スポーツの盛んな地域ってあるもんです。
僕の知る栃木県もそうです。
草テニス大会なんかにも平気で国体選手が出てきます。
そんな選手が出て来るなんて考えていませんでしたから、
選手がシードなしの一回戦から登場。
主催者の倶楽部員は一応全員参加でしたから、当った人は
運が悪いか良いお勉強ってぇことです。
僕も一回戦はともかく、次のボルグもどきのドライブ男に
ヤットの事で勝ったのに・・
国体選手にはスキなどありませんから何処に打っても
厳しい返球・・・。僕がポイントを取れたのはミスショットが
運良くネットを越えた(相手の予想外)時だけでした。
僕に打たせて何処に返球が来るのか判っていて先回りして待って
いたんですね!!!
自転車もそうです。
100キロを5時間以内で走れば完走とみなされてタイムが
記入された証明書?が発行されます。
国体の選手達は3時間程度で走り切ります。
僕達3人が参加した時、一人は補助車を外して走る練習を近くの
グランドでしました。何度も何度も転んでは自転車を起して
「また明日にすれば・・・」と言われても首を振り涙を浮かべて続け、
日が沈む少し前に身軽な自転車をこいで帰宅しました。
もう一人は2歳の時に初めて自転車に乗った時にいきなり
走り出しました。その自転車には補助車は付いていませんでした。
雪が降ると日が暮れるまで滑る路面で転びながら笑っていました。
参加したサイクリング・コースは自転車の世界選手権が
行われた古賀志山を含む今市や鹿沼で、
スタート・ゴールは大谷観音でした。
平地からつづら折れが続く古賀志山に入ると天才君大ブレーキ状態で
大苦戦。一方根性さんはスイスイと余裕の表情。
そこで各自のペースで走る提案。
見る見る間に根性さんの後ろ姿は小さくなってカーブに消えました。
根性さんのペダルはシューズをロックできないので、
引き足は使えません。足をロックできればペダルを踏みながら
一方の足でペダルを引き上げる事ができるので力強く楽でです。
足を捻ればロックは解除されるシステムになっています。
スキーのビンディング同様で重いルック社が最初でした。
スキー用のルックも重かった~
僕が始めた頃は皮のベルトやナイロンでワンタッチ調節でしたが・・・
残った二人は道路幅を一杯に使って傾斜をゆるく感じながら
遅い方のペースで登り始めました。時に押しながら歩き、
ヒザを痛めぬよう注意しながら登りました。
曲がっても曲がっても坂は続く感じで頂上に着いた時には
ヘトヘトになりました。
頂上付近で顔見知りに根性さんの通過を知らされて一息ついて
さて下り。天才君の最も好きな場面です。
ここで再び提案。「自分のペースで行こう」
天才君はもの凄い速さで勢いよく後輪をスライドさせながら、
これまたコーナーに消えて行きました。
僕は転ばぬ程度のスピードで下ってから今度は僕自身の
ペースを掴もうとサイクル・コンピューターをクランクの
回転数表示にセットして走り続けました。
サーカーでも自転車でもアシストはストライカーやエースの
引き立て役ですがエースが活躍してくれれば、遥か後方で
アシストは会心の笑みを浮かべていると思います。
もすぐツールがパリのシャンゼリゼ目指してスタートします。