ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Crowner's Quest : Chapter 14 : In which Crowner John congratulates his clerk

2009-05-31 17:15:02 | 読書
Crowner'S Quest: A Crowner John Mystery (Crowner John Mysteries)Crowner'S Quest: A Crowner John Mystery (Crowner John Mysteries)
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発売日:2005-04-19

ルージュモンの門番ガブリエルがその役を担いました。彼はポメロイ城に向かい,ポメロイに手紙を配達する事に成功。彼はまんまとノナントとチーバーを伴って城を出発したようです。ガブリエルは同行させられるかと思いましたが,解放されたので,モリンの軍が待ち伏せするポイントへ。

そこへ,従者を伴った3人の騎士が現れます。早速レヴェルが出迎え,モリンの軍が彼らを取り囲みます。ところが,レヴェルは,彼らは偽者と気付きます。3人は,レヴェルが1人で来たなら引き取りに来たという,いわゆる囮でした。待ち伏せ作戦は大失敗。怒りまくりのジョンですが,3人の偽騎士は帰し,もうバレちゃってるよ~と言って,3人を慌てされる作戦に急遽変更。

がっかりして帰ってきたモリンとジョン一行。ですが,ここで久しぶりに登場のトマス・ドゥ・ペイン,ついに,シーウルフの宝のありかを発見したと報告。ある日,調べ物の最中に,椅子から転げ落ちたトマス,ヘインがいつも座っていた机の引き出しの裏に,それがある事を発見したのです。

早速,再び宝探し。今度は,古い壷を発見しました。近くの酒場の個室で開けてじっくり調べると,中から古いコインやら,装身具やらがざっくざく。

自宅にまたマチルダが帰ってなく,ちょっと寂しいジョンです。

Seawulfの宝はジョンの裁判をしたシャイアホール裁判所に持ち込まれ,国と地元で分配する事になりました。

そしていよいよようやく,あと1章。悪人成敗ですっ。


Crowner's Quest : Chapter 13 : In which Crowner John talks to his wife

2009-05-31 16:59:41 | 読書
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翌日,ジョンはルージュモンに行って帰ってくると,マチルダが戻ってます。「私はあなたに懇願しなくてはなりません。」え?君が助けてくれたんでしょ?な,ジョン。。。

実は,マチルダは,彼女にとってはアイドルである兄が,人に騙されて不正を働き,妹である自分を欺き,義弟のジョンを陥れ,そしてそれが兄の命に関わる結果を招いているという事を,ひどく心配していたのでした。兄が反逆の片棒を担いで極刑に処せられる事を気にしていたのです。

(でも,日本人的に空気を読めば,マチルダはジョンが好きなのに,素直に言えないと解釈できますよね。あるいは本人も気付いてないとか。。。)

とりあえず,いつもの凛としたマチルダが帰ってきて,ちょっとほっとするジョンです。

グウィンが,デヴォンの,リチャード獅子心王に忠実な諸侯フェラーズ親子とレラガを引き連れて帰ってきました。ジョンは,これまでのいきさつを,義兄レヴェルについては妻の為にちょっとごまかしながら説明。(彼らは何かヘンと思いながらも,不問にする事に(笑)) 彼らは,レヴェルに,ポメロイらに手紙を書かせておびき寄せ,待ち伏せする作戦を計画します。

当のレヴェルは,ジョンはマチルダに助けられたと思っていて,自分の行いについてはだんまりを決め込んでいましたが,ジョンはマチルダから聞いた事を話して彼を脅し,どうにか手紙を書かせます。


2009 GW (1)

2009-05-31 07:23:40 | 旅行
もう1ヶ月経ってしまいました(爆)が、今年のGWの報告です~。
今年もGWは、いつもの(笑)月山・鳥海山に行って参りました。

こちらは、姥々岳頂上です。


姥々岳頂上から臨む月山。。


今年は、このシーズンとしては、超久しぶり & 去年夏休みのリベンジで、いよいよ月山登頂を目指します。

実は、GWの直前、もう覚えている方も少ないでしょうが(笑)、東北地方は平野でも雪が降り、月山等の山では大雪。いつもこの時期は雪は黄砂の影響で少し茶色なのですが、新雪の白がまぶしゅうございました。

そしていよいよ待望の頂上小屋。もうっ、ここで何を見たかったと言えば、

この景色でございます~。


これこれ、どこかで見た事があると思いません?


。。。。ってか、その「どこか」を見た時、「あれ~?コレどこかで見た事あるっ?」と思ったものでしたが。。。。(笑)

今やもう覚えている人は少ないと思いますが。。
ローハンの都エドラスではありませんかっ(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)

ところで、この日は、お天気こそ最高でしたが、「顔が変形する位のすごい風」
実は私は、月山のホンモノの頂上(上の写真の小屋の上)への登頂を果たす事ができませんでした~。

下り始めると、かつて途中の小屋のあった場所、今もその跡が残っているのですが、

これは雪が積もってできたのではなく、湿った冷たい風が吹き付ける事によってできたモノ。この時期、朝などはまだ氷点下でした。改めて、自然は厳しいなあと思います。

頂上から少し降りた所。月山では「牛首ゲレンデ」と呼ばれる所です。

広大なスロープが広がり、通常7月まで滑走可です。

実はこの日下まで滑って行ったら、スキー板の底に、ヘドロのような脂ぎった汚れがベットリ。(汗)今年は中国からの黄砂の影響が強かったそうで、雪がひどく汚いのだそうです。。。そう言えば、夏、よく雪渓のある所も登りますが、アメリカのシアトル辺りの山と比べちゃったら、え・え・え~、何でシアトルの山の雪渓はそんなにキレイなの?と驚いてしまいます。日本の山の雪渓がイマイチきれいでないのは、黄砂のせいなんですよね。

シアトルの雪渓がいかに美しいかわかる1枚を引っ張り出して参りました。

今から7年前、マウント・レーニアの写真です。右下の雪渓。日本の夏山だと、こうは写らんよ。

A Thousand Splendid Suns : 7-11

2009-05-30 09:11:24 | BookClub
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価格:¥ 1,811(税込)
発売日:2008-11-25

Jalilと、3人の妻達。。。。

とても言いにくそうに、第1夫人Khadijaが、Mariamに求婚者がいると伝えます。(でも、Jalilには、自分より上の娘がいるじゃんと心で思うMariam。)求婚者は、Jalilの友人で、カンダハー出身の、カブールに住むパシュトゥーン人の靴職人Rasheed。Khadijaは、結婚にはちょうど良い年と言いますが、Mariamの腹違いの姉妹は皆学校に通っているし、そのうち大学にも行くだろうから、そんなのウソ、と、即見抜くMariam。

しかし、強引に話を押し通す3人の妻達。。

ここでJalilの一家はTajikである事が判明。

Mariam、必死に父に懇願しますが、効果なし。。。

。。そしていきなり結婚式。(汗) Rasheedは、長身で太っていて、ここまではまあ我慢できますが、He breathed noisily.。。。うっ、これはちょっと辛いですねぇ。。

初対面のmullahが、Mariamに、Rasheedを夫として認めるか、と3回尋ねます。Jalilに促され、「Yes」と言ってしまうMariam。そして鏡の儀式。The Kite Runnerを読んでいたら、愛し合って結婚したAmirとSorayaの鏡の儀式とはあまりに対象的過ぎます。(他の本まで無駄なく使うんだ(笑))

結婚式終わってすぐカブールへ出発です。
カブールは面白いよと話すKYなJalil。Mariamが木曜日をどんなに楽しみにしていたかを話しても無視。「I didn't know that you were ashamed of me.」でようやく反応。「君を訪ねるよ。」と言いますが、Mariamこれを拒否。Mullah Faizullahとお別れする暇も与えなかったと怒ります。

Rasheedは、カブールの自宅に着くと、Mariamを部屋に案内。tuberose(月下香)という小さな白い花の鉢が置いてありました。

Mariam、最初の数日間は殆ど部屋を出ません。Rasheedは日中殆ど留守。帰って来ると、商売の話など聞かせます。数日後、いつまでもお客さんのつもりかと言われ、ようやく食事の支度に出かけたMariamに、人の良さげな婦人が話しかけます。彼女はFaribaといい、Halimという先生の奥さん。それを見て、近所の奥さん達が一斉にMariamに話しかけます、が、Mariamは、パニック状態に陥り、その場を逃げ出します。おまけに、通りに戻っても、自分の家がなかなか見つからないというトラブル。(ふむ、これは伏線というか、象徴的)

Rasheedは、Mariamの初料理を誉めてくれます。ちょっとほっとするのもつかの間、Rasheedは、自分の客の妻達の、自由な態度に我慢できない、特にHakimという教師とその妻Faribaは許せんと言います。これはMariamを落ち込ませました。そして、Mariamはブルカを与えられます。

う~~ん、Rasheedは、多分、商売人として人との付き合い方を心得ていて、一見普通に優しい人に見えるけど、Mariamの事は全然考えてないなって、わかりますね。


Crowner's Quest : Chapter 12 : In which Crowner John goes to the County Court

2009-05-20 22:36:54 | 読書
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ジョン・ドゥ・ウォルフの裁判の日,聴衆はいつになく,し~~~んとしています。普段はやじが多いのだそうですが。そんな中,ロザムンドを「この嘘つき売女!」と罵ったのは,誰かと思えば,マチルダ。

ロザムンド,ブローズ,フルフォードが,それぞれもっともらしい作り話をでっちあげます。ロザムンドは通りでジョンに会い,家に連れ込まれたと証言。

ところが,ここで,再びマチルダが立ち上がります。何と彼女は,あの時まだ自宅の上階にいて,一部始終を見ていたのだそうな。それを聞いた聴衆は,ほとんどジョンの味方。怒ってマチルダを襲おうとするブローズとフルフォードを,ルージュモン城主モリンが必死に止めます。
さらにマチルダは壇上の兄に近づき,周りに聞こえないよう,兄が陰謀に関わり,その為に我が夫を貶めた事を知っているわよと暴露。レヴェルたまらず休廷を宣告。

するとジョン,「それだけでは足りない」と,ブローズとフルフォードを反逆罪により拘束する事を要求。リチャードは,一瞬,仲間を売って良いのか?とためらいますが,2人がポメロイの所へ帰って,自分がマチルダを止めなかった事など報告されては困ると計算。さらにモリンが「コイツらを外に出すな!」と後押し。

聴衆は,ジョンに駆け寄り祝福。もっとも,彼らの中には,彼が縛り首になる事を期待している者もいるそうで。。(笑)

ジョンは,すぐにでもマチルダに礼を言いたいのですが,ネスタ「すぐには難しいわよ」

とりあえず,自宅で,アレンコン,レラガの訪問。「やっぱり結婚の絆って強いんだねぇ。。」と,自らは決して経験する事のできない物への憧憬を込めるアレンコンに,思わず心の中で「そんな簡単なもんじゃねぇ」と反論しているジョン。(笑)

その後ジョンは上階に上がり,確かにマチルダが確かにそこから一部始終を見る事ができた事を確認。(こういう所は理系だね(爆))体を洗って着替えて,ふと,妻の行いには,亭主の愛以外に何かあるのかな,と,思ったり。。。


天使と悪魔(ネタバレ)

2009-05-17 22:45:10 | 映画
ダヴィンチ・コードの時とほぼ同様、原作(原書)を読んでからの映画挑戦です。監督と主演が同じメンバーでしたが、ダヴィンチの映画を観た時の感想を読んでみたら、「わからなかった」という意見を結構耳にしたようですが、今回は、そんな難しさはありませんでした。学習したのかな? 最初から最後までずっとクライマックス?みたいな感じで見ていて飽きませんでした。

読むのに1ヶ月かかったのを、2時間で映画で観てしまうので、話の省略は仕方ないですが、ダヴィンチ同様、原作では丁寧に作りこまれていた悪役の描写が、映画だと薄っぺらになってしまったのは残念でしたね~。(汗)また、またしても、ヒロインと最初の犠牲者との関係が違うんですね。原作では義理の父と養女だったのがただの同僚。ラングドン教授とヒロインとのロマンスも省略。(それはどうでもいいや(笑)) ラングドン教授へのアプローチ方法も、ダヴィンチ同様原作とは違いますね。(これはもうお約束か。。)原作ではオリベッティは「ネチネチ」した人だったのに、映画ではその役は他の人物に移動、etc etc・・・・でしたが、冒頭に、原作の冒頭を変えても、バチカンとCERNの説明が入っていたのが、キリスト教や素粒子物理学を知らない人への配慮が感じられて、良かったです。原作でのCERNのお仕事の説明シーンは、理系の私でも頭すっ飛びましたから。(爆)

「物議を醸しそうなシーンはカットした」と言われていたので、どれをカットするのか、めちゃ心配でした~。(汗) 実際カットになったのは……、原作では実行犯が「アラブ系」だった事、CERNの所長は何故か映画では登場せず、ラングドンの転落シーン(アレは確かに、映画に入れたら、嫌われますわ。(笑))、カメルレンゴが「科学よ、君達の勝ちだ……」と長々とスピーチするシーン(これも別の意味で嫌われるか(汗))、と、灰を前教皇の棺桶へ。。。もありませんでした。これは原作で1番好きな所だったのですが、物議候補だったのでしょうかね? そもそも、原作では、前教皇のみならず、新教皇もカメルレンゴを暖かく見守っていましたが、映画では全然そんな感じではありませんでしたから、無理だったのでしょうか。

今回1番期待していたのは、ユアン・マクレガーでした。今までは青二才の優男役が多かったように思いますが、今回は、30代後半位の若きカメルレンゴですが、感情を抑えた、30代としては大人びた男性ですので、ちょっと違う雰囲気で、ちょっと大人になったか?(笑) ただ、原作ではカメルレンゴはもっと大きな権力を持っていたと思いましたが(前教皇の死から次期教皇が決定するまで教皇代理として君臨するカソリックの最高責任者のはず)、映画では、お年よりの枢機卿にちょっと抑えられたような感じで、やや物足りなく思いました。

最初うっかりぼ~っと字幕を見ていましたが、字幕と英語のセリフがずれている事に気付いて、ヤバ! なるべく英語を聞き取るよう努力しました。字幕は、やっぱり?例のあの人でしたね。最近やや減った感はありますが、大作映画というと、どうしてもあの人に頼らざるを得ないのでしょうかね?

もう1つ、映画の内容とは全然関係ありませんが、非常に気になったのは、期待していたハリポタの予告編が流れなかった事~!!! もうポスター出ているのになあ。。。子供向けの映画でないと、流れないのでしょうか。(泣)

ハリポタと言えば、読書の感想にも書きましたが、コンクラーベでの教皇選出方法が、それぞれが教皇に選出したい人物を書いた紙をカップに入れていくという方式で、ハリポタ4巻に出てくる「炎のゴブレット」でのトーナメント参加者の選出方法の原形(と言っても、魔法で自動的に決められたり、火を吹いたりはしませんよ(笑))のようで、なかなか興味深く見させて頂きました。あそこで選出されるという事は、いわゆる神との契約となるんですよね。。。というような所も、あのゴブレットとどこか似ています。

John de Wolfeの世界

2009-05-17 21:31:52 | 読書
ここで,Crowner's Questは一休み。検視官(Crowner)ジョン・ドゥ・ウォルフが活躍した世界をちょっとお勉強しましょう。まず度々名前の出る,リチャード1世獅子心王,現代人には評判は上々ですが,実はイングランド王でありながら,約10年の在位期間ほとんどイングランドを留守にしたのだそうです。その王の留守を預かっていたのが,司法長官兼カンタベリー大司教(昔はこういう職業の兼任が多かったんですね)ヒューバート・ウォルターです。こんな2人と「友人」というジョン・ドゥ・ウォルフ,ただ者ではありませんね。(笑)

ジョンと義兄リチャードのオフィスがあるのが,ルージュモン城です。

また,今回の悪役の根城であるベリー・ポメロイ城,実は"White Lady"が「出る」事で知られる,イギリスで最も有名な「幽霊屋敷」の1つなのだそう。(^o^;)


Crowner's Quest : Chapter 11 : In which Crowner John goes to gaol

2009-05-16 11:22:20 | 読書
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「gaol」は「jail」=監獄、の意味です。ドハティの中世探偵シリーズでも、同じ綴りが見られますね。

ジョンは,こないだフルフォードを入れたルージュモンの監獄に入れられます。中世の牢って恐ろしいですね(汗)。。でも,実は,彼は十字軍時代,もっとヒドイ所に入れられた経験のあるのだそうな。
そこへ,リチャード・ドゥ・レヴェル。コレが最後と仲間入りを勧めます。もちろん断るジョン。当時レイプは吊るし首に値する犯罪なのだそう。それを聞いてジョンは連中を挑発開始。思わず剣を抜くブローズ。。。実は,司法長官ヒューバート・ウォルターや獅子心王その人と友人である検視官ジョン・ドゥ・ウォルフを,もし不当に殺したりすれば,レヴェルの立場は危うくなります。ジョンはそれを良く知ってます。レヴェルは,注意深く,挑発に乗らないようにその場を納めます。
でも,レヴェル自身,ジョンの妻,つまり自分の妹は,ブスで嫌な女と考えていて(笑),恐ろしい女中(爆)と一緒に自宅に押しかけてきた事はちょっと迷惑。で,その夜,彼女が罪人の未亡人になってしまうという悪夢にうなされます。。。(^^;)

翌朝噂を聞きつけたグウィン,トマス・ドゥ・ペインと共に,牢屋に押しかけ,看守から無理やり鍵を奪ってジョンのもとへ駆け付けます。でも,ジョンは逃亡拒否。その代わり,近隣の,王に忠実な豪族達へ,反逆の陰謀がある事を知らせるよう依頼します。ただ,何故かその反逆者リストに,義兄レヴェルを入れなかったジョン。

一方レヴェルは,妹と朝食。マチルダは,珍しくしおらしい様子。どうも泣いていた様子? 彼は事務的に,ジョン・ドゥ・ウォルフにレイプされたと訴えた婦人がいる,裁判が行われる,と,伝えると,マチルダ,何と「私は裁判所に行って,夫を擁護します。」
あ~,マチルダ,ジョンを好きだったんだねぇ。。。


Crowner's Quest : Chapter 10 : In which Crowner John meets a woman in distress

2009-05-14 23:24:27 | 読書
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リチャード・ドゥ・レヴェルがジョン・ドゥ・ウォルフを呼び出し,君の立場は大変危険だ,リチャード獅子心王よりジョン王子に付かないかと誘います。(何かダジャレ風(笑))ライオンハート好きなジョンは激怒。すると,レヴェル,おとなしくしないと,スキャンダルをばらすぞ!と脅します。ジョンはやおら立ち上がり,笑って退場。

その後ジョンは,ロバート・ドゥ・ヘインの遅れたお葬式に参列。友人で司祭のジョン・ドゥ・アレンコンは,行動に気を付けろと忠告。

その後ブッシュにネスタを訪ねると,ネスタは,レヴェルのリューマチ執事が来て,ヒルダの事をある事ない事ぶちまけて行ったと怒りをあらわ。

帰宅すると,今度は,レヴェル本人が妹に彼女の夫の不実をばらした模様。兄にどんな尾ひれを付けられたのか,妻は「出て行きます」女中を連れ,外で待ち構えていたリューマチ執事とルージュモン方向へ去ります。マリーによると,マチルダは,リチャードの妻エレノアの住む家へ行くのだそう。そう聞くと「1週間以内に殺人事件が起きるぞ」と,何故か嬉しそうなジョン。
しかしこの時代,ヘンリー8世までまだ数百年,離婚は到底無理。この先ジョンにどんなトラブルが待っているのか。。。。幸い,彼は結構な資産家で,自宅も彼自身の所有,検視官としての収入も,元十字軍騎士としての収入もあるし。。。

翌朝,朝寝坊したジョンの前に現れたのは,フルフォードの女ロザムンド。何か困っているとの事。騎士であるジョンは,女性が困っていると聞けば,ヤマンバだって(笑)放っておく事はできません。つい,家に入れて話を聞くと,フルフォードの親分ブローズにレイプされたあざや引っ掻き傷だらけ。しかも,胸を出して,コイン状のあざも見せます。思わず(笑)油断のジョンに。この売女,いきなり抱きついて「レイプよ~~~!!!」と大声。そこへ乗り込むブローズとフルフォード,。。と来れば,後は予想通り。ジョンをいたぶり,レイプの罪を着せ,レヴェルの所へ。。。。


Angels and Demons : 余談

2009-05-13 23:41:53 | 読書
何気に、サンピエトロ寺院での、ヨハネ・パウロ2世の葬儀とベネディクト16世がコンクラーベで教皇に選出されるまでの写真を見ていて、あれ?こここれって、とってもよく見た風景だな? え~?これって、本や映画で観た、LOTRのミナス・ティリスの世界そっくりですよね? しかも、ヨハネ・パウロ2世が亡くなられたのは、LOTRの映画化よりずっと後の2005年ですから、映画は当然この写真をマネした物ではありません。
西洋の、こういう伝統の風景って、西洋人の遺伝子にきっちり刻まれているという事なのでしょうか。。。。


Run!Run!Run!