お良しなさい日記♪

三浦半島からこんにちは!

青い蝶「ルリタテハ」がサナギになりました !(^^)!

2021年10月12日 20時36分32秒 | 自然界 観察小屋

 ★ 画像は「小学館の図鑑 NEO イモムシとケムシ」より ★

 

9月から実家の庭の「ホトトギス」という秋の植物をムシャムシャ食べていた毛虫が、10月11日の夕方に「蛹化」しました。偶然、その瞬間を目撃することができました!

 

 実父が暮らす家の庭にて、この毛虫( ルリタテハの幼虫 )を発見した時の記事

 

 3匹の幼虫が育ちつつある頃の食草「ホトトギス」

 つぼみがいっぱい!

 

 その頃の幼虫。特につぼみが大好物みたいでした~♡

 先が枝分かれした「毛」というか「突起」がいっぱい!!! 白く見える毛の先端は、よく見ると黒い色をしているんですよ~。

 

 

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 時は流れて・・・

 

 10月10日の 同じ株のホトトギス

 この株は幼虫のムシャムシャ攻撃に遭わずに よくぞご無事で~♪♫♪♫♪♫♪♫

 

 しかし、跡形もなく食べつくされた株の下の方では・・・

 

 1匹がこのようにぶら下がった状態でじっとしているのでした・・・

 食べるのをやめて静止するのは、脱皮か蛹化する直前の行動です。

 

 この前日の10月9日には、株のてっぺんのつぼみをムシャムシャ食べていたのですよ。てっきり、その後 他の株に移動して さらに食べ続けるんだろうなぁっと思っていました。

 

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 そして翌日の夕方・・・

 

 まっすぐにぶら下がる幼虫

体がやせて細くなっています。サナギになる前に、体内に残った糞や体液を 肛門からジャーっと出してしまったからです。

 

 動画でお見せできないのが残念ですが、この時 体の表面を波打たせてゴニョゴニョしていました。

そしてまもなく・・・

 背中が割れて・・・

 

 

 

 

 背中が割れ始めてから ここまで1分足らず

 

 すごい勢いで体をくねらせて、最後に残った皮を振り落とそうとしています!

 

 ぽろんっ! コロコロ・・・

 

 トゲトゲがあった皮が取れました。拾い上げて観察したかったのですが、素手で触ったら痛そうなのでやめときました(≧▽≦) あっはっはー

 

 毛虫だったころの 顔や手足がなくなって、ただの物体みたいになっちゃったのですが意思はあるようで、 グゥーーーッと背伸びしたりしているんですよ! あっはっはー ← お良し、笑ってばっかりなのは、かわいいと感じているからデス

 

 他のホトトギスの株や、周辺のシダなどに紛れた場所に隠れるようにサナギになりました。

 素晴らしい~!

( イモムシ、ケムシは目が見えていないそうですが、よくわかるなぁ!と感心します。

アゲハの幼虫のサナギが 緑色のと茶色いのがあるのは、自分がいる場所がツルツルなら緑色の茎、ザラザラなら茶色い枝・コンクリートの壁 などというふうに判断しているかららしいです! そこに合わせた色で擬態してサナギになるのです。すごい能力・本能ですね!)

 

 

 お腹側から見たところ

 黄色い矢印の先っちょの角みたいなのは、将来触覚になるところかな?

 

 前々日はまだ葉っぱを食べていたのに、前日からじっとしているうちに 体が変化して、皮が剥けちゃうって!? いったい どーゆー激変をやってるんだか 人間の体で( たとえば私自身に置き換えて )想像してみたら びっくりです!

 

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 そしてそして、本日10月12日朝・・・

 

 体がすっかり固まって、多くのチョウチョに特徴的なサナギの格好になっていました。

 

 アゲハチョウと違うのは、お尻の一点で支えてぶら下がっているところですね。風でブラブラしているのですが落ちたりしません。口から出した糸でしっかり止めてあるのです。

 私は蝶になって出ていった後の脱け殻を引き剥がそうとしたことがありますが、ナイフで削らないと取れないぐらいしっかり着けてあるのですよ~!

瞬間接着剤のアロンアルファもビックリでしょう(^-^)!

 

 

 ルリタテハの幼虫とは知らずに6匹ほど退治した私ですが、その時とりこぼした3匹の幼虫がみんないなくなりました。あとには先端に種ができ始めた花が咲いているばかりとなりました(#^.^#) よしよし!

 

「ホトトギス」の名の由来は、鳥のホトトギスの体の模様に似ているからだそうです。

で、今回 はじめてよーーーく観察してみて気がついたことがあります。それは、花の中心のあそこは「しべ」でしょうか? 透明なつぶつぶがいっぱいついているようにみえるのですよ~。でも、老眼の目をこすりこすり見ると、じつは粒じゃなくて「かぎづめ」のような形をしています! 

 

 まったく植物というものは良くできてるなぁ!と感心するばかりです~

 

  今回なにが一番驚いたかといいますと、本日10月12日から急に秋らしく涼しくなりましたよね。風向きが北東に変わって気温が急に下がり、雨も降りだして。

そうなる前日にサナギになったということ、それも最後の幼虫でした。そういう気候の変化も本能的に察しているのかなぁ?と不思議に感じています。

 

 最後に!

 このサナギはまもなく枯れゆく葉っぱにいます。この秋のうちにチョウチョにならないと 地面に落っこちてしまうということですね。

ということは! このまま越冬しちゃうのではなく、近々 成虫の青い蝶の姿が見られるのではないでしょうか!((#^.^#) ヤッター♡

 

 また私が見ている時だったら嬉しいなぁ!

( たぶん 夜間でしょう、残念!お子ちゃま お良しは きっと夢の中・・・