも自作に含めるようだし、製本工房リーブルの豆本材料セットを購入して作っているのでは 3 にすぎない。
私の場合、1 は創作する才能は無いとして、せめて 2 の豆本を作ろうとした訳である。
かくして最初に作ったのが、宮沢賢治の「永訣の朝・夜鷹の星」そして「小倉百人一首」であった。ただ、賢治作品は我ながら不完全といわざるをえないものだが、「百人一首」の方は狩野探幽の画などもはいったまあまあの出来ということで、人様に差し上げても馬鹿にされないものだと、自分だけは思っている。
画像は 「百人一首」A8版からB11版まで。