

暁斎の豆本は、『暁斎作品集』(横長本)と『狂斎(暁斎)百図』。
豆本を作る場合(といっても編集・印刷段階の話であるが) やはり小説のようなものより絵画・写真のような作品作りの方が楽しい。文章は部分だけを読んだだけではしいょうがないし、豆本とはいえ一ページ読むだけでも時間がかかる。しかし絵画は一目見て一応は全体がわかるから、ページの順など関係なくページ毎に独立して楽しめる。したがって版を組むにあたって、一枚ごとに配置しながらもそれぞれを観賞しながら出来るからである。
暁斎の画などは一枚一枚面白いのでついつい眺めてしまって時間がかかってしまった作品である。