この リベラル アートというのはギリシャに端を発して中世から現代に至るまで西欧知識教養人の思想の根底にあって支えをなす七つの学術学芸とでもいうべきものらしい。その七つとは「文法学・論理学・修辞学」という言葉に関する文系の学問と「音楽・数学・幾何学・天文学」の理系の学術である。どちらかといえば感覚に訴える情緒的な音楽が後者に纏められるのはピタゴラス学派の宇宙の構成と音楽との関連といった考えによるようである。
そして中心にあって七つを統括するのが「哲学」なのだろう。そんな内容が下右の絵ということになる。
◎ Crispijn de Passe the Elder
まずは個々の学問を具現化した女性像ということで、左から順にその特色を見ていく。
文法学 … 大きな鍵をを持つ。あるいは言葉の基礎ということか小さな子どもに教えているさまに描かれる。
論理学弁証法 … 両手の指を使って議論している様子か。なぜか小鳥が頭の上に止まっている。
修辞学弁論術 … 片手に巻いた紙、そして二匹の蛇の絡んだ杖を持つ。この杖、「ケデュケイオンの杖」という。
音楽 … 楽器の演奏。または横長の楽譜の本。
数学 … 石版を使って計算する姿。
幾何学 … コンパス・定規などを持って計測している姿。
天文学 … 上をむいて天体観測。天球儀。この女性だけ天使のように羽根がある。
◎ 下の絵は横長の一続きのえを真ん中の天文学をダブらせて二分したもの。
書かれた言葉は上の説明と英語からなんとなく判ると思う。
ところで、足元の小さなオジサンたちはなんだろうか。
各学問の代表的人物ということで、上段左から
数学ピタゴラス、幾何学ユークリッド、音楽トバルカイン、天文学プトレマイオス
これらの中で音楽のトバルカインたけが異質で、旧約聖書の弟殺しのカインの子孫で鍛冶屋の祖とされる人物。
トパルの異母兄弟にユバルという音楽家がいるのになぜ鍛冶屋の方が音楽の代表者になってトンテンカンとやってるんだろうか。
(プトレマイオス)、論理学アリストテレス、修辞弁論術キケロ、文法学プリスキアヌス(ラテン語文法学者)
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そして中心にあって七つを統括するのが「哲学」なのだろう。そんな内容が下右の絵ということになる。
◎ Crispijn de Passe the Elder
まずは個々の学問を具現化した女性像ということで、左から順にその特色を見ていく。
文法学 … 大きな鍵をを持つ。あるいは言葉の基礎ということか小さな子どもに教えているさまに描かれる。
論理学弁証法 … 両手の指を使って議論している様子か。なぜか小鳥が頭の上に止まっている。
修辞学弁論術 … 片手に巻いた紙、そして二匹の蛇の絡んだ杖を持つ。この杖、「ケデュケイオンの杖」という。
音楽 … 楽器の演奏。または横長の楽譜の本。
数学 … 石版を使って計算する姿。
幾何学 … コンパス・定規などを持って計測している姿。
天文学 … 上をむいて天体観測。天球儀。この女性だけ天使のように羽根がある。
◎ 下の絵は横長の一続きのえを真ん中の天文学をダブらせて二分したもの。
書かれた言葉は上の説明と英語からなんとなく判ると思う。
ところで、足元の小さなオジサンたちはなんだろうか。
各学問の代表的人物ということで、上段左から
数学ピタゴラス、幾何学ユークリッド、音楽トバルカイン、天文学プトレマイオス
これらの中で音楽のトバルカインたけが異質で、旧約聖書の弟殺しのカインの子孫で鍛冶屋の祖とされる人物。
トパルの異母兄弟にユバルという音楽家がいるのになぜ鍛冶屋の方が音楽の代表者になってトンテンカンとやってるんだろうか。
(プトレマイオス)、論理学アリストテレス、修辞弁論術キケロ、文法学プリスキアヌス(ラテン語文法学者)
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