ある通販書籍の広告に「珈琲の豆本」というようなタイトルがあって購入したとろ、普通のA5版サイズの本であった。要するに「珈琲の豆(についての)・本」だったわけで、それをしゃれて言ったのである。グーグルなどでもただ「豆本」だけのキーワードだと3千9百万件にヒットするが、中には南京・豆本・舗というような豆屋さんも含まれるのと似たようなことだ。
ここで自慢をさせてもらうと、google検索で「豆本」とやると、最初のページのその2番目くらいに私の豆本サイトがあるはずである。1番目はWikipediaの豆本解説であるし、ほかは豆本の販売目的などのプロの人たちであるから、豆本販売には関係ない素人のサイトとしては健闘していると思う。また「豆本 広重」の検索なら最初の三つほどは、このブログも含めて当「我褸芥書房」のもので、以下は豆本と直接結びつかない広重の項目だから、公開市販されている広重など浮世絵の豆本は無いという、豆本収集家S氏の言葉通りであろう。
さて、ここに挙げた拙作のものは正真正銘の「珈琲(について)の・豆本」であることは確かである。「珈琲渇仰」と題して、寺田虎彦の「珈琲哲学序説」ほか2編を収め、川上澄生のカットなどで飾ったたものである。