春夏秋冬を表すのに神話の神を宛はるる形は古いものらしい。
一般に春は花の女神フローラ又は春の女神ペルセポネ・プロセルピナ、夏はデメテル・ケレス、秋はディオニソス・バッカス、冬は不明だが冥王ハデス・プルート又は時の神クロノスではなかろうか。
そして春は花輪か花束を手にした若い女、夏は穀物の束と半月形の鎌を手にした年増、秋は葡萄を手にした青年、冬は焚火に手をかざす老人として描かれることが多い。秋のバッカスは筋肉マン型と肥満児型、あるいはバッカスの手下の山羊足サティロスなどの場合もある。
下の例のように四季全部を女神とする形もあるようだが、秋は果物の女神ポモナのようである。
決め手がないのだがもしかするとホーライという季節をつかさどる四姉妹かもしれない。
「女神」とする根拠は、小天使がちょろちょろしているからである。
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