ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

OOP CD : Chapter 37: The Lost Prophecy (1)

2005-05-31 21:39:41 | ハリポタ5巻
1番難しい5巻の,ついに1番難しい章に来てしまいました。。

ポートキーでホグワーツの校長室に連れてこられたハリー,Phineas Nigellusが話しかけますが,静かな幕開けか‥,と思ったら,‥ダンブルドア先生に,ハリーいきなりすごい癇癪。ダンブルドア先生の所有物は壊すわ,話は聞かんわ,驚きの展開に,最初は私もエライ違和感を感じました。(いや,今でも‥(汗))

Phineas Nigellus,ダンブルドア先生を嫌うハリーを見て,やっぱり生徒は‥と喜び始めますが‥いやあ,普段なら(笑)にしたい所なんですが(汗)

特に,シリウスに関する事は,ハリーは何を言っても聞く耳を持ちません。
ハリーの怒りに押されてついつい聞きそびれてしまいそうですが,ダンブルドア先生は,シリウスに,Kreacherの危険性を説いたようです。Kreacherは,この年に入ってからナルシッサ・マルフォイに仕え,シリウスにとってハリーが大切なものだという情報を漏らしていたんですね。これドラコに知れてたらイヤですねえ‥。あの日バックビークにわざと怪我を負わせたのは彼ですか。ホントにイヤなヤツですね。しかし,ハーマイオニーは正しかった。彼女自身もKreacherへのクリスマス・プレゼントを忘れなかった(Kreacherはハーマイオニーには決して好意は持ちませんが)ですが,シリウスにも,彼に優しく接するよう薦めていましたよね。シリウスは,Kreacherが大嫌いな実家を思い出させるものだから,大事にしなかったんですが,結果的にその態度がKreacherを裏切りに走らせたんですね。

Phineas Nigellusは,シリウスが死んだと聞いて,あわててブラック屋敷に行きますね。ホグワーツきっての嫌われ者校長でも,家族に対する想いは優しいんですね。(泣)

ところで,ダンブルドア先生は,Kreacherのうそを見破ってOcclumencyで真実を言わせたんですね。

ハリーは,スネイプ先生に関してはOcclumencyの事や,ブラック屋敷でのシリウスへの態度にかんかんです。この辺りはしょうがないと思いますが,私今回ハリーに1番不賛成なのは,蛙の前で,ハリーを助けなかった?という件。あのシーン,蛙やスリザリンの生徒達の前で,っていうだけでも,読者はわかるのに,なんでハリーは気が付かないんでしょうね? ローリングさんサービスさせ過ぎですよ。6巻でスネイプ先生に変な疑いがかからなくてはいいですけどねって,余計な心配をしなくてはならなくなりました。
実際,スネイプ先生は,あの後すぐOrderのメンバーを呼び出し,しかも魔法省に向かわせたと,なかなか素晴らしい判断を見せています。そしてやっぱり,蛙にホンモノのベリタセラムは渡さなかったんですね。

ダンブルドア先生の話を聞いていると,200才とも噂される彼自身も間違いを犯すし,ハリーの両親と同い年のシリウスとスネイプ先生も,コントロールできない怒りやワガママを秘めていた事がわかります。
しかしたった15才のハリーには,この1年,何の説明もせず,表向きはほとんど無視し続けてきたのですよね。大人でもこういうのは耐え難いですよ。これはやはりちょっと厳し過ぎるのではないでしょうか?


Odyssey読書 : 16 Odysseus Meets His Son (1)

2005-05-31 20:53:42 | BookClub
Odysseusじいさんは,Eumaeusの犬が尻尾を振り誰かの足音がするのに気が付きます。
「誰かお友達が来るようですよ。足音が‥」とOdysseusじいさんが言いかけた瞬間,彼の息子が現れました。豚小屋番は飛び上がって,額や目や手にキスをして迎えました。

Telemachusは,豚小屋のプリンスに,お母さんは無事かと尋ねます。Eumaeusは彼女はまだ大丈夫と告げます。
Odysseusじいさんが場所を譲ろうとすると,Telemachusは,結構ですよ,とジェスチュアし,代わりにEumaeusが座る場所をこしらえました。

Eumaeusは主人であるTelemachusの無事を大変喜びました。そして,Odysseusじいさんを引き渡すと言いますが,Telemachusは,Suitorのいる宮殿に招くのは危険だと言い,彼を好きな所に行かせてやりましょう,もしEumaeusの所がよいなら,自分が衣服を提供しましょう,と言います。

(事情を知っている)Odysseusじいさんは,自分が若けりゃSuitorと戦うのに,と,残念がります。

Telemachusは,Eumaeusに,自分が帰った事を母だけに伝えるよう,お願いします。Eumaeusは,すっかり落ち込んでいるLaertesには伝えないのですかと尋ねると,Telemachusは,今はおじいさんよりお母さんを何とかしなくては,と言います。

そしてEumaeusが出掛けると,Atheneが密かにやってきて,Odysseusじいさんを元の「Odysseus」に戻しました。

Telemachusは戻ってきたOdysseusを見て,一体あなたはどこの神様ですか!と驚きます。Odysseusは自分があなたの父だ,と名乗りますが,Telemachusはまだ疑い気味。


OOP CD : Chapter 36: The Only One He Ever Feared (2)

2005-05-30 21:59:43 | ハリポタ5巻
***ここまできて既読前提もないだろうって,でも,次の章の既読前提です。***
この章の後半はわからない事が多いです。

彼がここに来れるはずがない!と言うハリーの声に応えるかのように,"Can't I, Potter?"とぬーーっと現れるヴォルデモート。皆が,彼が簡単に来れるはずがないと思っているのに,何故簡単に来れてしまうのでしょう? どっちかに勘違いがなかったでしょうか?

ハリーを仕留めようとするアバダ・ケダブラを阻止したのはダンブルドア先生でした。(これでハリーは3度逃れた事になる)ダンブルドア先生の,「すぐオーラーが追ってくるぞ」も不思議なセリフ。魔法省には,「ヴォルデモートセンサー」があって,自動的にオーラーに知らせるようになっているのでしょうか? (しかしそれなら,「シリウスセンサー」もあるのか?というさらなる疑問が‥‥)

それはともかく,ダンブルドア先生,ヴォルデモートとの対決にも,ユーモアを忘れませんね。魔法省のMagical Brethrenの像を使って,ベラトリックスとハリーを固定してしまいます。

しかし,また1つ疑問。前の巻でヴォルデモートは同じ羽の杖を持つハリーを殺せなかったのに,羽の持ち主張本人のフォークスは殺せてしまう(まあ生き返るけど)のは,何故?

やがて,魔法省のメンバーがわさわさと緊急出勤してくると,ヴォル様も諦めて? ここは去ろうという事に。でも,ハリーにかけた魔法は何だったんだろう? これが去った事でヴォルデモートのOcclumency乗り移り疑惑は全て解消なのか?

そしてさらなる疑問。オーラー達や魔法大臣も,しかとヴォル様を目撃するのですが,4巻でのあの復活劇だと,彼の見た目は相当変わっているはず。‥にもかかわらず,彼の復活を信じたくない人達まで,どうして,彼だと認識できるのでしょう? 魔法使いには,動物もどきは別として,どんなに見た目が変わろうとも本人を認識する能力が備わっているのでしょうか?

いろいろ疑問はありますが,ファッジ氏が,ダンブルドア先生を見て,思わずスリッパを跳ね上げてしまうのはツボでした。

で,ヴォル様がお持ち帰りしたのは,ベラだけでしたね。(どうもベラと言うと,妖怪人間ベラを思い出すのは私だけか?(笑)) 読んだ時にはよくわからなかったのですが,これは確認しました。さて,次の巻は,ピーター君とベラちゃんだけになったようですが,どういう作戦で来るのでしょう? いやですね。

そして,ハリー,これでヴォル様のアバダ・ケダブラを3回逃れましたよね? う~んこれは,あの予言の"who have thrice defied him"の部分と関係あるのでしょうか?


Chapter XVI : Delays Are Dangerous (3)

2005-05-30 21:53:28 | Tolkien・HoME
(後でこんな代替案もあったそうです)
フロドが,もしバギンスさんはどこですか?と尋ねられたらどう答えればいい?と尋ねると。オドが「彼は消えたって言えばいい! ビルボの遅れてきた友達かもしれないよ。」

ビンゴは「それはアイディアだね,でもそんな事尋ねられたくない。尋ねられたとしても黙っているのが1番よさそうだ。さあ行こう。道がくねくねしているのが楽しいよ。」

(‥でもFOTRには載りませんでした。FOTRに載らなかった話としては,ギルドールとビンゴの以下のやり取り‥)

ギルドールは「わかりました。あなたの心の半分は行きたい,半分は,シャイアに戻りたいという気持ち,友達の声やベッドや季節の移り変わりが引き止めた。でもあなたはビルボのように半分は強い人なのに,何故諦めたのですか?」

「そうです。私は普通のホビットです。でもいつもホビットらしくない運命にさらされるのです」
「では普通のホビットではないでしょう。しかし半分のホビットらしい部分が,もう一方の半分に従う事を拒むのでしょう。それはあなたの運命がそうなっているからです,もしくはその部分があなた自身を心配するからです。シャイアは軽蔑される所ではないが,訓練が必要です。それと季節といなくなった友達の声の変わり目の再発見も」

(難しい文章だ(汗)ちゃんと訳せる人はちゃんと訳してね
次の下書きは,より正式版に近くなり,ギルドールは信頼できる友達と一緒に旅をする事を薦めます。)

ギルドールは,ビンゴに,ビルボの指輪を持っているでしょう。と言います。びっくりするビンゴに,彼は,指輪を使ってはいけないよ。それは彼らの方に役に立つから。と言います。

(こ,これって,正式版ではガンダルフのセリフだったですよね?)

しかし,ビルボはゴブリン達から逃れるために指輪を使ったじゃありませんか,とビンゴが言うと,ギルドールは,黒の乗り手はゴブリンじゃない,と脅します。そして,これ以上は言えませんが,あなたはじきにもっとたくさんの事を知るでしょう,と言って去ります。

ビンゴは,彼に,あなたはガンダルフより役に立ちますよ!と言います(汗)

OOP CD : Chapter 36: The Only One He Ever Feared (1)

2005-05-29 11:32:19 | ハリポタ5巻
***この章まで来て今更5巻既読前提とは言いませんが,そうじゃなくて,もっと先の巻のネタバレが入ってます。***
‥いや,ハリーはやっぱりわかっていたんですね。
ルーピン先生は必死に彼を止めようとしますが,思わず彼の口をついて出ようとした言葉"Because he is d...."を,ハリーが激しく遮ります。

ネビルの一言「(Prophecyを割って)ごめんなさい」で,一旦,(私も含めて)皆我に帰ります。「あのシリウスという人は,友達だったの?」

この辺り本文にも記述はありますが,ルーピン先生の方が辛そうです。ハリーは両親と名付け親をヴォルデモートとその部下に奪われましたが,彼もまた,お友達を全て彼に奪われて(1人は生きてますが)しまったわけです。前の章に,彼はお友達のお陰でどんなに自分の人生を救われたかと語っていた位ですから,ここでの彼の怒りも,ハリーに勝るとも劣らない,ものだったと思います。7巻で彼は大活躍すると言われてますが,ここでその理由が(多分)わかりました。

が,ハリーは,ベラトリックスを追っていきます。彼らは吹き抜けまで辿り着きました。
ハリー,ヒーローにあろうことか,ベラトリックスに磔の呪いを。(おいこら!) ベラトリックスは悲鳴をあげますが,すぐに我に返り,「許されざる呪文は,それを楽しむ事ができなきゃ,使えないよ,ぼうや。」と言います。「どうやってやるものか教えてやろうか?」彼女が"Crucio!"と言った瞬間,ハリーは辛くもよけます。

「お前は私には勝てないよ。私は闇の帝王の最も忠実な部下なんだよ。私はご主人様から闇の魔術を教わったんだ。お前のような哀れなぼうやなんかには絶対に‥‥」この瞬間ハリーが"Stupefy!",しかし,ベラトリックスも辛くも逃れます。

彼女は「1つチャンスを与えよう。Prophecyを私にくれたら助けてやろう。」

(へ?知らなかったんだ!)

これを聞いたハリー,アホか!と言わんばっかりに,今度は思いっきり彼女をバカにし始めます。「ヴォルデモートは喜んでくれないだろうね。」

(私,なんかこのやり取りを聞いてて,まあベラトリックスはその頭の悪さが致命傷になるな,とはっきり感じてしまうと同時に,何故か,彼女をへこませるのは,ハリーでなくてネビルになるだろうと予感してしまったのでした。当たるかどうかは6巻7巻で‥)


サラディンの日と比較

2005-05-29 10:00:58 | 映画
***キングダム・オブ・ヘブンのネタバレです。***
これで3回目です。ひょっとして,私はよほどこの映画が気に入ったのでしょうか?(笑)

以前から好きだった青池保子さんの「サラディンの日」をキングダム・オブ・ヘブンの予習によい,と聞いて買ったのですが,結局読んだのは映画を観た後でした。(汗)
このマンガ自体は,十字軍の若い男性3人組が活躍する,アクションコメディなのですが,バックグラウンドに描かれているのが,ちょうどキングダム・オブ・ヘブンで扱われた歴史そのものです。

マンガの中に出てくる映画の登場人物は,サラディン(サラーフッ・ディーン→そう彼は映画の中で自分の名前を,このように発音してました)と後からエルサレム王になったギイ・ド・リュジナン(=ケレボルン役だった人)くらいだったでしょうか。彼は「無能王」と呼ばれていたんですね。

これを読んでいて,そーだ,テンプル騎士団とヨハネ騎士団など,十字軍にもいろいろあったんだという事を,すっかり忘れていました。「思ったほどは宗教臭くない」という感想を持ちましたが,それは映画が,キリスト教に関係ない人でにでも観てもらう事を狙って?なのか,そこら辺をいい加減(汗)に描いたせいなのかもしれません。で,「無能王」が引き起こした愚かな戦い「ハッティンの会戦」以降,サラディンはエルサレムに到達する前に,イスラエルの都市を次々と占領していくのですが,映画ではそこは全然説明されておりません。でもまあここは,バリアンが彼らを迎える準備をしているのを強調する為に省略されたのかな?で,まあいっかという事にしておきます。

しかし,私が1番驚いたのは,最後に「1187年9月20日,聖都エルサレム陥落」とあっさり書かれていた事ですね。歴史的には,これはあっさりと,サラディンの勝利なんですよ。キリスト教信者でなければ「歴史上はあっさり陥落」これが正しい世界史の認識でいいんですよ。

映画の最後を見て,陥落なんだろうな,とちゃんと解釈できた方は,それで問題ないかもしれませんが,でもそうでないような解釈もできるんですよね。私もなんだか煙に包まれたような中途半端な解釈をしてしまっていました。

まあ,映画(本もマンガもですが)を観る時は,どういう立場の人が作ったか,気をつけろ!,という事ですかね。(汗) 特に宗教が絡んでいる場合は,はっきり言って眉につばをつけてから観ろって事ですね。

OOP CD : Chapter 35: Beyond the Veil

2005-05-28 00:27:06 | ハリポタ5巻
自分の名前のついたガラス玉を取ったハリーを待っていたのは,ルシウス・マルフォイの声でした。ハリーとお友達6人に対して,2対1とあるので,約12人の死喰い人。前の章で子供達が神秘部に入った時「誰かがドアを閉めた」とあったのは,彼らの仕業だったんですね。魔法省の警備を手薄にしたのも,おそらくルシウス・マルフォイでしょう。

しかし,目を引いたのは,ルシウス・マルフォイも真っ青のすげー女。ハリーが何か言う度,いちいち赤ちゃん言葉で答える女を,ハリーは知ってました。ベラトリックス・レストレンジ。ネビルの両親を狂わせた犯人です。

‥しかし,私が個人的にもっと驚いたのは,ハリーです。彼は,シリウスの事でカッカとしているというのを感じさせない,恐るべき冷静さで,一旦お友達を落ち着かせ,何気に密かに次の攻撃の準備をさせながら,百戦錬磨のルシウス・マルフォイと渡り合い始めます。さらに,呼び寄せ呪文でガラス玉=Prophecyを奪おうとしたベラトリックスを阻止,彼女は「あら~,遊び方を知ってるじゃな~い」と余裕を見せますが,ヴォルデモートの名を口にするハリーに,「薄汚い混血のくせに!」と激怒。これを見たハリー,「ヴォルデモートも混血だって知ってた?」とさらに怒りに火をつけます。怒った方が負けなんですよ。まあ,ベラトリックスは,戦いのスキルはともかく,頭はよくなさそうですね。それにしても,ハリー,結構,凄過ぎです。

ともかく,ハリーの合図で戦い勃発。混乱の中,ハリーは,気が付けば,ハーマイオニー,ネビルと一緒に逃げてます。最初は,DAの訓練の成果はいかんなく発揮されます。混乱の中,時計のあった部屋で,死喰い人の誰かの頭が赤ちゃんになってしまいました。(いや~ハリーの仲間じゃなくてよかったですね。彼はその後,聖マンゴ行きか?)

しかし,時間が経つにつれ,形勢は不利に。。ハーマイオニーが誰かの呪文にやられてしまいます。ハリーは,彼女が死んだら僕のせいだ,と慌てます,が,そう言えば,最初に読んだ時,誰が亡くなるのかずっと注目され続けていましたね。私はこの時,ハーマイオニーが死んだとは,全然,思いませんでした。結局,彼女はどうやら大丈夫。でもネビルは鼻を折られて,まともに呪文が言えなくなってしまいました。

ようやく,ロン,ジニー,ルナに会えましたが,ロンは頭がおかしくなっていて,ジニーは足首が折れてます。ルナがドアを閉めようとした時,死喰い人にやられてしまいました。ロンは脳みそで遊び始めてしまいますが,絡みつかれてしまいます。この時ジニーもやられてしまいます。

いよいよ,ハリーはネビルと2人きり。例のdaisとarchwayの部屋で,追い詰められてしまいます。ネビルがロングボトム家の息子と知った時,ベラトリックスの態度,クラウチ Jr.と全然違いましたね。彼はその時ムーディ先生に化けてましたが。こうして見ると,クラウチ Jr.は,やっぱり心の底までは腐り果ててなかったのかなあ,という念がますます強くなります。しかしベラトリックスは容赦なく磔の呪いをネビルへ。。

ハリーついに諦めて,Prophecyを渡しかけたその時,ルーピン,シリウス,Tonks,Sturgis,ムーディ,が現れます。これで助かったかな?と思ったら,現役オーラーであるはずのTonks,Sturgis,ムーディは次々ノックアウト。ハリーは死喰い人につかまってしまいます。今度はネビルにProphecyを投げるハリー。

(‥戦いのシーン長いよ,ローリングさ~ん。トールキンの,ペレンノールの戦いより長いよ~。(汗))

ハリー,Prophecyを取ろうとしますが,ネビルの足(彼はTarantallegraをかけられている)が蹴って,ついに,割れてしまいます。中から出てきたのが,どうも,トレローニー先生ぽい(笑)影。何か喋っているのですが,聞こえません。やがて影は消えてしまいます‥‥。

そこへ,ダンブルドア先生登場。これでどうやら助かったか?

しかし,daisでは,シリウスとベラトリックスが決闘を続けていました。

ここで,daisとarchwayの構造をしっかりお勉強した事が,ついに本当に役立つ時がやってきてしまいました。今まで私は,「daisとarchwayの関係」がよくわかっていなかったので,結果,このシーンがよくわかってなかったんですよ。

1回目の呪文は彼に当たりませんでした。笑うシリウス。しかし,2回目がヒット。シリウスはまだ顔に笑いを残したまま,しかし驚きの表情を浮かべながら,archwayのベールの,こちら側から,向こう側に向かって倒れた,と,あります。

ベラトリックスが何の呪文を使ったかは書かれていません。ハリーは,呪文を聞いてなかったのか,あるいは,‥ああそう言えば,ハリーは2度もその呪文を跳ね除けた人ですから,シリウスに効くとは思ってなかったのでしょうか。

‥‥しかし,ルーピン先生は,わかっていましたね。


ひさしぶりにFOTR SEE

2005-05-27 16:18:31 | Tolkien・映画
を鑑賞しました。と,言っても家で観ただけですが。

どの位久しぶりか,と,思ったら,1月末のトリロジー連続上映イベント以来でした。今回の環境としては,日本語,英語,の字幕を取っ払い,エルフ語の時に英語の字幕が出るのみ,としました。実は,メニュー画面の「設定」から,字幕なしにすると,こうなるんですね。いや~知りませんでした。字幕なしにする時は,いつも映画が始まってからリモコンで「字幕なし」に合わせていました。これだけだと,エルフ語の時も何も字幕が出ず,エルフ語も聞き取らなくてはならないという‥‥(爆)

さて,何度も観たFOTRですが,今回のブランクは結構長かったです。しかもその間に,ROTK SEEのコメンタリー等をじっくりチェックしたり,ニュージーランドに旅行に行ったり,BBC版ホビットの冒険を聴いたり,HoMEを読み進めたりとかしましたから,今までなら思いもよらない所に気がつきました。

今回は,ちょうどサムがいよいよHoMEに名乗りを挙げた辺りでしたので,その効果だったのかどうかは定かではありませんが,サムの初登場シーンを見ていたら,彼は初期のシーンでは実は意外にもセリフが少なかったのですが,何気に花を持ったり,ロージーを見ていたり,いかにも重要人物だというような登場のさせ方がされていたんですね,という事に気が付きました。

原作ファンでも,FOTRにまで文句をつける人は少ないと思っていましたが,さすがにHoMEで,ビルボのお誕生日パーティから,ビンゴ(フロド)が袋小路屋敷を出発するまでの話の成立の過程を見ていたら,映画でのこの辺りの構成は,やはりちょっと寂しいかなあ,でも映画でできるだけ手短に話を紹介するにはしょうがないのかなあ,と思いは複雑ですね。特に,今だから,あれれ~?と感じたのは,ビルボが床に指輪を落とし,フロドが拾うというのがいかにも映画的な演出だったりとか,袋小路屋敷を出発したのは映画ではフロドとサムの2人‥これはおそらく,フロドとサム,メリーとピピンという組み合わせを強調する為だったのでしょうが‥‥,ゴラムに関する「pity」問答が映画では袋小路屋敷には入ってなくてモリアに行ってしまった事,そして何より気になったのは,映画でのフロドの年齢です。フロドというキャラの設定は,あくまでもホビットの冒険のビルボに近かったんですよね。そういう所が,HoMEで今読んでいる部分でも「ビンゴおじさん」に出ていて,はっとしましたね。

ブリーで馳夫さんに会えますが,Trotterに出会って以降初めて見る馳夫さんを見て,私は何故か後で出てくるファラミアとのペアリングを強く感じてしまいました。いやこれは,衣装さんの差し金もあるとは思うのですが,HoMEではまだアラゴルンには会ってなくて,どういういきさつで生まれたキャラなのかは,私に取ってはまだ謎です。それにしても,どちらもレンジャーだし,エオウィンは最初アラゴルンと結婚させられる予定だったりとか,実際いろいろ縁の深い関係ですから,どこから出てきたのかを追求するのは,面白そうです。

それにしても,観れば観るほど,PJ達の意図が明らかになってくる,‥アセラスの名シーンをアルウェンの登場にやってしまうとは。フロドが白いドレスのアルウェンを見る事に,一体どういう意味があるんだか。観れば観るほど,怒りがこみ上げてくるなあ。。(汗)
ただ,実は私は,別に皮肉ではなく,素直に,この地味な乗馬服姿のアルウェンは,この映画中の他のどのアルウェンより好きは好き,なんですけどね。

裂け谷で,アラゴルンが初めてボロミアに出会う所は,その裏で,ガンダルフとエルロンドが,人間にこの地を委ねる事ができるのか,という会話をしていた事もあり,私はマルベスのこの予言を思い出してしまいました。
Though a choice will come to the Dunedain, and if they take the one that seems less hopeful, then your son will change his name and become king of a great realm.
ボロミアファンのPBの差し金ですが,でも確かに,ボロミアはアラゴルンを王に就けるか否か,1つの選択を担ったドゥネダインだった事は間違いありません。マルベスの予言はなかなか意味深いです。

そして,レゴラスを見た時(ついこの間キングダム・オブ・ヘブンを観たばかりで‥),思わず,「若い!」 あ~ついに,指輪俳優さんを,「あの頃君は若かった」と,思うような時代になってしまったんですかね。(大汗)

それともう1つ。裂け谷の風景です。滝が幾つもあるのが印象的ですが,これはニュージーランドを代表する観光地,ミルフォード・サウンドというよりミルフォード・トラックの方の,ホンモノではありません(おそらく映画の撮影許可は出なかったのでしょう)が,とっても意識して作られていますね。建物がなければ,結構近いと思います。やはりミルフォード・トラックのような場所にある,という想定なんでしょうね。

‥という事で,前半に集中してしまいましたが,久しぶりにFOTRを観た感想でした。

OOP CD : Chapter 34: The Department of Mysteries (3)

2005-05-27 00:41:52 | ハリポタ5巻
***5巻既読前提です。***
今週風邪をひいてハナが詰まってしまい,どーも聞き取りの調子が悪くてなかなか進みません。(汗) やはりハナと耳はつながっているんだなあと納得するしか。(笑)

遅れついでに,前の章の最後まで戻って聴き直したのですが,忘れ物を発見しました。セストラルは血が好きだったんですね。それで盛んにハリーをなめようとしてます。(笑) でもフォークスのような癒し効果はないんでしょうかね?

‥話は戻り,再び,不思議なdaisとarchwayについて。長い間,どういう構造になっているのか想像がついていませんでしたが,daisとは舞台のような1段盛り上がった場所。で,archwayとは,例えば,古くてひびの入ったような石造りの橋や鉄橋の,足の部分がアーチ型になっているものを思い出せばよいと思います。そのアーチの部分を1つだけ切り出し,舞台のような場所に立てていると思えばいいんですね。そしてそのくぐる所にカーテン(ベール?)がかかっている,と。

という事で,ようやくわかりましたよ。何故,ハリーが「誰かが"in there"で話しているような気がする。」と言うと,ハーマイオニーが「その"archway"に"in there"という場所はないわよ!」と怒るのか。(いや~,ホントに,ROTKのDVDギフトセットのお陰です(笑))

しかし,この場所,ホントに一体何なんでしょうね? 後でこの部屋の「名前」が出てきますが,6巻以降にも,また出てきそうな気がしますね。

次は,どうしても開かない部屋。これもまた確か後で少しだけ説明がありますが,またその時にでも‥。しかしここでシリウスのナイフが溶けてしまうというのは,‥あ,いや,やめときます。(汗;)もう,次の章だし。。

そして次は,時計の部屋。。。

こうして見てみると,神秘部というのは,いろいろ恐ろしい物が詰まっている場所ですが,ここで働いている人達は,一体どうやって,これらの部屋を行き来するんでしょうね? 下手をすると,帰り道も捜すのに一苦労ですよね。

さて,彼らはついに,ガラス玉の棚の並んだ部屋にやってきました。どうやらハリーが捜していたのはこの部屋のようです。そして彼らは,とうとう目的の棚を見つけます。しかし,シリウスはいません。

何故,シリウスがいないのか? 混乱するハリーに,読者の方も,勘のよい人でなければ,やっぱりわけがわからなくなってしまった事でしょう。という事で,頭の悪い読者はもう1回この本を読む事になります。(うまくできているもんだ!(笑)) ただ,ここで1発でわかってしまった賢い方は,おそらくハリー・ポッターなんて小説はお嫌いなんでしょうかねえ。。。

それにしても「塔の高さほどもある」という棚に,いくらロンが背が高いとはいえ,ちょうど目線の高さにあったもんですねぇ。

A.P.W.B.D.

私はハリーの観た夢が何だったのか,1発でわかるような頭はありませんでしたが,これはわかりましたよ。ダンブルドア先生のフルネームのイニシャルなんですね。ヒアリングのシーンで,皆のフルネームが呼ばれていましたのでメモってました。

という事は,

S.P.T.

は,トレローニー先生のフルネームのイニシャルですね。

へへ~,トレローニー先生からダンブルドア先生に渡された,予言ですか。
ただ,それがわかったからって,別にお得な事は全然ないんですよ。(笑) いや,せっかく,わかった~!と思っていたら,後でちゃんと,説明ありましたしね。


Chapter XVI : Delays Are Dangerous (2)

2005-05-27 00:37:47 | Tolkien・HoME
いよいよビンゴ出発の日が近づいてきました。
しかしガンダルフが現れる気配がありません。9/21,ビンゴはとても心配になってきました。そして22日はビルボの誕生日パーティのように晴れていました。ビンゴはささやかなお誕生日パーティを開きました。

(オドはこのバージョンでも遠回りに反対。するとビンゴは,サムにも意見を求めます。)

彼は帽子を取って空を眺めて,「そうですねぇ,明日は暖かいと思いますだ。この時期日なたを歩くのは,大変でごぜえますよ。おらはフロド様に1票入れますだ。」

(サムの話し言葉を日本語にしてみようと試みたのは初めてですだ。確かに,映画のサムはちょっとイメージが違うというのが,わかりますだ。(このバージョンでは,まだ彼の旦那は「ビンゴ様」ですんで,注意))

ところで,このバージョンでは,この後,ビンゴが袋小路屋敷で,誕生日のプレゼントをホビット達に渡しています。

(ビンゴ,フロド,オドとサムは袋小路屋敷を出発します。(4人なんですね)そして,彼らは,黒の乗り手に出会います‥)

オドとフロドは,左に素早く走り,道からそう遠く離れていない穴に伏せました。ビンゴは,一瞬ためらいます。何か興味とか,衝動のような物とかが,隠れたいという意思を妨げます。サムは主人が動くのを待ってました。蹄の音が近づいたちょうどその時,「サム,伏せろ!」ビンゴは叫んで,2人は道の脇に覆いかぶさる木の後ろの草むらに伏せました。

ビンゴが,この頃「大きな人達」とホビット達との間に何かトラブルがあったと聞いているけれど,こういう人達は見た事がない,と言うと,フロドが,North Moorで,この夏,背の高い黒いマントを着た馬の乗り手に会ったという話をします。彼はこの辺りでバギンスという者を知らないかと尋ねましたが,不気味で,フードで覆われた顔も見えなかったので,Noと答えたそうです。しかしその後,その乗り手が来たという話は聞いてない,と。。

すると突然サムが「すみません,彼,もしくは仲間,がホビット庄に来てますだ。どっちみち,このBlack Riderはホビット庄から来ていますだ。おらは彼らがどこへ行くか知ってますだ。」

ビンゴ「どういう意味だい? 何故話してくれなかったんだ?」

(そこでサムはとっつぁんが黒の乗り手に会った(お馴染の)話をします。)

ビンゴ「お前のお父さんが悪いのではないが。‥でも,話してくれればもっと注意深く来たのに。ガンダルフを待っていれば‥,もっと事が悪くなったかな。」

するとフロド「では,あの乗り手達について,何か知っているの?」,
ビンゴ「知らないし,考えたくもない。けれど,どの乗り手も,君が見たのも,サムが見たのも,『Big People』の1つ,つまり『普通の人』とは思えないよ。ガンダルフがいたらよかったのに。でも,今望めるのは,早くバックル村に来てもらう事だ。‥君達を危険に遭わせる事はできないよ」

しかし,フロドは「ビンゴおじさん」に,危険だとしたら,一緒にいれて嬉しいと言います。オドも大賛成。

彼らはしばらくするとこんな会話を。。。
「もし奴らが,バギンスさんはどこですか?と尋ねたらどう答える?」ビンゴは「本当の事を言おう! 『ホビット庄』って言えば,100人ほどいるし,もしくは,『どこでもない』がいい。彼は消えたんだから。」

Run!Run!Run!