おばんです……
先月の(5月)いつ頃だったか?真夜中に、夢うつつに鳥の声を聞きました。翌日も、その翌日も、闇夜に鳴く声で目が覚め、朝ごはんのとき父に尋ねました。
「お父さ~ん。…モグモグ… 夕べ真夜中に鳥が鳴いてたんだよ。あの鳥は夜行性じゃないと思うんだけど、なんだか取りつかれてるみたいな鳴き方してさぁ、鳥もボケちゃうことがあんのかね?」
父 →「……モグモグ…。何の鳥?」
私 → 「あれはねぇ、ホッチョ タテタ って鳴くやつ、ホトトギスかな!」
6月に入って ますます盛んに鳴くようになり、ここ数日は朝から朝まで「いつ寝てんの⁉️」という調子で「ホッチョ タテタ! ホッチョ タテタ!」と、わいわい
昨晩などは2時とか2時半です(*>ω<*) 目が覚めた時はいつも時計を見るのですが、0時半 とか 2時台が多いです。ま、私が目覚めやすい時間帯なのかも知れませんが。
移動しながら鳴いているようでして、お良しの寝床の至近距離で声がしたと思うと、だんだん遠くなっていきます。それもなかなか風情がある感じなのですが、なにせまだまだ寝たいのです! ホトトギスが三浦富士の山腹や川沿い、神社の森、どこかの電信柱、屋根の上などを飛び回っている姿を思い浮かべながら、ふたたび眠りに落ちる日々を送っています。
今日は朝から晩まで キョッキョ キョッキョ という声が谷間に響いていましたね。
2021年6月1日 ユーチューブ映像を追記しました「ホトトギスの鳴き声」
本日の三浦半島地方の日の入り18:58。
夕焼けがきれいでした~。三浦富士の山裾の田んぼからのカエルの大合唱が聞こえ始めてきてました。
今夜のホトトギス出没はいかに⁉️( 。゚Д゚。)
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「ホトトギスの鳴き声」解説 ← クリック
★ 夜中に鳴くのは、縄張りの主張をしている。雌にアピールしている。静かな夜中の方が声が良く響いて、雄が自分の存在を示すのに都合が良い。
★ 「ホッチョ タテタ」という鳴き声の表現は、お良しが岩手県遠野の伝承・民話から引用したものです。実際よく通用しているのは → 「特許 許可局」に代表される「キョッキョ キョ キョ キョ キョ」( 後ろの キョ が3回になるときもある )ですね。
( ´_ゝ`) 「ホッチョ タテタ」という表現には、岩手県遠野に伝わる悲しくも残酷なお話が関わっています。
昔、あったずもな。貧しい姉妹がいたんだっけが、食べ物にも事欠いて、いつも腹ぁすかしてたんだと。
ある日、妹が「姉さ、自分だけ芋食ったに違えねえ。姉さの腹かっさばいて見てみよう!」って言って、姉っこの腹ぁ包丁で切って中を調べてみたんだと。したら腹ん中は何にも入っていない空っぽで、芋は妹さ食べさせようとして着物の袖さ大事に入れてあったと。
妹は後悔したぁ、後悔したぁ。
「姉さの腹ぁ、包丁でかっさばいてしまった。包丁をたててしまった。包丁たてた、包丁たてた……」
って、泣いて泣いて悔やんだと。
それを見ていた神様が不憫に思って、その泣いてる妹さ鳥にして 天に上げてやったんだと。
それで、今でもその妹さ「包丁たてた、ホッチョ タテタ、ホッチョ タテタッ」って、鳴きつづけてるのさ。
…どんどはれ…
たしか姉のほうは、神様が「カッコウ」にしたと思います。
( 私が語り部から耳で聞いたものを 思い出して記しました。言葉遣いに不備があると思います、ごめんなさい )
投稿翌日追記
申し訳ありません、そうとう 嘘っぱちな内容でした・・・
正しいお話 ↓
姉妹がいました。ある日、姉が芋を焼き、まわりの堅いところは自分が食べ、中の柔らかい部分を妹に食べさせました。しかし妹は、姉がさきにおいしいところを食べたと思い、姉を包丁で殺してしまいました。姉はカッコウになり、「ガンコ、ガンコ(堅いという方言)」と鳴いて飛び去りました。妹は自分の誤ちを知って後悔し、ホトトギスになり、「包丁欠けた 包丁欠けた」と鳴いています。盛岡の一地方では、いまもホトトギスのことを「包丁かけ」と呼んでいるとか。 《遠野物語》