ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Three Musketeers (14)

2008-02-27 23:58:50 | 読書
バッキンガム公ことジョージ・ヴィリエーズジョン・フェルトンは実在の人物で,これから起きる出来事は,史実をアレンジしたものです。実在のバッキンガム公も,ハンサムで華やかな人物で,政治の面ではちょっとイマイチだったようですね。実際のジョン・フェルトンは,公の無謀な計画でラ・ロシェルで怪我をした事や,うまく出世できなかった事を恨みに思っていたようです。

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ミレディの怪我は(やっぱり)大したことなく、ウィンター卿はフェルトンをミレディから遠ざけ、彼女の出発を早めます。ただし、彼は1つ重大な過ちを犯しました。また、天候も味方になってくれないんですね。その夜は嵐でした。任務失敗かと焦っているミレディのもとへ、何と、窓からフェルトン! 彼は彼女を背負って高い窓から脱出。彼はまたまたご都合の良い事(笑)に海軍の男で、女を背負ってロープで降りるなんてお茶の子さいさい、なんですね。

そして、待たせてあったボートで、運命のポーツマスへ。フェルトンは何とウィンター卿の命令で、ミレディの旅券を、バッキンガム公の所へ取りに行く事になっていたんですね~! で、10時に出航して一緒にフランスへ行く事を約束して、陸に上がります。

フェルトンが海軍本部に到着すると、もう1人、バッキンガム公に拝謁を希望するかなり泥だらけの使者がいました。ただし彼が何者であるかは、公に個人的に告げると一点張り。執事のパトリックは、馴染みのウィンター卿の遣いと称するフェルトンを先に通します。

フェルトンは、バッキンガム公が出国命令を出そうとしているその女性を知っていると確認すると、憐れみの心を示せ、と、迫ります。ただただ呆れる公。しかしミレディの作り話を信じるフェルトンは無礼千万。ついに公にナイフを! その時、パトリックが先程の使者はフランスからです!と告げます。バッキンガム公は、最期の力を振り絞って愛しいフランス王妃の言葉を確認。逃げようとするフェルトンを取り押さえたのは、ミレディがいなくなった事に気付き、馬を飛ばして来たウィンター卿でした。フェルトンは、まだ9時にもならないのに勝手に去って行くミレディの船を見て、ようやく騙されたと知り、ウィンター卿は復讐を誓います。

ここは、本の中で唯一?シリアスで悲しいシーンですね。せっかく、ダルタニャンが不名誉から守った異国の高貴な人が。。ダルタニャンが知ったら何て言うでしょうねえ。。

一方、フランスでは、王様が退屈のあまり、銃士隊を引き連れて、パリに一旦帰還する事に。ボナシュー夫人を救出するチャンスを得たダルタニャンら四銃士は、大張り切りです。早速,その修道院に向かう時,ダルタニャンは例のアイツ(笑)=ローシュフォール伯を発見。彼の落としたメモを拾います。そのメモには,忘れもしない(アトス)ミレディの筆跡で,どっかの田舎町?の名前が。。


The Three Musketeers (13)

2008-02-26 01:00:59 | 読書
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ジョン・フェルトンは,何と都合よく,カトリック以上にプロテスタントを憎む清教徒でした。あ~あ失敗だねぇウィンター卿(ウィンター卿自身は,カトリックのようです。)。。。何が「ご心配なく」だ!

ミレディは,フェルトンの振る舞いから彼が清教徒と見抜き,自分は宗教なんか持たないくせに,清教徒のフリして,フェルトンの感心を惹きつけるんですね。ウィンター卿はミレディをフランスにさっさと突っ返す事に決定。急がなくてはなりません。そしてウィンター卿にぶち壊しにされないよう,注意深く事を運ばなくてはなりません。2日目は賛美歌を大声で歌い,3日目はウィンター卿は私にお怒りと言い,で4日目は,ロープで演出してナイフを欲しがる。。。その夜,フェルトンは人払いしてミレディと話をする所まで進展。彼は10年付き合ったウィンター卿より,会って4日のミレディを信じると言い出すんですね。(このバカ男!)

翌日ミレディは,仕上げに,ある高貴な男に薬によって眠らされ,辱めを受けたという話をフェルトンに「打ち明け」ます。しかしそれにしても,もうこの,ミレディの方じゃなくて,この男。ウィンター卿の言いつけを守る強さも,ミレディをきっぱり跳ねつける強さもないこの男! ミレディも彼を嫌いで,嬉しいです。(笑)

‥そしてさらに,肩の百合の烙印は,その男が押した物だと。フェルトンがすっかりのぼせ上がったのを見て,その男はバッキンガム公だとフェルトンに悟らせ,さらにミレディはナイフを下さいとクサイ芝居を。。。その時,ウィンター卿がやってきました。その女は死ぬ気なんかないぞとフェルトンを諭すウィンター卿。しかしミレディは,胸をちょこっとだけ(笑)傷つけます。


The Three Musketeers (12)

2008-02-24 16:34:50 | 読書
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ラ・ロシェルの反乱軍は兵糧攻めで飢餓状態。リシュリューは何としても、反乱軍を裏で支援するバッキンガム公を封じたい所ですが、なかなかミレディから朗報が来ません。それにしても、当時のヨーロッパ伝統のカトリックと新興宗教プロテスタントの争いはすさまじいですね。ったく、あのエリザベス1世の○ロ親父(^^;)ヘンリー8世のせいで、当時のイギリスはローマン・キャソリックの国々に、戦争の格好の大義名分を与えてしまったんですね~。

枢機卿が浜辺に目を移すと,例の4人組と従者達。彼らが何か密談をしているのではと近付くと,ダルタニャンの従者プランシェが気付き「役人様だ!」4人組慌てて枢機卿にご挨拶。しかしリシュリューは見てました。「今隠した手紙は何かね?」するとアトスが,イチかバチかの賭けに。「女性からの手紙ですが,○○様でも○○様でも(枢機卿の彼女(^^;)でもありません。」一瞬青くなった枢機卿,しかし,アトスの様子を見て気を変え,君たちがこの前護衛してくれた事は忘れないよ,と,ニコニコしながら退場。実はアトスは,枢機卿が手紙を取ったら殺そうとしていたのでした。(滝汗)そんな命がけで守った手紙の内容は,ボナシュー夫人の居所を教えるモノでした。

場面変って,ウィンター卿に捕らえられたミレディ。彼女は何としても,彼女の義務ってより,ダルタニャンへの復讐を果たす為,そこから逃げ出さなくてはなりません。そこで目を付けたのは,見張り役のジョン・フェルトン。あ~あ,これからしばらくこのミレディに付き合わなくてはならんのか~,読書スピード落ちそうだわ。


The Three Musketeers (11)

2008-02-23 08:38:05 | 読書
話の筋は全く覚えてないのですが,死体を使って敵を欺く所とか,ポルトスがパトロン宅で頂いた「年老いた雌鶏のスープ」とか,何か記憶にあるような気がします。(変なモノばっか(爆))やっぱり読んだ事あったのかなあ??

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作戦は決まったけど,敵国のウィンター卿と王妃様の妹にどう手紙を書くかも大変です~。ウィンター卿に「親愛なる友よ」で書き始めたりしたら,絞首刑どころか,絞首引き回し四つ裂きの刑(リンク先怖いよ要注意)?。。何度かご紹介した事ありますが,中世~近世イギリスで国家の反逆者に課せられた恐ろしい刑罰です(滝汗)(でもまあ,アトスの冗談です(笑)それにしてもこんな所でこの名前を見るとは予想外!)

ここで詩人アラミス大活躍(笑)ウィンター卿と王妃の親族に,優雅で卓越した文章の手紙を作成,それぞれプランシェ,バジン,が送り届けます。王妃の親族からはすぐにわかったと返事。なかなか帰らないプランシェにはハラハラさせられますが,ギリギリで帰還。ウィンター卿からは「ありがとう。心配御無用。」と短い手紙をゲット。

さて,ミレディはどうなったかと言うと,プランシェが手紙を届けて無事出発した後に,のんびりイギリスに到着。ここで待っていたのは,ウィンター卿の罠でした。彼女は三銃士とダルタニャンの期待通り,義兄によって城に足止めされます。ミレディはウィンター卿に会いに来たと嘘をついて逃れようとしますが,ウィンター卿は,手紙で情報入手済み。ミレディが自分の財産狙い,枢機卿とお友達な事,フランス人の元夫がいて彼はまだ生きている事(この時代これは重罪です),肩の烙印も知っている(これはほのめかし程度)事など,いろいろ並べて彼女を慌てさせます。

さらにウィンター卿は,ミレディを城から出さない事を宣言し,その見張りを,ミレディを港からここへ連行したジョン・フェルトンという若い部下に任せます。


エリザベス:ゴールデンエイジ(ネタバレ)

2008-02-21 00:29:36 | 映画
ゆっくり見たかったので,わざわざ前売り券を買って,意図的に水曜を避けて行って参りました。

私的には,キャットウーマン,ミス・ポターに続く,「本能的」に好きな映画でしたよ!
最初からケイトさんの心地良い声が響き,これはガンガンリーダーシップを発揮していくのかなと思いきや,映画の多くの部分が,クライブ・オーエン演じる探検家との「恋」に割かれていました。恋する女王様のあまりの可愛さに,おもわず涙ちょちょ切れました♪ いや~それにしても,ケイトさんの声素敵ですね~。歴史的には,エリザベス女王が50才位の時のお話なのですが,老け役? 実際のケイトさんよりちょっと年上に見えましたね?

女王様と同じ名前でべスと呼ばれる女官が,いつも彼女の傍に控えおそろいのドレスを着て,影武者のように,女王様のできない想いや行動を体現し,もう1人の女王様メアリ・スチュアートが自分が持っている物を持ってないエリザベスを憐れむ(イギリスは結局彼女の子孫が治めるようになる)という構成になっているんですね。これは映画プロットオンチの私でもわかりましたよ~。

クライブ・オーエンは,今まで全然対象外(笑)でしたが,今回どこかの大王よりずっとカッコよかったですよ♪

後半で,いよいよ,予告編で見られるような,大英帝国のリーダーとしての顔が出てきます。最初はヒラヒラの服で着飾っていた女王様も,戦争が近付くにつれ,服装が地味になっていきます。

烽火の場面は,LOTRを思い出してツボでした。ああそうか,山が少なくて,海から攻められるイギリスでは,確かに有効な手段なんですね。鎧着て,兵の前で檄を飛ばすシーンもカッコよいですね。(馬ちょっと動き過ぎ(笑)もうちょっと馬が落ち着いていたら完璧だったな)そう言えば,ローリー卿と馬でデートのシーンもありましたが,横乗りで結構飛ばしてますよケイトさん。

字幕翻訳は,例のあの人でした。いくらなんでもやはり第1人者ですから,長い文は頼りになりましたよ。でも,英語が苦手な人でもわかる位の短い文で,やっぱり,あれ~?な翻訳がありましたねぇ。ちなみに,エリザベスが,母も一時女王だったと語る所がありましたが,エリザベスの母アン・ブリンは女王様じゃなくて王妃様(Queen consort)です~。彼女は可愛いタイプではなさそうですが,細くて黒い瞳と髪の毛が魅力的‥‥な方だったそうで,う~ん,今で言う所のスーパーモデル風? いろいろ浮名を流して,処刑されたのだそうです。映画の中でエリザベスの敵が,盛んに売春婦を意味する言葉を言っていたのは,そのせいなのですね。

The Three Musketeers (10)

2008-02-20 23:11:57 | 読書
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アトスは、ダルタニャンと話をするのに良い場所を探します。まず、4人である宿屋へ出掛け、何故かその先にある陣地を取れるかどうかで、男達と賭け。で、朝ごはんを作ってもらって、ピクニックのように出掛けて行きます。何を考えているかと思いきや、これで、誰にも盗み聞きされない場所を確保。しかも、誰かに襲われると心配するダルタニャンには、前日戦闘があって、死体と一緒に武器が残っているはず、と。

アトスの話とは、ダルタニャンに,ミレディはバッキンガム公を暗殺しようとしている事を伝える事,そして彼がミレディを確認した時取り上げた、リシュリュー卿の手紙です。これは,彼女が役割を果たした後に見返りに使える予定の物でした。そこには「この者は私の命令下にあり、国家の為に善き事をしてきた者である」これを奪う事により、ダルタニャンや三銃士がミレディの意図で刑罰を受けるのを免れる事ができるというわけ。しかも、これは持っていると、いろいろ利用価値がありそうです。(笑)

で,いろいろ話し合った結果,とりあえずバッキンガム公ミレディの義兄ウィンター卿に義妹がイギリスに渡ったので,行動に注意するように忠告する事と,フランス王妃に忠告する事に決定。陣地は度々敵の襲撃に遭いましたが,話し合いが終わったら,彼らは死体に銃を持たせて去ります。キャンプに戻ると,ついにダルタニャン銃士に昇格決定です。


The Three Musketeers (9)

2008-02-20 00:07:02 | 読書
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今日エリザベス:ゴールデンエイジを観てきたんですよ。映画の感想は別ブログに書くとして,このお話当時のイギリスはどうなっていたのかをちょっと調べてみたら,あの映画はちょうどこの歴史上の出来事のお話なんですね。三銃士のお話はちょうどその40年後という設定です。この時イギリスの王家はどうなっていたかと言うと,エリザベスでチューダー王朝が終り,あのいわくつきメアリ・スチュアートの子孫(スチュアート王朝)の時代に入りました。この時の王様は,ちょうどその春に代替わりして,孫のチャールズ1世だそうです。

ラ・ロシェルの戦いとは,フランスの国王派とユグノー派との戦い。平たく言えば,当時の典型的な争いの種,カトリックとプロテスタントの争いです。しかし裏では,リシュリュー卿とバッキンガム公との意地の張り合いだったり。。

ダルタニャンは銃士隊に入れる事は決まっているものの,まだ正式辞令が降りてないので,三銃士とは別の部隊で戦います。今までゆっくり流れていた時が,あっと言う間に6月から9月。

ある時,ダルタニャンは,前線の先にある陣地に,本当に敵がいるかどうかを視察するという危険な任務を負い,志願した4人と一緒に出掛けます。途中で2人消え,怖くなって逃げたかと思いますが,帰りにその2人に襲われます。ミレディの刺客でした。防戦の末,1人死に,もう1人ブリスモンという男を助けます。彼らはボナシュー夫人の誘拐に関わっていて,彼女が修道院にいるという情報をもたらします。

そして11月。ダルタニャンの元に,ある宿主から,三銃士からだというワインが届けられました。彼はすっかりなついたブリスモン等と共に,ワインで乾杯したその時,王の部隊がやってきて,三銃士と再開。ところが彼らは,ワインは送ってないと。急いで部屋に戻ると,ブリスモンが苦しみ抜いて彼を恨みながら死んでしまいました。これもまたミレディの計略とみた彼らは,作戦を立てます。

王様がやってきましたが,戦況は‥よくわかりませんが(^^;),一進一退なのでしょうか。銃士隊はちょっと暇なようです。(笑) ある時,アトス,ポルトス,アラミスは,良い酒場兼宿を見つけ,そこで混乱に巻き込まれ,女性を助けますが,その帰り道,何故か枢機卿に遭遇。彼らは枢機卿にお供するハメになりました。実は女性はミレディでした。彼らが待機している時,まあ何という事!(爆)上の階で枢機卿がミレディにバッキンガム公を丸め込めと命令しているのが丸聞こえ。アトスはパトロールを装って一旦そこを離れ,皆が戻った隙に,大胆にもミレディと対面。確かに昔殺し損なった元妻である事を確認します。


The Three Musketeers (8)

2008-02-18 22:43:48 | 読書
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ダルタニャンはもう1回ワルド伯爵に成り済ましの手紙を出します。内容は「他にも女は一杯いるんでね,今度アンタの順番が来たらね」ミレディ激怒(爆)

すると,ミレディは,ダルタニャンに,ワルド伯爵への復讐を持ちかけます。ベッドに誘われ,ダルタニャン,何とホントの事を告白。アホか! 呆れて立ち上がろうとした彼女のネグリジェを掴んで破ってしまい,ななんと彼女の肩の百合の烙印を見てしまいます。

さあ大変,ミレディの怒りはすさまじく,すぐさま短剣を持って襲いかかってきます。ダルタニャンはキティの部屋に逃げ込み,女物の服をもらってアトスの家までまっしぐら。アトスは(当然)大爆笑。でも,話を聞いて,どうやら酔っ払って告白した元妻(知り合いの話と言っていたのにダルタニャンはしっかりアトス本人の話とわかっている)はミレディと認めました。(ミレディ=Milady→本名でない,ので,そう簡単には同一人物とはわからないんですね,もっともアトスも本名でないけど)

うだうだ御婦人探しをしている場合でない,と,察知したデュマさん(笑),即ミレディがダルタニャンをワルド卿と思ってくれた,いや,アトスの家宝のサファイアを質に入れて,2人に戦争用具を揃えさせます。自分と従者のグリモーの馬を買って,すってんてんになったと気付いたアトス,ついにサファイアを売っ払うことを決意します。

ポルトスは,いつの間にか,立派な馬を揃えてました。あの馬は(やっぱり)弁護士の冗談だったとか。(爆)

ダルタニャンに2通の手紙。1通は,ある人がある所を馬車で通り危険を犯して姿を表すというもの。もう1通は枢機卿御自から。どちらも危険だという友の忠告,ですが,わかっていても行くのがダルタニャン。(笑)
馬車から姿を見せたのは,何と行方不明のボナシュー夫人でした。

枢機卿の方の用事は何だったかと言うと,彼は,ダルタニャンに,自分の護衛隊の中尉にならないかと持ちかけます。(この爺,ダルのイギリスでの活躍をちゃんと知っているのね)ダルタニャンはこれには大いに焦りますが,自分の友はあなたの敵で,自分の敵はあなたの手下,これでは皆を敵に回す(彼は頭いいねえ,本当に)と言って,その場は丁重に断ります。ただ,枢機卿は,それなら,今君を守っていた防御を解こうかね(もちろんミレディが彼の命を狙っている事もわかっているんだろな),と,こちらも狸オヤジ。


The Three Musketeers (7)

2008-02-16 12:44:31 | 読書
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急遽,武器を揃えなくてはならなくなったダルタニャンと仲間達ですが,ポルトスは,早速古い付き合いの弁護士夫人を巧みに嫉妬の罠にかけ(汗)早くもお金を頂けそう。それを出歯亀していたダルタニャン,嫉妬のネタに使われた女性がミレディである事を知り,彼女の後を付けます。(彼女の侍女が彼に興味持ってそう。。。)

ミレディが英国人紳士と口論しているのを見たダルタニャンは,紳士がちょっと離れた隙に,失礼な奴ですね~,と話しかけますが,実は紳士はミレディの義理の兄,ウィンター卿。逆に無礼な奴だと突っ込まれます。よく見ると,アトスが馬をすった英国人だったので,キレたダルタニャン,早速,決闘という事に。(知らんぜ,もう~,コイツら(笑))

それぞれ3人を助太刀に従えたダルタニャンとウィンター卿は,いよいよ決闘に臨みます,が,挨拶で,お互い何故か打ち解けた? いやダルタニャンの作戦だったのですが,昨日の敵は今日は友。ダルタニャンは,試合後にウィンター卿に取り入り,すっかりお友達。(呆) もちろん,彼の狙いはミレディです。でも,ミレディはヤバイ女ですよ~(汗) 若造ダルタニャンには,かわいい侍女キティの方が相応しいと思いますが。

話変って,ポルトスは,嫉妬で落とした弁護士婦人の家に,出征道具用のお金を無心に参ります。ところが,弁護士宅のランチは,
they floated like the widely scattered islands of an archipelago.

こんなスープと,年とった雌鳥と,羊の骨(肉のふり)が入った豆料理。(笑) ワインも水で薄めなくてはなりません。

それでも,お金を要求しているポルトス。(汗) 夫人はすごーく困った様子で,お友達などから,良い物を安く仕入れる事ができる言って,‥‥取りあえず,知り合いから,馬と,従者用のろば,弁護士の旦那の旅行カバンをゲットする事が決定。(武器はとりあえず支給されるのね,ただ,馬とか旅行鞄が自前なんだ) 彼はお腹ペコペコで帰宅したのでした。(爆)

ダルタニャンはミレディに熱を上げます,が,侍女キティのおかげで,彼女はダルタニャンの事を,ウィンター卿を殺してくれなかったから嫌いだという事を知り,ミレディの想い人ワルド伯爵(ダルタニャンがカレーで殺し損なった。。(汗))への手紙を盗んで,伯爵になりすまして会いに行って恥をかかせる計画を立てます。(滝汗)

その頃,アラミスにはかねてから知り合いの御婦人から金品が届き,これで武器の用意はOK。一方,ポルトスには,何をどう間違えたのか,弁護士夫人から,ダルタニャンがパリで捨てた黄色い馬が届けられ,激怒した彼は,夫人に突っ返します。(激爆)

そしてダルタニャンは,キティの心配を振り切り,伯爵になりすまし,ミレディに会います。で,正体を明かそうと思ったその時,ミレディは伯爵のその怪我(ダルタニャンが負わせた)の仇を取ってやると発言した為,計画は頓挫。彼は見事なサファイアの指輪をもらいますが,それをアトスに見せるとまたびっくり。これは元々アトスの実家の家宝で,昔ある女性にあげたのだとか。。(それってここには書かれてませんが,酔っ払って話をした女性の事でしょ)彼は,ダルタニャンに,ミレディは危険だからこれ以上かかわるなと忠告します。

それにしても,戦争が始まるって言われてから,用具を揃えるのに,こんなにページ割いていいのか?
ダルタニャンの大胆さには超~びっくりですねぇ。ミレディを怖いとは思ってなかったのでしょうねえ。(笑) で,ポルトスのアホ(爆)さっさと弁護士夫人から離れて,他の奥様を捜した方がよさそうだけど。。


The Three Musketeers (6)

2008-02-13 22:56:31 | 読書
去年の夏休み以降,ほったらかしになってしまいましたが,3月まで空いてしまったので,ここで読めるだけ読もうと思います。(^^;)

309/635
ダルタニャンは次はアトス救出に向かうべく、アラミスと食事を共にします。この時、アラミスは、前日、「鞭打ち」をやり過ぎて、体調がすぐれないと話していますが、そ、それって、ダヴィンチコード映画で、ポール・ベタニーがやっていた、アレの事ですね(汗)

アトスは宿のワイン貯蔵庫に立てこもってました。宿の主人によれば、上からの命令で、捕らえようとしたけれど、失敗。アトスはワインセラーにこもったままなのです。彼らが捕らえようとした人物ではなく、役人も帰ってしまいました。
ダルタニャンは、間違って攻撃されないよう、慎重にアトスを助け出します。しかし貯蔵庫のワインやオリーブ油や食べ物がかなりなくなっていたため、宿の主人はがっかり。ダルタニャンはアトスの元の馬で弁償をする事を提案。

その夜、ワインを飲みながら、ダルタニャンはアトスの「愛」についての話を聞きます。他人の話だよと断り、始めた話は、。。。ある領主がある娘に恋をして結婚。ある日彼女が馬から落ち、治療しようとして、肩の烙印を発見。領主は驚いて彼女を殺します。彼女には非常に「信心深い」兄がいましたが、事情を聞こうとして訪ねると、既に家を去っていました。

翌日、アトスは、前日泥酔していて、女性の話をした事を覚えてないように見えましたが、どっこい、覚えてました。(笑) それは良いとして、彼はその朝、何とダルタニャンが王妃様を救ったご褒美の馬を、英国人と賭けをしてすっちまったと。しかもダイヤの指輪まで賭けたと。これにはダルタニャン大慌て。アトスはへのかっぱ(爆)で、それなら馬だけダイスで奪い返したらとアドバイス。冷や汗の勝負の末、馬を取り返しますが、さらにアトスは、馬よりお金がよかろうと言って、結局、2人は従者の馬に乗り、従者達は、頭にサドルを乗せて徒歩で帰途という、超間抜けな一行に。

アラミスの宿に着くと、何と彼もご褒美の馬を売ってしまったようです。(笑) 彼らは、まさかポルトスはそんな事はしないだろうと言いながら、宿に着くと、彼は子牛とチキンとラムで歓待してくれましたが、これは「馬」だと言い出すんですね。彼らはびっくらこきます。実は彼も、馬を売っ払ったのでした。(笑)

で、彼らはパリに帰って、従者の馬4頭で自分達の馬2頭を買い、現在持っている現金で3頭目、そして、ダルタニャンは、賭けに強いので、賭けで馬をゲット、という事になりました。(滝汗)

パリに帰ってみると、ダルタニャンの銃士への昇進が決まり、喜びもつかの間、戦争が始まるので、至急武器を揃えなくてはなりません。(支給されないのね(汗))


Run!Run!Run!