豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

GALATEA その二

2012年06月19日 | 今日の美女
ガラテアのもう一人は 海のニンフでイルカに乗っての槍試合で勝利を収める。彼女にはアーキスという恋人がいたが、横恋慕した一眼の巨人ポリュペモスにアーキスは殺されてしまう。
 絵としては、二人を覗き見する巨人や勝利の水上パレードのさまが描かれる。

 G.Moreau               Alexandre Charles Guillemot      Johann Heinrich
    

 Raphael                 Boucher                  Giovanni-Lanfranco
    

 下の二つの作品はガラテアとなっているだけなのでどちらのガラテアか判らない。
 一枚目は手に赤い枝のようなものを持っているが、珊瑚のように見える。それと冠のような髪飾りからニンフのガラテアと推理するのは間違いだろうか。
 二枚目ダリの作品はガラ夫人を描いているということだが、下が青い海のようなっている。ならばニンフということになろうが、作者・作品・妻という関連でピぐマリオンのガラテアとも考えられる。ダリにはだまし絵のような複数のイメージを含ませた作品もあることから、二つのガラテアをダブらせたイメージにさらに夫人を重ねたものという素人考えは如何か。もっと言うなら、丸い球は泡のイメージとして、海の泡から産まれたというヴィーナスの意味もあるのではないか、というのは穿ち過ぎだろうか。

 Ginevra Cantofoli              S.Dali
    


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