<下書き>
黒の騎士はフードを後ろへずらします。すると‥‥,見えない頭の上に王冠,ただ青白い眼の光だけは見えておりましたが。。そして恐ろしい笑い声が響きます。
「この老いぼれの愚か者,死が見えぬか? 今すぐ死ね,無駄に呪うがよい! 私の勝利の時だ!This is my hour of victory.」(追加:そして突然彼の頭は揺らいで落ちて,縮んでしまったかのように見えた)その瞬間,遠くで雄鶏が鳴きます。鋭く,はっきりと,彼は鳴きます。魔法とか戦争とか関係なく,ただ,朝が来た喜びの声でした。そしてそれに応えるように,
Horns, horns, horns.
北の偉大な角笛が鳴り響きます。ローハンの騎士達がついにやってきたのです。The riders of Rohan had come at last.
</下書き>
ついに,長い長い原作で,1番好きな段落の下書きがやって参りました!(HoMEはホントに長かったぞ(爆)) 文字通りThis is my hour.な至福の時間であります。(笑) 特に斜線で示した3つの文は好きです。正式版ではさらにシンプルに,カッコよく決まっていますね。(下線部が正式版の文章)
フードを脱いだ瞬間の魔王様の様子は,トールキン父さん,いろいろな言葉を書き込んでいたそうで,クリストファーさんが読み取れたのは,『青白い眼の光だけは(save only for the light of his pale eyes)』だけだったそうです。
話は正式版と前後しますが,ピピンの話です。この辺りはもしかすると,正式版では2つほど先の章の話だったかもしれませんが,デネソール侯が落ち込んでしまった原因を彼自身が喋らず,ピピンが推測しているそうで「ファラミアへのひどい言葉,必要もない危険にさらした事,戦い(war)と苦しみ(woe),希望の彼方の勝利,彼の家系も途絶えてしまう,という事ではないでしょうか。」元々ピピンのセリフだったのだそう。
またこの頃からラス・ディネン,フェン・ホルレン(Fen Hollen,初期はFenn Fornenと綴られる)もちゃんと「整備」されてきたようです。
慌ててガンダルフに知らせに走るピピンがBerithiel(ベレゴンド)に会った時の下書きはこんな感じだったそうです。
<下書き>
「どこへ行くのだ? マスター・ペレグリン?」
「ミスランディアを捜しに」
「では君はもう大公へのお仕えを辞めたのか? その黒と銀の服を着る者は,死ぬまでお仕えしなくてはならないのだぞ。」
「もしくは大公の。」
「では君が賜った大公のご命令は私が邪魔をしてはいけないのだな。でも一体何が?」
</下書き>
黒の騎士はフードを後ろへずらします。すると‥‥,見えない頭の上に王冠,ただ青白い眼の光だけは見えておりましたが。。そして恐ろしい笑い声が響きます。
「この老いぼれの愚か者,死が見えぬか? 今すぐ死ね,無駄に呪うがよい! 私の勝利の時だ!This is my hour of victory.」(追加:そして突然彼の頭は揺らいで落ちて,縮んでしまったかのように見えた)その瞬間,遠くで雄鶏が鳴きます。鋭く,はっきりと,彼は鳴きます。魔法とか戦争とか関係なく,ただ,朝が来た喜びの声でした。そしてそれに応えるように,
北の偉大な角笛が鳴り響きます。ローハンの騎士達がついにやってきたのです。The riders of Rohan had come at last.
</下書き>
ついに,長い長い原作で,1番好きな段落の下書きがやって参りました!(HoMEはホントに長かったぞ(爆)) 文字通りThis is my hour.な至福の時間であります。(笑) 特に斜線で示した3つの文は好きです。正式版ではさらにシンプルに,カッコよく決まっていますね。(下線部が正式版の文章)
フードを脱いだ瞬間の魔王様の様子は,トールキン父さん,いろいろな言葉を書き込んでいたそうで,クリストファーさんが読み取れたのは,『青白い眼の光だけは(save only for the light of his pale eyes)』だけだったそうです。
話は正式版と前後しますが,ピピンの話です。この辺りはもしかすると,正式版では2つほど先の章の話だったかもしれませんが,デネソール侯が落ち込んでしまった原因を彼自身が喋らず,ピピンが推測しているそうで「ファラミアへのひどい言葉,必要もない危険にさらした事,戦い(war)と苦しみ(woe),希望の彼方の勝利,彼の家系も途絶えてしまう,という事ではないでしょうか。」元々ピピンのセリフだったのだそう。
またこの頃からラス・ディネン,フェン・ホルレン(Fen Hollen,初期はFenn Fornenと綴られる)もちゃんと「整備」されてきたようです。
慌ててガンダルフに知らせに走るピピンがBerithiel(ベレゴンド)に会った時の下書きはこんな感じだったそうです。
<下書き>
「どこへ行くのだ? マスター・ペレグリン?」
「ミスランディアを捜しに」
「では君はもう大公へのお仕えを辞めたのか? その黒と銀の服を着る者は,死ぬまでお仕えしなくてはならないのだぞ。」
「もしくは大公の。」
「では君が賜った大公のご命令は私が邪魔をしてはいけないのだな。でも一体何が?」
</下書き>