ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

トリロジー連続上映イベント

2005-01-31 00:18:34 | Tolkien・映画
今週は,週末を全てLOTRづくしで過ごすという大変な贅沢をさせて頂きました。

1日目(1/29)
9時から12時までの間に座席指定券を受け取るという事になっていたのですが、私が到着したのは9時45分頃。予想してはいましたが、既に1番観やすい真ん中周辺の席は埋まっていました。でもまあどうにか,やや後ろの真ん中寄りの席は取れましたけどね。
私は、「(特に土曜は)全員来るはずはないだろう」と、完全にたかをくくっていましたが、350人ほど収容できる部屋の、空いている席は本当に50程しか見当たらず、当った人のほぼ全員が、それもちゃんと2人でやってきたようです。
映画が始まると、途端に水を打ったように静かになりました。実は映画以上にこれに感動したかも。途中おしゃべりはおろか笑い声もせず、まるで自宅で専用の大画面で観ているかのような感じでしたよ。そして、エンドロールが終わるまで殆ど誰も立ち上がりませんでした。こんなにほぼ全員の質が揃っている映画など観た事ありません。まあ、考えてみたら、客の少なくても半分はSEEを持っている人ですから。
お客さんの殆どは女性2人でしたね。年齢的には30代が中心と見ました。でも結構お年を召した方もいましたし、まれに男性2人組というのもいましたね。
肝心の映画の方ですが‥,FOTRは(何度もしつこく言ってますが(^^;))映画館で観るのは初めて。とにかくいつもと全然違う音が聞こえるのが嬉しかったです。TTTは,2つに分けて,間に1時間の休憩を挟んで上映されました。ちょっと長かったかな。。。DVDの切れ目ではなく,うさぎのシチューのシーンのど真ん中で休憩になったので,面食らいましたが,執政家ファンの私としましては,噂には聞いていましたが,ボロミアのスピーチに「For Gondor!」と応える声が四方から聞こえるのがよかったですね。

2日目(1/30)
幕張プリンスで1泊の後,8時ちょっと過ぎにチェックアウトして映画館へ向かいました。
ROTKも休憩を挟んで2回に分けて上映されました。こちらはきっちりDVDの切れ目で分かれました。ROTK SEEのネタバレは今日は書きませんので,詳しくは言いませんが,いや~これはちゃんとそこで分かれてよかったです。(ほっ)それにしても,物理的な時間は長いのに,ROTKはあっという間ですね。SEE1本をぶっ続けに観ても,そんなに長い映画とは感じないでしょうね。
映画の後,マザー牧場のイベントにも行ってきました。ちょっと遅れ気味にマザー牧場に着くと,怪しげなオークとさらに怪しげなホビットとエルフ,そして,かわいい飛蔭とやっぱりアヤシイガンダルフのお出迎えがありました。写真は携帯のカメラで撮ったので,全然うまく写っていませんが,イベントの目玉?「映画にも出てきた香草入りホビットシチュー」というものです。うさぎはおいしくないそうなので,鶏肉と,おじゃがと,玉ねぎ,かぶ,にんじん入りです。で,お味の方は,何か賛否両論あったようですが,私はおいしく頂きました。(私は海外に行っても料理には文句ないタチなので,あまりアテにしないで下さい(笑))

帰りの電車で,ディズニー帰りの幸せ一杯な中国人ファミリーを見ましたが,おそらく私の週末も負けない位幸せでした。

三部作SEEを観て内容についての感想はどうだったのか,という話は,そのうち気が向いたら書こうと思います。

TTTのCDが出てきて‥

2005-01-29 00:51:36 | Tolkien・その他
さていよいよ明日なんですが‥って今日なんですが(汗;)SEEトリロジー連続上映イベントです! 私はとりわけ映画館で観た事のないFOTRを楽しみにしてます。

ところで,先週末に家の大掃除をした際に、LOTRファンクラブ会誌の間に、LOTRとハリポタのサントラが埋まっていたので、救出して、久しぶりにTTTのサントラなどを聴いてみました。
LOTR断ち中なんですけど(笑)

TTTのサントラって実は余り真面目に聴いた事なかったのですが、改めて聴くと、結構いいな~と思いました。それで、特に、冒頭の幾つかのシーンは、とてもウキウキする感じで、その時点に関しては、映画の作りもとてもよかったんだな~と思いました。

でもTTTは私に取っては三部作の中でちょっとイマイチな位置づけになってしまったんですよ。(汗)どうしてなのかな、って考えたら、まあ感じ方は人それぞれなのでしょうが、私としては、アラゴルンとエオウィン、アラゴルンとアルウェン、ファラミアとフロド、サムの関係、執政家の3人の関係、の描き方が、どうしても耐えられなかったんですよね。それらが納得のいく描かれ方だったら、PJ映画全般の評価ももっとずっと上がったでしょうに。惜しいなあ。

でも、これを発掘したおかげでTTTを見直す気になりました。よかったです。

OOP CD : Chapter 10: Luna Lovegood (3)

2005-01-29 00:14:14 | ハリポタ5巻
昨日のPOA日めくりは,生徒達の先頭に自慢気に立っているRonでした。一瞬,Prefectになるのはまだ早いんじゃあ‥と思ったら,蜘蛛Boggartを片付けて杖をしまっている場面でした。(POA映画に入っていた将来の予言ってこれだったりして?)

Rowlingさんの女性キャラの描き方って‥
彼女,Cho Chanとか,Lavender Brownとか,Patil姉妹とか,いわゆる「まとも」な女の子達は,単なる弱虫にしたり,笑い物にしたりしてますね。

しかし主要キャラに関しては‥
HermioneはHarryとRonが友達になる前は,友達がいないと言ってトイレで泣いてたり,Lunaに失礼な事を言うし,後ではChoにはモロ嫌われますし,‥,頭はいいけど,普通の女の子からしたら,ちょっと鼻持ちならないってタイプですね。
Ginnyは,入学した年にいきなりTom Riddleの日記に恋してしまう,11才にしてはかなりなおませ振り,そして,Lunaは一目でヘンとわかります。
‥相当クセのあるキャラばかりですね。

もう1つ気になるのはThestral。後で,死んだ人を見た事がある人にしか見えない,という説明がありますが,さすがに大人はほとんど見えるようですが,生徒達に関しては,見えない子の方が圧倒的に多そうですね。それにしても,私は5才の時におばあちゃんを亡くしているんで,一体なんでこんなに見えない子が多いのかなあと思ってしまいます。


A Wizard of Earthsea 読書 : Chapter 6: Hunted (3)

2005-01-29 00:05:48 | ゲド戦記・Le Guin
Osskil東部の商業都市Neshumで,船の荷が降ろされました。それまで同じ船に乗っていた人々を信頼してなかったGedですが,ここで誰かに,どこへ行くべきかを尋ねなくてはなりません。1人を捕まえて聞こうとしたら,Gedに意地悪な事をいった例の男,Skiorhが,「Court of Terrennonはこっちだ」と言います。

他に知り合いもなく言葉も知らないGedは,選択の余地がなく,仕方なくSkiorhの後をついていくことにしました。町を抜け荒涼とした場所をしばらく歩きましたが,建物などは全くありません。彼はSkiorhに「あとどのくらいか」と聞くとSkiorhは「後少しだ」と答えます。彼の顔は醜く,恐ろしげでしたが,Gedは人間を恐れる事はないと思いさらについていきましたが,まるで永遠に歩くような気がしてきました。もう1度尋ねるとSkiorhは返事をしませんでした。さらにもう1度尋ねると,「後少しだ」と答えましたが,今度はまるで人間の声ではないようです。

「Skiorh!」と声を掛けたGedに振り返った彼に,顔がありませんでした。その化物はGedが何かを言う前に「Ged!」と叫び,襲ってきました。Gedはやっとの事で杖でSkiorhの体を乗っ取った化物を打ち据え,逃げ出します。しかし化物はGedの名を呼びながら追ってきます。

やがてGedはスロープの向こうで誰か人が呼んでいるのを聞きます。化物が今にもGedを捕まえようと手を伸ばした所で,最後の力を振り絞り,ドアに入り込みます。彼は力を使い果たした自分が倒れるのを感じていました。


OOP CD : Chapter 10: Luna Lovegood (2)

2005-01-26 23:12:36 | ハリポタ5巻
本日のPOA日めくりはとても善人には見えないSirius Blackです!(さすがは最強の猟奇役者Garyだわ(笑))

‥という事で,まずSiriusについて。この章でのSiriusのはしゃぎっぷりは,一体何なのでしょうね? 相当ぶっ飛んでいます。3巻4巻ではこういう人とは思いませんでしたが(汗)これが彼の「地」なのでしょうか? ご丁寧にも,Hogwarts特急をおっかけたり,相当目立つ事をしています。これでバレてしまったりしたら,‥皆気が気ではありませんが,‥。

Dracoが,犬の正体を知っていたかどうかはともかく,(もし見たとしたら)HarryにじゃれつくSiriusを「!?」と思うのは,当然でしょう。なにしろ彼は,他の生徒と違い,Voldemortの復活と,そこで何が起きたかを,ちゃんと真面目に(ある意味Harry以上に真面目に)知っているわけですから,その点気をつけなくてはなりません。

ここで話題は変わりまして‥。
1回2回本を読んだ時には気が付かなかったのですが,今回私の耳は"Prefect carriage"という言葉を捕まえました! そう「Prefect専用」ですか。「Prefect専用」と言えば,GOFの時,想像を絶する豪華な「Prefect専用」風呂場がありましたね。という事は,「Prefect専用」車両も,豪華なのでしょうか? HermioneとRonは,Harryに気を遣ってか,説明してくれませんでしたね。でも,6巻か7巻で,見れる,かな?

この章の「目玉」(ああなんかダジャレになってるぞ)はLuna Lovegoodですね。
「飛び出した目」は高校時代の友達を思い出させるもんで(たったそれだけの理由でか)この時点から,彼女は好きでした。(私の友達は雑誌を逆さまに読んだり,鉛筆を耳に挟んだりはしませんでしたが(笑))

そして5巻で人気急上昇のNevilleとGinnyです。
Ginnyは,HarryがHeromioneとRonに取り残されたと見るや否や,すぐに彼に声をかけますね。そしてNevilleも交えてLunaのいた個室へ。
Lunaという子は,同じ寮の仲間にまで煙たがられているようですが,Ginnyは,この時点で結構ちゃんとした友達っぽいですね。それに,"I am nobody."と弱気なNevilleにきっぱり"No, you are not!"ときっぱり。


A Wizard of Earthsea 読書 : Chapter 6: Hunted (2)

2005-01-26 23:04:28 | ゲド戦記・Le Guin
Osskilと聞いて,「あの国には暗い名を持ったものがある。」ひるむGed。謎の男は,「お前はRokeから来たのだろう。Rokeの魔法使いは,実体より暗い名前を付けるものだ。」,でもその男は,そのOsskilから仕事で来ていると言ってます。

さあて,彼を信用すべきなのか,Gedはちょっと悩みましたが‥‥

‥しかしGedは決断しました。さっそく北へ行く船を捜します。ちょうどOsskil方面へ行く船を見つけ,乗り込もうとしますが,船長は「何を払ってくれるか」「風を扱う事ができる」しかし,船長は「私は天候を扱う事ができるから必要ない。」,では,と,GedはLow Torningの象牙で払おうとしますが,「我々はこれはお金には使わない」。「払う物がなければ乗せられない」
Ged「では,腕ではどうか?」と食い下がります。すると,「漕ぎ手が2人足りない」ここでようやく彼は乗せてもらう事ができました。

Osskilの船の漕ぎ手達は,かつてGedがRokeに向かった時に乗った船"Shadow"のように,一般の客が協力して船を漕ぐのではなく,奴隷か,専門の漕ぎ手でした。だから,今回はあまり友達を作る事は期待できません。中にはGedが剣を持っていないのを「戦う勇気がないから持ってないのか?」と意地悪く言う者もありました。


A Wizard of Earthsea 読書 : Chapter 6: Hunted (1)

2005-01-26 00:31:31 | ゲド戦記・Le Guin
久しぶりにEarthseaの世界に戻ってきました。。。

Dragonを殺すのではなく,彼の弱味を掴んで,Low Torningの人々に近づかないようにしたGedは,Low Torningの人々に歓迎されますが,Pechvarryとの関係はちょっと気まずくなったようですね。

Gedは,Low Torningを去る事にしました。Serdから船に乗せてもらいましたが,Rokeに近づこうとすると恐ろしい嵐に遭います。自分についてくる影のせいで嵐が起きてRokeに近づけないいる事を悟ったGedは,Serdに戻って自分を降ろすよう,船頭に言います。

Gedは,Serdの大きなゲストハウス?のような所でで一夜を過ごします。影への恐れは消える事はありません。彼は朝の船で北へ向かう事にします。(魔法使いの杖があれば,どの船も乗せてくれるのだそうです)

彼は,Hoskの東にある小さな島,Orrimyに辿り着き,その重苦しく要塞化された港町を歩いていると,後ろから灰色のフードを被った男に声をかけられます。彼は杖を持っていましたが,魔法使いの杖ではなく,何故後をついてくるのだ?と尋ねるGedに,彼は「お前は噂に聞いた闇を制した者かどうかは知らぬが,(Osskilの)Court of Terrenonに行くがよい。そこに行けば影と戦う為の剣を手に入れられるであろう」と,不思議な事を言います。フードを取ったその容貌は,禿頭で皺があり,声より年取っているようでした。


OOP CD : Chapter 10: Luna Lovegood (1)

2005-01-26 00:12:06 | ハリポタ5巻
***6巻7巻ネタバレありかも?です。***
Harryは初めてRonと別々のHogwartsへの旅を味わうわけですね。でもそのおかげでまた新たなお友達をゲットする事になります。(Harryはイヤそうですが(笑))

さてHarryの学年の,各寮のPrefectが勢揃いしたわけですが,ここで,かつてこの本を読んでくれた英会話の先生が,盛んに「何故DracoがPrefectに選ばれたと思うか?」と聞いていたのを思い出しました。しかし,Dracoは主要登場人物なので,つい当然と受け止めてしまいがちですよね。私は「Snape先生のお気に入りだからじゃないの?」と思いましたが,英会話の先生曰く「Prefectを選ぶのはDumbledore先生なのだから,ちゃんとした理由があるはずだ」

‥‥これは結構ワナでしたね。そうなんですよ。寮長の推薦もあるとは思いますが,決めるのは,Dumbledore先生なんですよ。何故かって,原書をお持ちなら,37章の最後で,彼がHarryをPrefectを選ばなかった理由を語っている文章を見ればわかります。彼は"We"ではなく,"I"と言ってます。

‥という事で,何故DracoがPrefectに選ばれたのか,ちょっと考えてみる事にしました。
1番もっともらしい(^^;)理由として考えられるのは,‥DracoはBlack家の血を引く魔法使い,ですが,そのBlack家の血を引く魔法使い全てが悪い魔法使いではありませんでしたね。SiriusやTonksはまともです。おそらくSiriusにお金を遺したAlphardおじさんもまともだったのでしょう。またWeasley家にもBlack家の血は流れています。‥という事で,Blackの中でも「まとも」になる魔法使いには,何か共通の特徴があって,Dumbledore先生は,たくさんの生徒を見てきた経験から,Dracoはそれに当てはまると思ったのではないか,という事です。

‥で,Dracoというのはどういう子だったかと思い出してみると‥(順不同)

  • Harryが有名人と知って友達になろうとする(1巻)
  • 自分が悪くてBuckbeakに怪我させられたくせに,パパに頼んでHagridをクビにすると言う(3巻)
  • Crabbe,Goyle,あるいはPansyに守られていなければ,Harryのグループとまともに渡り合う事もできない(全般)
  • Hermioneに反論できない時,お前はMudbloodだから,と言う(2巻など)
  • Hermioneが魔法を使わず素手で殴っただけで,ぐうの音も出ない(3巻)
  • 偽Moodyにフェレットに変身させられ全く形無し(4巻)

かなりヒドイ(^^;)もんですが,はてさて,一体そんな彼のどこから「まともな魔法使い」の兆しが見えるかって‥‥

‥‥1つ可能性のある物がありますね。
彼,Harryと友達になりたかったんですよね。

ここで,無理矢理な妄想。
もし,HarryがDracoとお友達になっていたら,どうなったか?

Dracoは当然,Harryがどんな事情を持った子なのか,知っていたはず。という事は,彼は家族と戦う覚悟をしていたのでしょうかね? 何故なら,Harryはパパの親分Voldemortが殺したいと狙っている相手です。しかもママが大好きな純血ではありません。え?そんな事Dracoがやるかって? そりゃもちろんですよ。だって,Slytherin寮は"You'll make your real friends.♪"ですよ。

さて,もしDracoが家族の説得に成功して,HarryがMalfoy家のお茶の席に招かれるような事になれば,Lucius Malfoyはどうするか? 彼はVoldemortを取るか,息子を取るかの選択に迫られるでしょう。しかし,彼は息子にはめっぽう甘い‥と,来れば,Dumbledore先生に泣き付き,Snape先生のように,Orderのメンバーとして活躍したかもしれませんよ。

そう考えてみると,Harryは,Dracoとお友達になっていたとしても,イヤむしろその方が,Dumbledore先生の,打倒Voldemort計画は都合よく進んでいたかもしれませんね。Lucius父さんは意外と人脈ありますしね。

2巻では,HarryはGryffindorを選んでよかったね,というような結末になっていましたが,こうして見ると,Slytherinも悪くなかったかも。
そう言えば,4巻の最後でDumbledore先生が語った,"The choice between what's right and what's easy"が,将来の巻で重要なテーマになると言われてますが‥‥。Harryが1年の時,自らの意思で「Slytherinじゃない方」を選んだというのは,ひょっとしてひょっとすると,関係あったりして‥‥。


OOP CD : Chapter 9: The Woes of Mrs. Weasley (2)

2005-01-23 22:06:17 | ハリポタ5巻
***5巻既読前提です。***
Molly母さんの嘆きの次に気になったのは,Ronを巡る皆の態度です。

Ronが「Prefect」に決まったとわかった時の皆の反応がとても興味深いですね。まずFredとGeorge,「Harryだと思っていた。」で,もうはっきり自分達の弟であるRonより,Harryです。お金や妬みなどのいやらしい問題が絡まない限り,男性って,残酷なほど,誰がリーダーになるべきか,はっきりしてますよね。Hermioneは,やっぱりHarryと思ってはいたようですが,"Are you sure?"なんて言っちゃったりはします(笑)が,FredやGeorgeとは格段に違ってRonにもHarryにもよく気を遣っていますね。一方,Molly母さんは,RonがPrefectと聞いて,ストレートに喜びます。Harryには目もくれない所はやっぱ,本当の息子でないから?という一抹の寂しさも感じましたが,他の人のややひねくれた褒め方に対して,やっぱし,お母さんだけは,何があっても子供の味方なんだなあとつくづく思います。

「Prefect」を巡ってのSiriusとLupinの会話からは,何気に新しい事実がわかりますね。Harryのお父さんJamesはPrefectではなかった事,そして,彼らの会話の内容(Lupin曰く,自分がPrefectに任命されたのはJamesとSiriusの監視の為)から,SiriusもGryffindorだったんだなあという事がかなりはっきりしてきました。(いやあ疑っててごめんごめん)
しかしここでまた改めて‥。Jamesはもちろんその時点ではPrefect等にふさわしくない生徒だったという事が改めてわかりました。後でSnapeのPensiveの記憶にも出てきた時にも,まだまだLilyのような女の子が惚れるような男の子とはとても思えません。でも彼は最上級生の時はHead Boyになった上にLilyを手に入れてますね。果たしてその後1年の間に,彼に何が起きたのでしょう。(そしてこれは,Harryにも言えますね。果たして彼は,後1年でHead Boyに選ばれるような生徒になるのかならないのか‥)


純血魔法使いの家系

2005-01-22 12:05:08 | ハリポタ5巻
***ハリポタ5巻のネタバレです。***
最近,5巻のCDを聴きながら思っていたのですが,どうもBlack家の家系図ってわかりにくいですね。例えばSiriusの両親の名前は明かされてないし,またSiriusのお母さんは,Black屋敷は自分の祖先の家と言っているので,お父さんは婿養子? そしてSiriusが自分の直系のご先祖様と言っているPhineas Nigellusは,よく考えてみれば,「苗字」違います。「おじさん」「おばさん」「いとこ」という言葉で説明されるBlack家の人々のつながりも,素直に取ると,かえってどこがどうつながっているのか非常にわかりにくいです。

‥‥と,ここで,思い出したのは,指輪物語の,ホビット族の家系図。指輪物語の本文中で,誰が誰のおじさんだのおばさんだのいとこだのと,いろいろ説明はありますが,これも本文だけではやはり大変わかりにくいですね。で,この家系図が追補編についているのですが,これがまた,ホビット族の主な家系,バギンス家,トゥック家,ブランディバック家が,血族結婚を繰り返し入り乱れる,世にも複雑怪奇?な恐るべき家系図だったんですね!(笑)

‥という事は,もしかすると純血の魔法使いの家系図も,ホビット族の家系図のように血族結婚を繰り返し,お互いの家系が入り乱れる複雑なものになっている可能性が高そうです‥いや,きっとそうなっているに違いありません!(笑)とすれば,Siriusのお母さんは必ずしも婿養子を取ったとは限らず,もともとBlack家の流れを汲む別の家からの嫁入りの可能性もあるわけです。

Black家の家系図は英語で「The Noble and Most Ancient House of Black」(日本語では「由緒正しきブラック家」でしたっけ?)なんですが,「Nigellus of Great Sorcery?」(「偉大な黒の魔法使いのナイジェラス家」,とか)なんていうのもアリかも。他にも何軒か同様な伝統を持つ魔法使いの家系があるかもしれません。


Run!Run!Run!