ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Like Water for Chocolate: 感想

2008-10-31 23:41:05 | BookClub
Like Water for Chocolate: A Novel in Monthly Installments, With Recipes, Romances and Home RemediesLike Water for Chocolate: A Novel in Monthly Installments, With Recipes, Romances and Home Remedies
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:1994-02-01


まあ、何と言うか。

きちんと高尚に清く読むような話ではありませんでしたね。

恐ろしくスラップスティックなお話でした。
でも続きがどうなるか気になって、それだけで結構読めてしまいました。

今までに読んだ事のないジャンルです~。

Titaの選択には賛成できなかったなあ。PedroにこだわるTitaには、どうも共感できませんでしたねぇ。Johnと結婚すればよかったのにねえ。

Like Waterには「惜しげもなく」という意味があるそうですが、Titaの人生、せっかく幸せになるチャンスがあったのに、ああいう選択をして、人生を湯水のように無駄遣いしてしまった??と取れてしまいましたけど、何か?(汗)

ママElenaとRosauraヒドイですねぇ。まじ腹立ちました。でも、それをまた、ママは強姦、Rosauraは便秘と口臭にして殺してしまう作者さん、恐ろしいなあ。ストレス解消にはなりましたけど。(笑) ひょっとして、誰かこの手の女性に、相当恨みを持っているのでしょうか?

予算の安いテレビドラマだと思えば、まあまあ面白かったかな。まあ、退屈ではありませんでしたよ。


Like Water for Chocolate: December : Chiles in Walnut Sauce

2008-10-31 23:18:30 | BookClub
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皆さん、一生懸命ナッツを剥いてます。20世紀の始め頃のお話だそうで、まだ今のように生活が便利でなかったので、いろいろ手間がかかって大変ですね。でも感心な事に、Titaの家ではそれでも決して手抜きはしないようです。

さて、Titaのその後はどうなったのでしょう。やきもきしながら読み進んでおりますが、どうやら結婚式があるという事で、PedroがJohnを見てジェラシーを燃やしている、という事で、むむむ、さては結局Johnと結婚か?と思ったのですが。。。

Rosauraは1年前に「変死」。最期まで腸の不調と口臭は治らなかったそうで。。という事は、おや、あの時から結構時間が経っているのね。

Gertrudis一家がお祝いにやってきました。オーストリッチで着飾るド派手なGertrudis。彼ら夫妻の子は、祖父の肌と祖母の眼を受け継いだ碧眼のムラットー。

さらによく読むと、AlexとEsperanzaが招待状を書いている? Esperanzaは赤ん坊だったぞ???

なんだ、AlexとEsperanzaの結婚式か。EsperanzaはAlexに出会った時「dough being plunged in boiling oil」と感じたそうな。(叔母がPedroに出会った時と同じ)しかし、それはRosauraを怒らせる事に。彼女は、Esperanzaに一生面倒を見てもらうつもりだったんだな。TitaとPedroが一生懸命なだめたのだそうです。それで荒れるRosaura、ある日寝室で暴れて、そのまま亡くなったのだそうです。

Johnは結局、あれ以来独身を通しているそうです。

その日のTitaの料理は皆を幸せにしました。

そして皆が帰ったその後、ようやく誰にも邪魔されず(って事は、ずっとあの中途半端な関係を続けてきたのね)2人きりのPedroとTita。ついに安心してベッドイン!

ところが、

いや結末は書かないでおこう。(笑)


Like Water for Chocolate: November : Beans with Chile Tezcucana-style

2008-10-31 22:59:16 | BookClub
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もうとっくに読み終わっているのですが、忙しくてなかなか更新できませんでした(汗)。

Titaは、とりあえず、JohnのおばさんMaryの為に料理中。でもJohnとは結婚しないと言うつもりです。Johnは、Titaが火傷を負ったPedroの世話をする事まで許しているのですが、それに対してPedroはワガママで子供みたいです。どうも、火傷は治っているようなのですが、心が病んでいるよう。。

その時、Rosauraが台所に現れました。姉妹の会話はこんな感じ。。。
T:あなたは私の恋人と結婚したのよ。
R:あなたは恋人を持つ権利なんかないのよ、家族の伝統でしょ。
T:そんな伝統くそくらえだわ。私は皆と同じ権利を持っているのよ。あなたこそ、深く愛し合っている2人の間に入る権利なんかないのよ。
R:彼は私と結婚したのよ。
T:あなたと結婚したのは、私の傍にいたかったから。彼はあなたを愛してないわ。そんな事わかっているでしょ。
R:過去の事はまあいいわ。Pedroがどんな理由で私と結婚したのかも関係ないわ。でも私たちが結婚したのは事実なの。あなたに笑いものにされるいわれはないわ。
T:誰も笑いものにしてないわよ。あなたが間違っているの。

あ~あ~、何か、愛人と正妻の喧嘩だねぇ。(って、実際そうだし)

しかしここで、Esperanzaの泣き声。Titaは、Esperanzaに自分と同じ人生を歩ませたくないと言ってしまいます。(今まで我慢していたのよね)Rosauraは、さっさと彼女を連れてってしまいます。Titaが1番嫌がる事を知っているんですよ。母子揃ってやな女だねぇ。

いよいよ、JohnとMaryがやってきました。Tita、英語できるんですね! Maryは、Titaの料理をおいしいと言ってくれます。

しかしTita、いよいよ意を決して、Johnと話。彼がいない間に、男と関係を持った事を打ち明けます。するとJohn、その相手はPedroとしっかりわかっている様子。自分とその男のどちらを選ぶのか、君次第だと言います。あくまで大人ですね。

私は、個人的には、Esperanzaを自分と同じ目に遭わせたくないというTitaの考えには大賛成です。でも、Johnと結婚して欲しいなあ。私なら、絶対Johnを選ぶのになあ。。


Like Water for Chocolate: October : Cream Fritters

2008-10-25 09:15:02 | BookClub
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Titaは、Gertrudisのリクエストにより、クリーム・フリッターを料理中。Gertrudisの軍隊は、1週間滞在しました。明日はいよいよ出発です。Gertrudisはとにかくよく喋るので、最終日にようやく、Pedroとの事について切り出せました、

真実を言おうかしらと悩むTitaに、Gertrudis、「真実?! それはあなたとPedroが愛し合っているという事でしょう! Rosauraだって、心の底では知っているはず。だから真実を打ち明けるべきよ!」(と、言いながら、おみやげのシロップが気になるGertrudis(笑))

その時、Pedroが豆の袋を持ってくるのを見つけたGertrudis、彼が台所の前を通るのを見計らい「Pedroの赤ちゃんが出来た事、話すべきね。」

それが「聞こえた」Pedro、びっくり仰天! 早速、PedroとTitaに話し合いを勧めるGertrudis。(彼女の決断力、実行力はママ譲りね)Titaはかねてから頼まれていたシロップのレシピを姉に渡して、2人で話し合いに。

Pedroは、赤ちゃんの話に大喜び、ですが、自分達の事だけを考えて行動する事はできません。RosauraとEsperanzaを置いていくわけにはいかないのです。しかし今は人が多いので、一旦話し合いを中断、後でゆっくり話す事にします。

私は、この時一瞬、PedroがヘモスでTitaがユファ、Johnがクムヮ……(生まれてくる子はチュモンかい!(爆))……というような解決策を取るのかなあと想像してしまいましたが。。いや、続きを読む事にしましょう(^^;) 

その頃Gertrudisは、部下のTrevino(偶然?彼女の父と同じファミリーネームですが)と一緒に、シロップ作りに奮闘。何せ彼女は、パウンドとかパイントとか言われてもわからなかったものですから・・・Trevinoは、実直な軍曹です。母と妹を強盗に強姦され殺されるという悲しい過去を持っていますが、ひょんな事から強盗が軍の裏切り者と同一人物である事を発見、復讐を果たしました。彼は密かにGertrudisを想っているそうですが、彼女がJuanと再会したので、片思い。。

奮闘の結果、Gertrudisは何とか結構おいしいシロップを作り上げました。

お昼寝の時間、Titaは自分の部屋の真下で酔っ払ってラブ・ソングを歌っているPedroに気付き、Rozauraが起きたら、と、気が気ではありません。その時、またしてもママの亡霊が出現。Titaを責め始めます。しかし、Titaは、ママなんか嫌いよ、ずっと嫌いだったのよ!と、ついに言ってしまいます。亡霊は退散。(実は彼女は妊娠もしてなかったそうで)そして大円団か

と思ったら………

ママの亡霊は光となって飛び出し、Pedroを襲います~。Pedroは火だるま!!! Gertrudisがすぐさま上着で消し止めます。Pedroは何とか一命を取り留めたようですが、ひどい火傷。すぐさま彼の傍へ駆け寄るTita。Rosauraも気付いて駆け付けますが、Titaと睨み合った瞬間、何かを察したのか、部屋にひきこもります。(1週間出て来なかった)

Titaは、卵やトマト、tepezcohuiteなどを駆使して一生懸命治療。朝を迎えます。Gertrudisは名残惜しげに部下を引き連れて次の戦いの場へ出発。

Johnが帰ってきました。


Like Water for Chocolate: September : Chocolate and Three King's Day Bread

2008-10-25 00:23:09 | BookClub
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カカオ豆から作るホットチョコレート。ココアバターは、唇の荒れやすいTitaには最高のリップクリームです。(へぇ、そうなんだ、私も使ってみたい~!) 子供の頃、唇の荒れる冬、特に笑うのがキツかったそう。Titaはこの頃笑えるような事はないけれど、妊娠したのでは?という疑いが、ついつい、彼女を笑わせるのです。

Titaは、King's Dayの食事の準備中。子供の頃のKing's Dayは楽しかったと、ついついGertrudisを思い出すTita。

Rosauraは、太りすぎや、Pedroが最近相手にしてくれない事から来るストレス?腸にガスが溜まり、おまけにひどい口臭。それじゃますますPedroが逃げてしまう。。最近ようやくTitaへの競争心もなくなり大人になったRosauraにとって、Titaはよき相談相手です。Titaも彼女のダイエットに協力してます。

King's Dayのパンの1つには、人形を入れる伝統があるそうですが、Titaの家では、人形を取った人は願いが叶うという言い伝えがあります。パンに入れる人形を見ているうちに、Gertrudisに会いたいという思いがこみ上げます。

食堂には、隣人のLobos家の人達がやってきました。Lobos家の奥さんは、Titaを見るなり、あなた妊娠してるわね。どうしてわかるの? そら、目を見りゃわかるさ。ひえ~ヤバイと思っていたその時、

革命軍が馬に乗ってやってきました。
ところが、彼らを率いていたのは、Gertrudisです。
彼女はやむにやまれず戦った事をきっかけに、革命軍に参加、折からおそらくママElenaの血?リーダーシップに恵まれた彼女は、ぐんぐん出世。また、あの日裸の彼女を連れ去ったJuanとも再会。彼らは結婚していました。

Juanのギターやアコーディオンに乗って、Gertrudisは歌や踊りを披露。Rosauraは、一体誰に似たのか(ママは嫌いだしパパは全然ニガテだった)といぶかしがります。Titaは思わず肩すくめ。いっそずっと秘密にしておこうと思っていたのですが、1年後にGertrudisが黒人の赤ちゃんを産んで、家庭争議に発展、Titaは仕方なく、あの話をして、収めたのだそうです。

ま、それはともかく、今、Titaは、Gertrudisに、Pedroの事を、相談したくてたまりません。彼女は、Johnとの婚約を取り消そうと思ってました。しかしその後、もしPedroが彼女を追って来たら、RosauraとEsperanzaはどうなるのか、一体どういう行動を取ればよいのか、彼女は非常に悩んでいました。


Like Water for Chocolate: August : Champandongo

2008-10-24 23:55:44 | BookClub
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Rosauraは2人目は娘を出産。Esperanzaと名付けました。今回前にもましてひどい難産で、手術をして、今後は子供が産めない体に。Titaは体調の回復しないRosauraに代って、台所でEsperanzaの面倒を見てます。

Johnが結婚の申し込みに来る日、Esperanzaに手がかかって、どうも料理のペースが上がらないTitaです。Titaのいらいらの原因はそれだけではありません。Pedroは、嫉妬から、Johnとは結婚しない方が良いと言いますが、ママが生きていた当時の彼のいくじのなさに怒っていたTitaは「今度恋する時は、そんないくじなしでないようにね!」

またTitaのいらいらの原因はさらにもう1つ。台所で育つEsperanzaは、それ以外にもう1つTitaとの共通点がありました。彼女はPedroとRosaura夫妻のたった1人の、最後の娘になるので、もし家の伝統に従えば、一生~母の面倒をみる羽目に。。。それだけはやめてと祈るTitaですが、Johnの息子AlexがEsperanzaと結婚した~い、と言うと、Rosauraは無残にも、「この子は死ぬまで私の面倒を見るから、だめなのよ。」

そこへ、何とChenchaが突然戻ってきました。Chenchaを見てこんなに嬉しかった事はありません。しかもChenchaは、幼馴染みの夫も連れてきました。すっかり傷も癒えたよう。

シャワーを浴びて準備を進めるTitaですが、ななんと、シャワーから出た所でPedroとばったり!

Johnがやってきてパーティが始まると、Pedroいきなり、政治の話題でバトル。やっと話題をそらして乾杯すると、ガッチャ~~~ン!(これ友達が飲み会でやっちまった事ある!(笑))それでも、何とかお食事会。Johnは、北アメリカに住むおばを迎えに行く為に、しばらく旅に出ると言います。

食事後、後片付けをするTita。かつてママが使った風呂場で片付けしていると、Pedroが入ってきて、後ろ手で鍵をかけます。びっくりして振り返るTita。。。!

Chenchaは、ママElenaの風呂場から漏れる怪しい光を見て、ママの亡霊と勘違い!


Like Water for Chocolate: July : Ox-Tail Soup

2008-10-24 23:39:26 | BookClub
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オックステールのスープは、全ての病気に効くのだそうな。
Chenchaが、Brown家を訪ねてきました。Tita、感激のあまり、涙涙~、何と階段にまで溢れます~(え?(^^;))

Chenchaによれば、ママElenaは、Titaの事を口にする事を禁じているのだそう。Robertoの死の責任も、Titaのせいという事に。(うへっ、なんだこの……)Chenchaはまた、Gertrudisの手紙も持ってきました。服のお礼と、時が来たら会いに来るというような事が書かれていました。

Titaは、Chenchaに、もう二度とママのいる農園には帰らないと告げます。Chencha、帰り道、どうママElenaに告げようか、思案。で、ようやく、妙案を思い付きます。が、ここで未曾有の大事件。なななんと、強盗が農園に押し入り、ママElenaとChenchaは、レイプされてしまいます。しかもママは背骨に大怪我を負い、半身不随に。。

その頃、Johnは、Titaに結婚を申し込んでいました。

ニュースを聞いたTita、(二度と帰らないと言ったのに)実家に帰ってきます。ようやくママも扱い易くなったと思い、料理を作ってあげるTita、ですが、ママは、Titaの料理は苦いと言って受け付けません。Johnがママの治療にやってきますが、Titaの料理はおいしいだけですよ?何か? 彼は、Titaと結婚すると宣言。ママは許さんと言いますが、Johnは、ママの許可は必要ないと思ってます。(大人だね、この人)

Titaの料理を食べられないママ、Chenchaに料理を命じますが、Chenchaだって、事件で傷付いた被害者です。TitaはChenchaに暇を出す事に。その後、料理人を何人も雇いますが、誰もママのすさまじい気性に付いていけず、ついに町中の料理人を使い果たし、Titaが作るしかなくなりました。

でもママはやっぱりTitaの料理は食べれず、結局、(あっさり)死んでしまいます。Johnの調査によれば、ママはトコンという植物のシロップ(げっ、催吐薬じゃんっ)を何故か常用していて、これが死因じゃないか、との事。

通夜の日、Titaはママの秘密の鍵を発見。彼女がかつてママのタンスで、鍵のついた箱を見つけた時、「たかがタンスに侵入」でこっぴどく叱られたので、覚えていたのだそう。その箱の鍵を開けると、中には日記がありました。日記には、どえらい秘密が。。

ママには、かつてTrevinoという黒人の恋人がいて、それに気付いた家族、南北戦争からさほど時間の経ってない時期、アメリカ南部に近い土地柄から、リンチを恐れて2人を引き離し、De la Garza氏と結婚させたわけですが、2人の逢瀬はしばらく続き、Gertrudisは何と彼らの子、との事。ところが、ある時、逢引の時にTrevinoが殺されてしまったのだそう。De la Garza氏はこの話を知りませんでしたが、Titaが生まれたお祝いに飲んでいる時に知ってしまい、ショックで心臓麻痺!


Like Water for Chocolate: June : A Recipe for Making Matches

2008-10-22 23:41:29 | BookClub
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食べ物じゃないじゃん。(汗)
Titaは、John Brownの家の裏の、研究所にいました。

彼女はしばらく話もできず、自分の手を眺める日々。ママの命令を聞かなくて済む生活なんて、考えた事もなかったのですから。

ある日、彼女は、建物の裏で、親切そうなインディアンの年配の女性と出会い、言葉も交わさず交流するうち、次第に癒されていきます。ただ、不思議な事に、何故かだんだん、お婆さんがJohnに見えてくるのでした。

実は、Johnの祖母は、ある時祖父が「お持ち帰り」したKikapuインディアンだったのだそうな。Brown家では、長らく彼女を嫁として認めませんでしたが、ひいお祖母さんがひいお祖父さんの持病を、ヒル療法で治そうとして失敗、大出血した所を、インディアンの嫁のハーブ治療で持ち直した事から、ある一定の敬意を表されるようになり、家の裏手に住み続けたのだそう。

Johnはそんなお祖母さんが好きで、子供の時はよく一緒に過ごしたのだそうです。

というような話を、彼は、マッチを作りながらするのでした。

既に亡くなったというそのお祖母さんによると、人は体の中にマッチをもって生まれるのだそう。全て自分で点火できるわけでなく、好きな人や音楽によって点火する事もあるそうです。皆、マッチによって明るく照らされた世界から、自分の進むべき道を見つけるわけですが、もし見つけられないと、湿気てしまいます。そういう人は、魂が道を求めて彷徨い出る事があるのですが、ちゃんと体と一緒でないと、道を見つける事はできません。

これを聞いてなるほどと感銘するTita。

彼女のその気持ちを察する(彼女まだ喋れません)ように、いつかTitaのマッチが明るく光ってトンネルの向こうに道を見せてくれるよ、と言うJohn。(いい人だねぇ)

ここで彼は、祖母と親しんだゲームを紹介。特殊な塗料(マッチを点けると見える)で壁に秘密の文を書いてもらいます。

Titaの無言の理由を書いてもらいました。
"Because, I don't want to."

これを見て理解するJohn。(彼は、こういうのを、理解する才能があるんですね)

Tita、母の家には二度と帰りたくありません。


Like Water for Chocolate: May : Northern Style Chorizo

2008-10-22 23:40:25 | BookClub
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2 kilos pork hea or scraps ...
メキシコ料理でも「あら」を使うんですね!

さて。。
Pedro一家は、ママElenaの陰謀により、テキサスに送られ、現在Titaのたった1つの生きがいは、かわいそうなハトのヒナにミミズを与える事だけ、と、なりました。

一体どうしてそんな事になったかと言うと。。

数日前に革命軍が家にやってきたのだそうです。
ママElenaは、TitaとChenchaを家に隠し、ペチコートにショットガンを隠して、彼らと対峙。軍の1人が女がいると見透かし、家に入ろうとした途端、彼が庭で見つけたにわとりに1発。

「あたしゃ、いい腕してんだよ、でもって気ぃ短けえんだよ。キャプテン、次はおめえさんの番だ。おめえさんがあたしを撃つ前に、おだぶつさ。。。(以下略)」

ママElena、ただのクッソババァ(失礼!)だと思ってましたが、一瞬、ちょっと見直しました。

ちょっとびびった兵士達、梯子の上の巨大なハト小屋を見つけて、1週間ほど祝宴を開いた後、農園の住民には危害を加えずに立ち去りました。ちなみに、実は彼らのキャプテンは、Gertrudisをさらった男でした。

しかし、兵士達がハトを御馳走になった事で、Tita、大ショック。実は彼女は、小さい時からずっと世話をしていたんですね。ようやく1羽のヒナが生き残っているのを発見。胸の谷間に挟んで(セクシーショット(^o^))梯子を降り、それ以来、その子が彼女の生きがいです。

ママElenaの風呂の世話をするのはTitaですが、その日は何故か注意力散漫でドジ続出。何故か頭の中がRobertoのいた日々に戻ります。

その日、Robertoに乳をたくさん与えられるようビールをたくさん飲んだTita、お昼寝のハンモックから起き上がり、トイレに向かいます。すると、その後を追うPedro。おお~っと、セクシーシーンっ?いや~ん恥ずかしい~(爆)と思ったその瞬間、ママElenaの声。

Pedro一家が家を出されたのは3日後だそうです。

シーン戻って、ママのお風呂の後、ソーセージ作業中のTitaの所へ、Chenchaがとんでもないニュースを持って来ます。何と、Robertoが亡くなったとの事。何も食べられなくなったのが原因で。

するとママElena、「持ち場に戻るんだよ。涙はなしだ。かわいそうにねぇ、神様が連れてってくださるさ。悲しんでる暇はねえんだよ。やる事が一杯あるんだ。ま~ず働く。それから好きな事をしな。ただし、泣きはなしだ。わかったか?」

ここでついに、Tita壊れます。
しかし、ママ、木のスプーンで思いっきり殴ります。

Tita、ハト小屋へ。
ママ、梯子撤去。

ママは、残りのソーセージ詰め作業をしました。ママの腕前は完璧です。しかし、1週間後、ソーセージには、ミミズが一杯たかっていたそうです。

Brown氏がTitaを救出しましたが、彼女は完全に壊れております。ママは彼女を気違い病院に送れと言いました。

・・こんの~っ、くっそ~、言葉が出ないねぇ~。ぬあんじゃ~いこの、気違い婆ぁっ(失礼しましたっ(^^;))

でも、今日のハリポタ日めくりがベラ姐さんだったのを見て、密かに、ヘレナ・ボナム・カーターなんか、ママにピッタリだなあと思ったのでした。(笑)


Like Water for Chocolate: April : Turkey Mole with Armonds and Sesami Seeds

2008-10-19 14:06:05 | BookClub
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Turkey Moleとは、Mole poblanoの事。超有名メキシコ料理だそう。(私はまだ食べた事がない)Mole(モレ)とは、メキシコ特有のソースで、こちら参照。チリの効いたチョコレートベースです。(おほ~これが有名なチリチョコレートソースなのね)いくら英語の辞書を見ても出てこないわけだ。(^o^;) 材料が多くて書くの面倒なので、省略します~。

この料理は、PedroとRosauraの長男Robertoの洗礼式のお祝いです。アーモンドやごまを一心にすっているTitaの胸元が揺れているのを、思わずPedroは見入っております。(^o^;)

にっくきRosauraの息子ですが、TitaはRobertoに愛情を持っていました。と言いますのも。。。

Titaは、うずら料理以来、Pedroが自分の料理を誉めてくれなくなって、ちょっとイライラしていました。(実はママElenaの策略なのですが) Rosauraの出産の日、その日に限り、ママElenaとChenchaはお出かけ、Pedroもかかり付け医者Brown氏を迎えに行くのに時間がかかり、Titaはたった1人でRosauraの出産に立ち会う羽目になってしまいました。

しかし、出産の知恵なんて、学校でも教えてくれないし、ママもそんな事は教えてくれないし、1番頼りになるNachaは亡くなってしまったし。。おまけにRosauraはまるまる太っていて、重いです。

ああもうホントにどうしよう~~な状態で待つ事、…一体どの位経ったのかもわかりませんが、ついに、赤ちゃんの頭が出てきました。きれいとは言いがたい頭でしたが、何故か急に、Titaには、とても美しい頭に見えたのだそうです。これはPedroの息子だし。。

その後は、まるで奇跡です。何故かNachaがTitaの耳元で、次に何をするか囁いてくれて、Titaはへその緒切りから、赤ちゃんをしっかりおくるみにくるむ所まで、まるでプロのようにきっちり仕上げ、帰ってきたママElenaも感激したそうです。(^^;)

PedroがBrown氏を連れてきました。最近妻を失ったBrown氏、久々に見るTitaが美しい女性に成長しているのをみて、思わず一目惚れ。(汗) ですが、Rosauraの出産はかなり危険なものだったのだそう。それでも完璧にやり遂げたTitaに感心します。

Rosauraは、乳が出ず、たまたま近所の若いお母さんが分けてくれる事になりました。ところが、革命軍の銃弾飛び交う町で流れ弾に当たって重傷を負ってしまいます。

。。。というニュースが入ってきたのは、Titaがモレを調理している時の事でした。Robertoはいつもの乳母さんがいなくて大泣き。Titaはまたまた大ピンチです。なすすべなく、思わず、自分のブラウスの胸元を開けて、Robertoにくわえさせます。すると、何故か、すっかり落ち着くRoberto。えええ~まさか出てるんじゃないでしょうねぇ? いやしかし、何と、出ていたんですね。えええ~~!そんな事あるんでしょうか? Titaはもちろん子供いないし、……姉妹だから?

Robertoを胸元から離した瞬間、Pedroに見られるというサービスショットが入ります。(笑)

おかげさまで、Titaは、まだ体調のすぐれないTitaに代って洗礼式に出席し、もうすっかり気分はRobertoの母親で、Pedroの妻。

七面鳥のモレを食べた招待客も、皆幸せな気分。

でも1人食べてない人物がいました。
ママElenaです。彼女は、PedroとTitaの間に何かあると感じ、Pedro一家をテキサスに送る陰謀を企てます~。(汗)


Run!Run!Run!