豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

非売品になった豆本

2010年03月30日 | 豆本


 上掲写真は、東京の樋口一葉記念館内に展示されている拙作の一葉作品豆本。
 「たけくらべ」「にごりえ」「大つごもり」「十三夜」「わかれ道」の五作品で、五千円紙幣発行の際に、参考までに送ったところ、かく扱ってくれた次第である。
 展示といってももちろん、見る通り一葉女史の資料と並列されているわけではなくて、販売品の一葉グッズのショーケースのアクセサリーとしてである。それだって、一葉女史と同じ屋根の下にあるとなれば、作り手としてはまことに光栄きわまりない思いである。
 ところで、これが見学者の目に触れるとみえて、豆本購入を希望する人がけっこう多いということである。そのたびに説明してお断りしているのだが、それがたいへんというわけで、とうとう「非売品」の表示をわざわざ付けるにいたったそうである。

  

 作者としては実に恐縮至極というところだが、一方それだけ多くの人目に触れているという証拠なので、まことに嬉しいことである。
  
コメント
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