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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

ミニチュア版男女そうかん図?

2006-06-18 | 熱帯魚
いやー、魚の世界から学ぶことは沢山あります。
日曜日、朝からのんびり金魚などを眺めていたら、元からいるプラティのオスが何とも人間そっくりで…。
グッピーはオス同士、メスを巡って多少争いはしますが、適当に相手を決めることで何となく落ち着いているようです。
゛空き゛のメスがいたり、オスが1匹しかいない場合はハーレム状態になりますが、それほどオス同士が激しく争うことはありません。

ところが一見金魚のような可憐な姿のプラティは、意外にもハーレムを築く魚なんですね。
元からいるオスは、昨年末生まれた長女(少女から娘、母へと脱皮期?)、その後生まれた妹へとどんどん勢力範囲を広げています。
彼の゛糟糠の妻゛は1匹病死したので、今では1匹だけになりましたが、これが老衰になった途端、見事なぐらい見向きもしなくなりました。

そしてはっきり言うと、゛娘゛を追いかけ回しているのです。
ある大きさになると気になって仕方がないらしく、新しく成人した娘の横へ次々と泳ぎ寄っていきます。
一方の、大きくなった息子は目の敵。視界に入るや、ものすごい勢いで追い掛け回して水槽の隅に追い払ってしまいます。

もう1匹、大きくなったプラティは割とスリムなのでオスだとばかり思っていたら、娘だったことが判明。
゛お父さん゛がことのほか優しいのでわかりました。
近親結婚は魚の世界だってタブーです。
しかし人工的な環境で飼うとそこら中家族か、親戚だらけになってしまいます。
魚のためにも新たな血統の他魚が要るなと思っていたら、あっという間にこのありさま。

そしてプラティ、グッピー共に、メスは食べることにしか関心を示しません。
ひたすら食い意地が張っているのです。
かたやオスは゛子孫繁栄゛しか頭にないよう。
人間界も造物主から見たらこうなんでしょうが、何だか寂しくなってしまいました。
一夫一婦は為政者が管理しやすいよう、生み出した仕組みとは承知していますが、魚を見ると人間の一生を凝縮して見ているように感じます。
(画像は最近の水槽です)