![]() | By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan) 価格:¥ 745(税込) 発売日:1994-10-06 |
剛腕船長の自宅としてはかなり地味なロフェル家。エマ夫人によれば,ロフェルはスコットランド出身の元牧師。しかし海が好きで釣り船を営んでいたエマの父親と知り合ってからは,一緒に釣りに行くようになったのが,海の男への第1歩。
しかしロフェルは複数の女性との間に噂があり,助祭長から目を付けられていた所,ついにエマと恋に落ち,破門されてロンドンへ駆け落ち。(ここら辺の話に興味ありげなアセルスタン(^^;))始めは良かったけれど,ロフェルがオスプリングと知り合ってから一変。オスプリングが紹介してくれた夜のお楽しみで,男色に目覚めたロフェル,エマとの関係は冷えきってきます。
エマはロフェルが毒殺されたと聞いて納得できません。彼は食べ物には注意深く,Usquebaugh=ウスクボー→ウィスキー(当時のイングランドでは一般的な言葉ではなかったのですね!またトリビアゲットです)の瓶はどうなのですか?と聞くクランストンですが,エマ夫人,侍女のタビサに遺品の瓶を持って来させ一気飲み。呆気に取られるクランストンとアセルスタン。。。「もし毒が入っていたなら,主人の所へ行けますよね」と微笑む夫人。アセルスタンは,牧師が誓いを破りたくなるようなかつての美しさの名残を見て取ります。(こら!(^o^;))
アセルスタンは,タビサと一緒にロフェルの遺品を取りに行きますが,そこで侍女の意外な一面,女主人をあまり快く思ってない事を知ります。そして彼は遺品の中のある本に,気になるページを発見。そこには謎の線が引かれ十字マーク。
ロフェル家を出ると,人間の漁師が現れ,神の光(God's Bright Light)号に何かのサインのような灯りが1時間おきに灯っていた事を思い出したと報告。
さらに歩くと,先だってから2人をつけてきた怪しい2人組が待ってました。しかも酒場に招き入れ。ピーターとポールと名乗る2人は,実は王冠に仕える者(すなわちヒュー・コーベットような(^^;))と言い,ロフェルの最期の航海中に近くにいて行方不明になったスパイ船についての調査をしているのだそうです。ロフェルは国家反逆者から雇われていたのではないかと疑いがかかっているのだそう。アセルスタンとクランストンは協力に応じる事にしました。合図はセントポール教会で聖母マリアの目安箱に「聖ペテロと聖パウロに仲裁のお願い」を出す,だそうです。