Chapter 13 : Gryffindor versus Ravenclaw
ロンとハーの友情の終り。。。。
でも,こんな状況下で,時々ハリーがハーマイオニーにかけてあげる言葉の優しい事。
守護霊はかなり良い感じになってきました。あとは実践あるのみ。バタービールに反応するハリーを怪しむルーピン先生。
レイブンクローとの試合に備えて,ファイアボルトを使っての練習が始まりますが,ハリーは,練習の終りに例の黒犬の視線を感じます。クルックシャンクスが出てきたので怒るロン。(汗) ハリーの晴れ姿を密かにクルックシャンクスと楽しんでいたシリウス犬の姿が頭に浮かんで参ります。
いよいよ試合の日,それはハリーにとって1つの運命の出会いの日でもあります。チョウ・チャンですね。しかし,ハリーはそんないい箒に乗っているのに,ぴったりチョウにマークされてます。よっぽど良い乗り手なのか,ハリーは,結局大した事なかったのかなあ。それにしても,ハリーの行く手を何度もブロックしたとありますので,かなり気の強い子だったんですね。
リー・ジョーダンは,試合を忘れ? ファイアボルトに関するコメントばっかり。(笑)
すると,会場にまたしてもディメンターが。ハリーは早速完成した守護霊の技をお見舞い。見事成功!‥と思いきや,悪戯を企んだ,マルフォイ一派と,キャプテンマーカス・フリント。まあキャプテンのくせに何子供っぽい事やってんの~(爆)
しかしその夜,恐ろしい事件が。何とロンのベッドに,シリウス・ブラックが立っていたというのですね。へぇぇ~何でロン? サー・カドガンが証言してくれなかったら,ロンはバカを見る(笑)所でした。シリウスにして見れば,ハリーが調子を取り戻したのを確認して,あのにっくき奴をやっつけたろう,という所だったのでしょうか。しかし,ピーターって悪運の強い奴ですねぇ。(笑)
犬って,ホグワーツ城内では,セキュリティシステムにひっかからないのでしょうかね?
Chapter 14 : Snape's Grudge
ここで4巻の伏線とも思われる現象。ロンは初めてハリー以上に注目された事を,事のほか楽しんでおります。
ハグリッドが,ハリーとロンを呼び出して「警告」。ハーマイオニーが1人でいるのを心配しての事でした。猫なら皆やる事だろうよ。鼠や箒の事なんかより,友達を大事にしろ!
"I thought you two'd value yer friend more'n broomsticks or rats," いい言葉ですね。ハグリッドは,人の心を見抜くのが上手です。
またまたホグスミード訪問日が近付いて参りました。ロンはハーマイオニーを無視してハリーを誘います。ホグスミードに行く秘密の抜け穴の入り口の,こぶのある魔女の像付近を,何故か入念にチェックするスネイプ先生。彼はここが抜け道と知っているのでしょうか? 後で出てきますが,暴れ柳や,叫びの屋敷の事はわかっているようですが。。。。
今回は透明マントを被ってホグスミードに出かけたハリーですが,ドラコ達をからかうのに調子に乗り過ぎ,「頭」を目撃されてしまいます。スネイプ先生の追及に,妙に静か過ぎて,かえってアヤシイぞハリー。(笑) 忍びの地図が見つかってしまいますが,幸いスネイプ先生は開く事ができません。ただ,ムーニー プロングズ パッドフッド ワームテールが,揃いて,スネイプ先生をバカにする文章を並べております。(笑) スネイプ先生って,このニックネーム,知ってる? 5巻で,ハリーが一生懸命彼に,パッドフッドが捕まったと伝えていましたが,通じたのでしょうかね?
スネイプ先生は,何を思ったか(単純にDADA担当ジャンルという事か,それともジェームズの臭いを感じたのか,やっぱしニックネームを知っていたのかな‥)ルーピン先生を呼び出して注意しますが,さすがルーピン先生,スネイプ先生を欺き,ハリーを助けます。彼は,不注意に?,その地図を知っている事を言ってしまいますね。やっぱりハリーがジェームズの息子なんで,ついつい気が緩んでしまうのでしょうか。当然,ホグスミードへの秘密の道の事だって,お見通しですね。(笑) これでバタービールの一件の謎も解けた?(笑) でもハリーから地図を取り上げたのは,自分が教師である事からのモラルと,セキュリティの為。。。ああ,ハリーがホグスミードに度々出かけるのを恐れたのでしょうかねえ。
ここで,
spark noteという,有名なリーディング・エイドを覗いてみました。それによると,この章のポイントは,ハリーが自分の行動についてちょっと反省すべき所だとあります。1つはハーマイオニーの事。まさに,箒や鼠より友が大切でしょ,ですね。ハーは絶交を恐れず友の安全を優先してよかれと思った事をしたのですから。もう1つは,ホグスミードの事。両親が命に代えて守った命を,軽々しく出かけて,つまらない事で無駄にするなという諌めです。ルーピン先生の,
"these mapmakers would have wanted to lure you out of the castle."はなかなか「しゃれた」セリフですよ,mapmakersにはシリウスも含まれていますから。(この時まだルーピン先生はシリウスを疑っています)