父の生活は納得のゆかぬ事ばかりだったらしく
器用に立ち回れる訳も無く
さりとて達観してた訳でもなく
如何に理不尽だったかの話を聞かされました。
まるで家族同然に愛されている ような車もあるもんです。
VWのバンは先代のデリバリーバンもそうでしたが
長い年月を越えて多くの人達から愛されているような気がします。
デザインや使い勝手のよさ全く凄みを感じさせないエンジン。
飛びぬけた高性能とは無縁かもしれませんが何故か許せてしまう
それどころかオーナー達はイトオシク思っているらしいのです。
フロアーから斜めに生えているシフトレバーも最初は違和感を
感じましたが使ってみると至って自然だったり
簡単に後席を移動させたり取り外したり出来るんです。
このスペースに車椅子も楽々と入ります。
シルエットは初代ワゴンRがパクッタかと思う軽のスッテップワゴン
のようですが室内は広大で外見は尖った感じがせず好感が持てます。
走行性能は全くダメかといえば安定安心は当然として
乗る人が乗れば遅くないそうです。
雨の首都高でヴァナゴンを抜こうとして外側から
追い越したセダンはコーナー出口でスピン。
危うくヴァナゴンも巻き込まれそうになったそうです。
ヴァナゴンは F F ですがその時は若干カウンターを
切って D でベタ踏みの状態だったとか・・・
勿論スピードを落とせばカウンターステアなど使わずに
安全に走れますが彼はリアが滑り出したのでアクセルを
急激に戻すとスピンしてしまうと考えて踏み込んだそうです。
僕の感想は街中では大きさを感じさせずに見切りがよく
車が小さく感じて自分の運転が巧くなった錯覚をします。
ヴァナゴンに乗っているとバイクのような意識を感じられるそうです。
滅多に出会う機会の無いヴァナゴン同士が出会うと初対面のオーナー
同士にもかかわらず互いに手を振り合ったりライトを点滅させたりの
挨拶があるそうです。
バイク同士が郊外を走っていてすれ違いざまに手を振るように。
そんなオーナー達に愛されながら走っているのが
ヴァナゴンの最大の魅力かも知れません。