◎ 12人のシュビラの後半6人。
ヘレスポントス フリギア




サモス ティブル




エウロパ AEGYPTIA




◎ 最後の二人については補足をしておくことがある。
まず 最後の「SIBYLLA AEGPTIA」は「エジプトのシュビラ」のことだと思うが、これが「AGRIPPINA」となっているものがある。左は一昨日に出したもので、画像では読みにくいと思うが下の文字の中央辺りに「アグリッピナ」と記されている。


◎ 次に二人の似たような絵を四枚ずつ並べてあるが、仔細に見比べると、周囲の飾り枠や月桂樹と思われる木の枝を持つ手が異なったりしていて、明らかに四種類の違った版であることが判る。どちらも左端が先出の版である。
さらに丸枠の右サイドの辺りに記された「EUROPIAE」と「AEGYPTIA」の名前が入れ替わっていることに気付かれよう・
どうしてこういうことが起こるのかわからないし、どちらが正しいとかは簡単に決められないが、これらよりもっと古そうな最下段の木版画では、帽子のほうが「エジプティア」となっている。
EUROPAEA AEGYPTIA




AEGYPTIA EUROPAEA





