逢身八契はもちろん「近江八景」のもじりで、各情景ももじりになっているのだが、それぞれの内容に通じていないとなんのことやらわからない。
お染久松の夕妾 夕照 ・ お七吉三郎の盤棊 晩鐘 ・ 松山椀久の情乱 晴嵐
梅川忠兵衛の喜伴 帰帆 ・ 小紫権八の床の通気 秋月 ・ お千代半兵衛の夜の涙 夜雨
お半長右衛門の楽顔 落雁 ・ 三勝半七の母節 暮雪
以下は歌麿の「お染久松」の、既出と未出作品を纏めてみたもの。
以下は別人の作品。
喜多川月麿 ・ 一楽亭榮水 ・ 歌川豊国
左は歌麿作とあったが「まさかいかさま」 右は中原淳一がお染を描いたとしたらこんな感じの「浮世絵屋の娘」