豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

Four Seasons 2

2015年09月15日 | 今日の美女

 春夏秋冬を表すのに神話の神を宛はるる形は古いものらしい。
 一般に春は花の女神フローラ又は春の女神ペルセポネ・プロセルピナ、夏はデメテル・ケレス、秋はディオニソス・バッカス、冬は不明だが冥王ハデス・プルート又は時の神クロノスではなかろうか。
 そして春は花輪か花束を手にした若い女、夏は穀物の束と半月形の鎌を手にした年増、秋は葡萄を手にした青年、冬は焚火に手をかざす老人として描かれることが多い。秋のバッカスは筋肉マン型と肥満児型、あるいはバッカスの手下の山羊足サティロスなどの場合もある。


      


      


      


 下の例のように四季全部を女神とする形もあるようだが、秋は果物の女神ポモナのようである。
 決め手がないのだがもしかするとホーライという季節をつかさどる四姉妹かもしれない。
 「女神」とする根拠は、小天使がちょろちょろしているからである。

      

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