夢かけ風鈴を見終わった後は、
どんよりとしたに少々不安を感じながらも、次に目指すは“風天洞”。
もう何年か前に行ったことがあったけれども、印象としてはたくさんの像が飾ってあり、涼しい洞窟のようなところを歩いていったなぁ程度しか覚えていませんでした。
でも、その前に樹齢1000年以上の貞観杉を見なければ!!
小渡から貞観杉がある場所まで、頑張って上ったという感じです。
久々に山道です。
曲がり角のその向こうに、きっと頂上があって下りになる…そう思って期待がはずれて落胆して、また上る。そんな繰り返しでした。さすがに足はヘロヘロ。当然普段から鍛えてないですから途中で何度も休憩してしまいましたよ
集落がみえ、道も開けてきました。
やっと案内看板がありました。
あっ、あそこにみえるのは貞観杉
お隣には神社があります。巨木と神社仏閣は離せません。
老樹だからこそ、かもしだす雰囲気がありますね。
貞観杉をみたあとは、いよいよ風天洞へ。
上った分、下りがある、、、そんな感じで、今度はスピードを加速させながら下って行きました。
でも、あんまり下りすぎると、もったいない、という気持ちになるというか、また上りがあるんじゃないかという不安に駆られます。
途中、曲がる道がわからず、不安げに地図をみていると、トラックに乗った男性の方が声をかけてくださり、丁寧に風天洞までの場所を教えてくれました。こういうのって本当に助かります。
ついでに、
ずっと下って行くだけで着きますか?
というと、
いろいろある…
と意味深げに答えてくれました。
まったくその通りでした。
途中まで快適に下って行きましたが、やっぱりまた上りになりました。
小渡から貞観杉ほどではないけれども、弱り切った?体には辛い上りでした
せめてもの救いはカンカン照りではなかったことです。
もしやしたら干物状態になっていたかと(とりあえず水分補給はまめにしてましたが、家から持っていったのだけでは足りなくなってしまいました)
でも、ここは根性!やっと到着しました
観音様のオンパレードで出迎えという感じが。。。
辺りを見回して、平日だからなのか、誰もいません。もちろん駐車している車さえも。
でも、せっかくきたのだから、行かないわけにはなりません!
道路から、しばし歩いて山を登っていきます。
自転車を放置しておけないんで、いや、不安に感じるので一緒にひっぱって上がりました。
狭い山道には、七福神が並び、
そして、山の頂上あたりから、何やら拡声器で言っている声が聞こえてきます。
ちょっと怖い…
途中、タヌキの神様まで並んでいましたが、一体おなかが破壊されているではありませんか。
ひぇ~怖くなってきた…
でも、ここで引き返すわけにはいかない!勇気を振り絞って足を前に。
山のせいか、虫がいっぱいまとわりついてきます。
それをふり払いながら、やっと風天洞の“洞窟?”の入口へ。
入場料1000円。
あたりを見回しても誰もいないけど、洞窟の入口にある建物には、おじさんが受付するために座ってました。
自転車を入口に置き、せっかく来たのだから、思い切って入場料を支払いました。
有り難いお札とろうそくとマッチをいただき、カワグチヒロシ体験隊のような気分で洞内へいざいざ!!
ヒンヤリした洞内には、いくつもの神様が祀られていました。
怖がりなわたしは、写真なんか撮ってられません
は、早くここでなきゃっ!!ってそれじゃ、入場料払った意味がないでしょ!
狭く起伏が激しい洞内で頭を石にぶつけながら、正直びくびくしてましたが、欲をなくさなくてはならないというのに、ちゃっかり銭洗いなんかして、結局さりげなく楽しんでました。
洞内は大体15分から20分。
やっと出口間近になったときは、ムッとした地上の熱気と虫がまたまとわりついてきてうれしいやらかなしいやら
洞内をみてこれで終わりかと思えばそうではなく、矢印が示す方向を歩くと、これまたなんとも不思議な場所に行きつき、歴代天皇の肖像画(想像の部分もあるでしょう)が、ずらっと飾ってある部屋があったり、とにかく不思議ワールド全開でした。
ここの岩の下を抜けると、やっと終了。
売店のお隣にある休憩所に女性がひとり。
一瞬女性が休憩所の縁側に座っている姿と不思議ワールドがあまりにもマッチして(巨匠黒沢監督の世界?)、ドキッとしましたが、ゆっくり上がって休んでいってくださいということで、ちゃっかり抹茶を一服ごちそうになりました。(女性はいいひとなんで、なんてことはないですけどね)
あとで、インターネット調べてわかったことなんですが、ここってB級スポットで有名だったんですね。
(日進の五色園もB級スポットでした。あそこも行きましたがなかなかおもしろいです)
とっても納得しました。
ある意味、すごいところだと思います。
期待するものが何かにもよるでしょうが、不思議ワールドを体験したい人にはお勧めです
ということで、山修業?をしたあと、かなり足に疲れが来ているものの、次に目指すは足助。
今度は上りがないといいのだけど、そう願いつつペダルをまたこぎ始めました。
…つづく…
今回のルートはこちらでみれます。
走行距離(自宅ー小渡ー足助ー自宅)…86.8Km