豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

リベラルアート 補遺

2014年04月14日 | 今日の美女
◎ 左はボッティチェリのフレスコ画のリベラルアートで、一部漆喰が剥離している。
  この絵を「リベラルアート」の女性たちとみる理由が、始め判らなかった。しかし仔細に見てみると奥中央の女性が黒いものを持っている。これは「蠍 さそり」のようである。他のリベラルアートの絵の中にも右の絵のようにサソリと木の枝をもったものがあってこれは「論理学」であった。さらに右下三人の肩の辺りに曲尺があり、隣の顔の向うに天球儀らしきもの、下中央にあるのは楽器だろう。
 私の推定はこうである。左端の人物は若い男性のようで不明。立っている白衣は「数学」、次は「文法・論理・修辞」、高い所に座るのは「哲学」、左下三人は「音楽・天文・幾何」でどうだろうか
   

 ◎ Robert Bonnart はさまざまなセツトがあり、「7リベラルアート」もあるが、内容がかなり異なっている。
  上段は共通している「音楽・幾何・天文学」。  
    

  残りは「詩・絵画・彫刻・建築」で、日本人には「アート=芸術・美術」として文法や数学などは含まれないこちらの方が親しみやすいと思われる。
   

 ◎ 「天文学」のアレゴリーに似ているものに、天文を司るミューズのウラニアがある。
  下は左端が「天文学」、中央・右はミューズ ウラニア。中央のように星の冠をつけるが必ずそうとはかぎらない。
 Giovanni Francesco Barbieri                Tocque Loui                     Sir Edward Burne-Jones
     


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