◎ クレオパトラの最期 その三
シェイクスピアのドラマでは、クレオパトラの死を予測していたオクタヴィアス・シーザーがその場に来てクレオパトラをアントニーの傍ら葬るように命じる、というところまでである。
絵画ではそのあたりがはっきりしていないものもあって、前に述べたようにオクタヴィアスなのか、ローマの兵士なのか決め難いものがある。例えば初めのベラスケスの絵では一兵士のようだが、二段目あたりだとオクタヴィアスらしい。
Zacarias Gonzalez Velazquez
Luca Ferrari
Louis Lagrenee Pierre Mignard
Cecco Bravo
Louis Marie Baader
◎ 大物美女だけに長引いたが 一応幕が降りる。
※ ( はーい お帰りはこちらー ) 帰りのお土産のクレオパトラ
Gustave Moreau Elisabetta Sirani Carlo Maratti Joseph Coomans
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シェイクスピアのドラマでは、クレオパトラの死を予測していたオクタヴィアス・シーザーがその場に来てクレオパトラをアントニーの傍ら葬るように命じる、というところまでである。
絵画ではそのあたりがはっきりしていないものもあって、前に述べたようにオクタヴィアスなのか、ローマの兵士なのか決め難いものがある。例えば初めのベラスケスの絵では一兵士のようだが、二段目あたりだとオクタヴィアスらしい。
Zacarias Gonzalez Velazquez
Luca Ferrari
Louis Lagrenee Pierre Mignard
Cecco Bravo
Louis Marie Baader
◎ 大物美女だけに長引いたが 一応幕が降りる。
※ ( はーい お帰りはこちらー ) 帰りのお土産のクレオパトラ
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◎ クレオパトラの最期 その二
最期の絵だけでも選んで手元に取り込んだものは100点は越えているのきりが無いのだが・・・
Lucas Cranach Hans Makart Gyula Benczur
Hans Makart Claude Vignon
Bertin Louvre 16世紀ごろのカメオ
Jean-Andree Rixens Jhon Collier
Louis Jean Francois Lagrenee Reginald Arthur
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最期の絵だけでも選んで手元に取り込んだものは100点は越えているのきりが無いのだが・・・
Lucas Cranach Hans Makart Gyula Benczur
Hans Makart Claude Vignon
Bertin Louvre 16世紀ごろのカメオ
Jean-Andree Rixens Jhon Collier
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◎ クレオパトラの死 その一
アントニーの死を知ったオクタヴィアスは使者を寄こして女王にふさわしい扱いをする旨を伝えるが、結局はローマ兵に捉えられてオクタヴィアスの元に連れてこられる。再度女王とし丁重な待遇をするといわれるが、それはローマ市民に戦勝の証として見せるためだとして、拒絶する。
そして、密かに手に入れた毒蛇により自決するのである。
このクレオパトラの死の場面を描いた作品は数多くある。
※ 最初のドラクロアの「クレオパトラと農夫」は再出である。以前は何の場面か判らなかったが次の絵を見つけて、これが毒蛇の入手経路ではないかと推量したのだがどうだろうか。
つまり農夫は毒蛇の容器を毛皮に隠して持ち込んで、毛皮を見せているふりで容器を手渡した場面ではなかろうか。
Eugene Delacroix Michel Corneille
Giovanni Pietro Rizzoli Guido Reni Giovanni Pedrini
Luca Giordano Andrea Solari Benedetto Gennari
Jean-Baptiste Regnault Guercino Guido Cagnacci
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◎ アントニーの死
一旦はボンペイと三勢力の和解成立がありながらオクタヴィアスの野心などによる亀裂でアントニーは義弟オクタヴィアスと対決し結局自殺するに至る。死に切れずに居る所にクレオパトラの使者が来てアントニーは彼女の元に運ばれ、彼女に抱かれて息絶える。
Anicet Charles Gabriel Lemonnier
Nathaniel Dance
Pompeo Batoni
◎ 最期の場面は絵画によっていろいろ違っていて、その場にローマ兵が踏み込んできているもの、葬ったアントニーに密かに花輪を供えいるもの、クレオパトラも傍らで死んでいるものなどがある。
ドラマでは、アントニーの死を知ったオクタヴィアスが兵を送って捉えさせるのはその場ではない。
Bernard Duvivier
Angelica Kauffmann Alessandro Turchi
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◎ 彼のジュリアス・シーザーがブルータスらに暗殺された後のローマでは、所謂「三頭政治」の、ジュリアス・シーザーの養子オクタヴィアス・シーザー、アントニー、レピタスの三勢力が鼎立していた。
この辺りからシェイクスピアの作品と関係してくる。
今やアントニーは、エジプトでクレオパトラとの愛にに溺れていた。
Giovanni-Battista Tiepolo Kinuko-Craft Joseph Christian Leyendecker
Francis Philip Stephanoff
◎ 昼は魚釣り遊び 夜は女遊び・火遊び。 右の絵は Agostino Carracci の「春の絵画」
◎ こうしている間にローマの方で、三勢力には反逆するポンペイが戦を起こすというようなことから、アントニーはローマにも戻ることになる。ローマではなんやらかんやらあって、彼はオクダビアスの姉オクタビアと結婚することになる。
これを知ったクレオパトラは当然激怒する。
※ オクタビアの絵は二枚ぐらいしか入手出来なかった。
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シェイクスピアの作品内容より前の著名な二人のエピソード。
エジプトに遠征していたアントニーは連日盛大な宴を開いていた。クレオパトラはそれを冷ややかに見て「自分ならもつと豪華な宴に出来るという。出来っこないというアントニーと賭けをすることになった。そして開かれた宴はそれほどのものではなかったのでアントニーが勝ったというと、クレオパトラはワインの杯のなかに莫大な値打ちのイヤリングを入れて飲んで見せるという話である。その場面を描いた作品集。
Andrea Casali
Giovanni Battista Tiepolo
右端はいかにも庶民的なクレオパトラ
Giacinto Gimignani Francesco Trevisani Jan de Bray
Carlo Maratti Sir Joshua Reynolds
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エジプトに遠征していたアントニーは連日盛大な宴を開いていた。クレオパトラはそれを冷ややかに見て「自分ならもつと豪華な宴に出来るという。出来っこないというアントニーと賭けをすることになった。そして開かれた宴はそれほどのものではなかったのでアントニーが勝ったというと、クレオパトラはワインの杯のなかに莫大な値打ちのイヤリングを入れて飲んで見せるという話である。その場面を描いた作品集。
Andrea Casali
Giovanni Battista Tiepolo
右端はいかにも庶民的なクレオパトラ
Giacinto Gimignani Francesco Trevisani Jan de Bray
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昨日はクレオパトラのイメージダウンが大きかったので、口直し,いや眼直し、見直し、色直しをしよう。
尤も、普通にクレオパトラと言っているのはクレオパトラ七世とのことだからご先祖の方だっかもね。
まずは美人女優のクレオパトラから。
Vivien Leigh Elizabeth Taylor
大抵の人のクレオパトラのイメージはこういつたピンナップ的なもののようである。
ピンナップ画家 Henry Clive 作品三点
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クレオパトラについては、シェイクスピア作品のヒロインとして著名なわけではないから当ブログでも既述しているし、絵画も劇の場面として描かれていないことが普通なのは言うまでもない。
そこでシェイクスピアは脇に置いて、眺めてみよう。
まず、古そうな木版画・銅版画のあたりから。ほとんどは毒蛇による自殺場面である。
John Wright Cleopatra
デブ・ブスのクレオパトラと考えないでもらいたい。美の基準は時代により大きく変わる。
あなたも古代に生まれていたのなら三大美男の一人に絶対なれたはず。
クレオパトラとアントニー
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さて、シェイクスビア劇の真髄 第三部悲劇編のヒロインたちである。
ただ以前からお断りしているように、作品の内容を紹介するのではなくジョン・ウイリアム・ライト描く作品内の女性像を中心に眺めるのが目的だから、どんな話か判らなくてもその点ご諒承願いたい。
◎ 「タイタス アンドロニカス」初期の最初の悲劇。
タイタスはローマの将軍で、ゴート族討伐で勝利を収め、ゴート族の女王タモーラとその息子たちを捕虜として連れ帰る。
この後、タイタスの娘ラヴィニアと息子・孫、タモーラの息子たち、ローマ皇帝の跡目で対立する皇帝の息子二人が絡んで復讐が繰り返されていく、それもタモーラの息子たちが美女ラヴィニアの夫を殺し強姦したうえ舌と両腕を切るとか、タイタスがタモーラの息子たちを殺して作った肉パイをタモーラに食べさせるといった残酷、凄惨な内容である。
LAVINIA 3点
John Wright H. Cook
Samuel Woodforde Edward Smith Thomas Kirk
ヴィヴィアン りーのラヴィニア 舞台写真と思われるラヴィニアとタモーラ
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最近は写真と絵画の差がなくなったというのか絵のような写真あり写真のような絵画ありで、写真は原則として取り上げないつもりだが、私には区別できなくて、絵画のつもりが写真だったということも多いと思う。
今回も初めは絵画のつもりだったのがダン・ラッセルという写真家の作品と判った。しかしせっかく集めたのなので並べてみた次第である。
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