豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

豆本作り

2010年03月18日 | 豆本
 最近豆本ブームだといわれている。以前にも豆本が流行ったことがあったらしいが、これは好事家やプロの製作したものをコレクションするということだったようだ。
 これに対し近頃のブームは、パソコンの普及による豆本の自作、そしてインターネットを通して販売するということに狙いがあるようである。ある豆本プロの文章タイトルに「豆本の作り方、売り方」とあるからそれははっきりしている。

 私の豆本作りは最近のブームと一線を画しているつもりで、まずこんなブームになる以前から始めたものだし、また当初も今も販売することは考えていない。自分のくだらない文章やら下手なイラストなど本に作る考えなどもともと無かったし、ましてや、他人に「売る」などとはとんでもない話、あくまでも、「大作家の名作を自分の手で小さな本に仕立てる」ことが主眼で、「もしかしたらこの作家のこの作品の最も小さな本を最初に作ったのはこの私」という、他人からみればばかばかしい理由で次々に豆本を作ってきたのである。だから素人の手作りの粗末なものでも、中身は本物の名作ばかりだから、差し上げても喜んで、大事にしてもらっている。
 そしてごく最近では、文芸作品より浮世絵や西欧名画の豆本作りに熱中し、豆本はそのまま北斎や広重、ダ・ヴィンチやラファエロなどの画集のコレクションになってきている。
 そしてそれらのいくつかは、多分日本(あるいは世界で)最初・最小の豆本画集ではないかと思っている。


 画像はもちろん、ダヴィンチの豆本。正確にはダヴィンチとミケランジェロの作品集で、B8版の、私の自作豆本では最大のもの。
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