下町のパンを食べてみませんか?

千住、緑町ゆうやけ通り下町のパン屋パレット

一枚の写真

2006-06-25 00:39:43 | 夢見るお年頃

一枚の写真を見ました。
見たことも無い真っ白な車の写真でした。
友人が学校に持ってきた彼の兄の自動車雑誌でした。
車の名前は chaparal チャパラル・白い怪鳥でした。
砂漠で間抜けなオオカミ相手に「ミンミン」と鳴いて走り去る
あの鳥と同じ・・・(見た事のある TV番組 のアメリカ漫画)
衝撃的だったのは、それまでのレーシングカーが
空気の抵抗を減らすデザイン(流線型)だったのに対してチャパラルは
ボディに当る空気のチカラを利用して車体を路面に押し付ける
デザインだったことでした・・・ウイングやスポイラーも
F-1よりCAN-AMの方が進んでいました。
あのルマンで不幸な事故を起し、参加をしなくなったメルセデスを
除けば積極的に空気の抵抗を利用した
最初の車ではないかと思います。
それまではピニンファリーナのデザインをまとったフェラーリを
美しいと思っていましたし275GTーBや250LMが好きでした。
今でもP-4は史上最高に魅力的な車だと思っています。
一方では成り上がり、英国製の小さなボディに大きなアメリカンV8
エンジンを詰め込んだパワフルなコブラやそのクーペ、デイトナも好きで、プラモは今でも宝箱に何台か手付かずで入っています。
写真やTVでは大きく見えたデイトナクーペも実際に
見て座った時はなんて小さい車だと驚きました。
薄い皮製のシートには幾つもの空気抜きの穴が
開いていたし、フロントのサスは一本のリーフスプリングを
横にしただけなを見て驚愕・・・
これでルマンやデイトナ、フジまでも走ったのかぁ・・・
さて写真に魅せられた雑誌ですが、その後も続けて
数ヶ月間魅力的な写真に魅せられて買いました。
でも読んでいるうちに写真以上に記事に魅力を感じてしまいました。
編集長が代わっても暫らくは買い続けました。
400冊以上あるその本達をいつか長~い自由時間ができたら
読み返えすかも知れないと思っています。
最も印象に残る一枚の写真はオランダGPのザントフールト
サーキットでSONYの看板をバックに走る初期のHONNDA F-1!
最初は魅力的な写真に見とれて買っていましたが、
結局は中身の記事に夢中になって購読を続けました。