涼しさは川ばかりではない。
揚州周延

揚州周延 いわゆる「月見」は「仲秋十五夜」だから、これは夏の宵か「孟秋」ではないか。

歌川広重(二代目)

喜多川歌麿

◎ 江戸時代は海辺の貝拾いや水に脚を浸す程度であったろう。明治になっても女性が海水浴をするにはかなり勇気がいったようで真中の周延の絵がそのあたりの説明になっている。「幻燈写心」というのは女性の心中の願望を幻燈のように写し出して現実の姿と比べ合わせるというシリーズで、海水浴に想いを馳せながら冷たい水で涼をとっているというわけである。
鈴木春信 揚州周延 宮川春汀



宮川春汀

作者不詳

◎ 大正・昭和」ともなればかくなる次第。
高畠華宵 三点



