ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

運命を変えた死者の道

2006-09-30 09:57:30 | Tolkien・おたのしみ
久々の「おたのしみ」カテゴリでございます。。。
前は何を書いたのかと思ったら,‥作家はキャラの運命を変える事があるのか? そう言えばあの記事はやや未完気味でした。実は今日の話題にもちょっと関係ありますので,ちょっと補足しておきたいと思います。

あの時書きそびれたのですが,ファラミア,エオウィンも,トールキンさんが下書きを描いていたうちに運命が変わってしまったキャラクタ達でした。エオウィンは,まあ最初からアラゴルンとの関係で,生かすか殺すか,迷われたキャラだったのですが,ROTKの下書きに取り掛かった頃は,どうやら死んでしまう運命だったようです。しかし逆にファラミアは,ROTKの初期の草稿では,パパの焼身自殺に巻き込まれる事もなく,ずっと元気なんですよね。てっきりボロ兄の行いに対応して,最初からああいう厳しい運命に決められていたに違いないと思い込んでいました。(汗)そう言えば,TTTでのボートの件にしたって,ボートありきで計画的に弟を登場させたのかと思いきや,ちょっと違いましたからねぇ。

で,ここで突然,お約束のマルベスの予言話でございます。
これに関しては,2年以上前に書いて(まだブログなどを始める前です),公開する事もなく,そのまま置いといた記事がありました。

何故そう思ったのか,詳しい事はもう覚えてないのですが,死者の道=Paths of the Deadって,Pathsが複数形じゃん,と思った事から始まったのだと思います。「死者の道」と通ったのはアラゴルン1人じゃないってね。それはセオデンの道,デネソールの道と解釈する事もできますが,正式版のマルベスの予言を見ると,こんなキーワードが浮かんできます。


死者の王
裏切り者と誓いを果たす者
北から来てドアを通る者
死者の道

これらのキーワードに,「こじつけ」にしてはあまりにうまく出来過ぎているこの4人。いやアラゴルンは当然よいとして,何故他の3人がこんなにうまくフィットするんだか。。

1人目はもちろんアラゴルン
塔→荒角山?
死者の王→エレヒの亡霊の王
裏切り者と誓いを果たす者→エレヒの亡霊
北から来てドアを通る者→アラゴルン
死者の道→ドゥイモルベルグのトンネル

2人目はファラミア
塔→白の塔
死者の王→ゴンドール歴代の王
裏切り者と誓いを果たす者→ゴンドールの執政
北から来てドアを通る者→ピピン(+ガンダルフかな)
死者の道→ラス・ディネン

3人目はフロド
塔→キリス・ウンゴル
死者の王→ナズグルの王
裏切り者と誓いを果たす者→ゴラム
北から来てドアを通る者→サム
死者の道→キリス・ウンゴル

4人目はガンダルフ
塔→ドゥリンの塔
死者の王→ドゥリン
裏切り者と誓いを果たす者→サルマンとガンダルフ
北から来てドアを通る者→ガンダルフ
死者の道→ガンダルフはファンゴルンでアラゴルン達と再会した時,長い「道のり」を通ったと語っています。

注目すべき点は,アラゴルン以外の3人は,戴冠式で,アラゴルンに被せる王冠に触れた人達でございます。

彼らの共通点は,アラゴルンを除き,その塔のあった場所で,少なくても1人以上に,1度は死んだと思われております。さらにもう1つの共通点,それは,指輪戦争以降,誰も元の生活には戻らなかったという事。

初期のマルベスの予言は(そもそも予言ではなく),裏切り者という言葉はなく,エルフの王,ドワーフの王,人間の王で一緒に死者の道を抜けてエレヒの石の前で角笛を吹こう!というノリでしたが,それがいつの間にか(笑)正式版の物へ変化するんですね。これが完成して話が繋がった時,‥‥私は思わず,机の周りで狂喜乱舞するトールキンさんを想像してしまった‥(爆)

この構想が(元気だった)ファラミアの運命を変えてしまったのかなぁと思えますが,これがまたきっかけになり,エオウィンの運命を変え,アルウェンというキャラクタを生んだのではないかと。

作家はキャラの運命を変える事があるのか?

2006-07-04 21:43:52 | Tolkien・おたのしみ
指輪物語で,果たして運命の「予定」を変えられたキャラクタはいるのかをまとめてみたくなりました。何故唐突にこんな記事を書く気になったかというソースは,ネタバレブログAmon Gwarethこちらの記事です。一応,指輪物語には関係のない話なのですが‥‥,まあ勇気のある方(笑)は,その理由を確かめて頂いてもよいですが。。。

いや,もちろん,この記事の話はそのネタバレ記事とは直接何の関係もありませんので,ご安心を。

いろいろ思い出してみましたが,とりあえず,正式版で命を落とした主要キャラクタは,ボロミア,セオデン,アングマールの魔王,デネソール,ゴラム,サウロン,サルマン,蛇の舌です。また,死にはしなかったけど,死にそうな目に遭ったとか死んだと勘違いされたキャラクタもたくさんおります。ガンダルフ,フロド,ファラミア,エオウィン,メリーですね。

さて,この主要キャラクタ達,トールキンさんが果たして「予定」を変えた事があったのかどうか。サウロン,アングマールの魔王はデフォルト,ゴラムについても,こんな初期からトールキンさんは彼を滅びの山の噴火口に突き落とすつもり(ひぇ~残酷~;)でいたようなので,置いといて。。。早速調査開始。

で‥,早くもとんでもない事実に行き当たりました。実は何とトールキンさんは,ホビットの誰かを殺すつもりでいたんですね。(汗) HoME7巻 A Story Foreseen From Moria(1)(2)(3)で示された初期のプロットでは,サムを滅びの山で殺すかどうか迷っていたようでした。さらに毒牙はピピンにも。彼は何かホビットらしくない(勇敢な)行いをしてその後‥‥という計画がありました。(汗;)

ボロミアに関する「予定」も相当変更されています。フロドから指輪を奪おうとする設定は最初からあるのですが,そのままミナス・ティリスに行き,実はそこでアラゴルンとタイマン勝負をする予定だったのですよ。しかし,フロドとのそのシーンを書いていたある日,突然ボロミアの運命が変わり,‥それは物語のその後を大きく変えてしまう事に。。。。

サルマンについては,トールキンさんは最初殺すかどうか迷っていたようです。HoME8巻,1-IV章,Flotsam and Jetsamには,ガンダルフにやらせるのかどうかと自問している下書きまで存在します。

フロドについては,先ほどのゴラムの運命と一緒に書いてありますが,最初から,シャイアに戻った後しばし平和な日々を過ごして西へ行く事が決まっていたようです。ただ,サムの運命が決まったのはもっとずっと後の事のようですけどね。

こうしてみると,トールキンさんは,結構臨機応変にキャラの運命を変えていたんですね。なるほど。

A Frenchman

2006-04-08 11:18:14 | Tolkien・おたのしみ
今FOTRのCDは,Book2の1章,The Many Meetingsを聴いていますが,それに関してちょっと面白い物を見つけました。The Many Meetingsと言えば,言わずと知れた(笑)ビルボのあの詩が載っている章ですが,トールキンさんが如何にその下書きを楽しく(笑)書いていたかという事,HoMEを読むとよくわかります。(その記事はこちら

その下書きの詩が,エアレンディルの話ではなくて,陽気なpassengerがバッタに乗ってハチミツを持って帰る
There was a merry passenger
a messenger, a mariner:
He built a boat and gilded her,
........♪♪♪
というお話ですが,
この(The Oxford Dictionary of Nursery Rhymes)ような本を何故私が持っているかという事はさておき,これを何気にパラパラめくって見ていたら,その174番,
My father was a Frenchman,
A Frenchman, a Frenchman,
My father was a Frenchman
And he brought me a fiddle.
He cut it here,
He cut it here,
He cut it through the middle.
が,出だしが何だかリズム的にそっくりです。この歌は,お母さん,或いは,乳母さんが赤ちゃんに向かって歌いかけるものだそうですが,驚いた事に,この詩は,19世紀の後半にイギリスで何度も重版で出された,子供向けの歌の本に載っていたのだそう。え?それって,1889年生まれのトールキンさんが,この歌を子供の時に聴いていた可能性がありそうですよね。

今更,ハウ氏の原画展

2006-04-04 00:27:13 | Tolkien・おたのしみ
今更ですが,実は3月わりと始め頃に,ハウ氏の原画展に言ってきたんですよ。当時仕事が地獄でその上立て続けに2つも病気した為,なかなか書けませんでしたが,遅ればせながら,感想など。

この入り口の所に,いきなりHoME全巻が置いてあったのが,私的にツボでした。私も全巻持ってますので,思わずニンマリしちゃいまいた。そこには置いてありませんでしたが,Harper Collins版のLOTRの表紙もジョン・ハウですね。ただとても不思議な事に,FOTRの表紙絵は,雨の中急流の脇をガンダルフと1人のホビットが裂け谷に向かって降りていく絵なのですが,これが何故かLOTRのではなく,ホビットの冒険という話です。つまり,ホビットはフロドでなくビルボ,という事なんですかね。確かに,LOTRではガンダルフとホビットと2人で裂け谷に向かう話はありませんものね。ホビットの冒険は,最後にビルボがガンダルフと2人で裂け谷に立ち寄ります。何故この絵がFOTRの表紙に採用されたんだろ? いやそれにしてもこの絵はホントにNZのMilford Trackを彷彿とさせます。

話が完全に逸れてしまいました。(笑)

キャラクタの顔は,採用されたと言うだけあって映画に似ていましたが,皆映画よりキツメでしたね。特にガンダルフの鋭さが印象的でした。原画でしかわからないような,皺のビミョーな年齢感がありますね。

ヘルム峡谷でのレゴラスは,映画のレゴラスよりカッコいいですねぇ。(どうやら皆さん同じ事を思ったようですが(笑))ちょっと少女漫画的ヒーロー系な姿でしたが。でもギムリとの仲のよさが伺えて,微笑ましい1枚でした。

ホビットの冒険系の絵がいくつかあったのですが,The King Under the Mountainがやたらカッコよかったです~。Roacの絵もはかわいかったです~。Roacとお話しているのは,バーリンなのでしょうか? Unexpected Partyの絵は,誰が何の楽器をやるか覚えていたら,誰が誰だかわかりそうでしたが,残念ながら思い出せず。ビルボはかなりマンガチックですね。でもドワーフ達のカッコよさが想像以上です。この線でいけば,ホビットの冒険の映画化も期待できるかも?

ジョン・ハウ氏が,カナダのブリティッシュ・コロンビア州の出身と聞いて,驚きました。私は数えてみると今まで7回海外旅行に行きましたが,そのうち何と3回もブリティッシュ・コロンビア周辺(カナダ・アメリカ)に行ってます。その風景が,しっかり絵の中に表現されているのですね。鋭い峰々や光のコントラストがそれっぽい。

実は私は密かに,アメリカ大陸北西部の,特にロッキー山脈の西側の海岸に近い地域の山岳風景は,NZも凌いで世界で1番美しいと思っているんですよ。何故なら,(1) 寒過ぎず,夏冬の温度差が結構大きい→だから花がきれい,(2) 雨が結構多い→だから空気がきれい,そして何より,(3) 西側に大陸がない→だから偏西風で埃が飛んで来ないから,雪がきれいなんですよね。

実際,これは4年前に行った,ブリティッシュ・コロンビア州のお隣,アメリカ・ワシントン州ですが,

こんな所とか,

こんな所とか,

こんな所とか,

ごーろごろしているんですよね。NZではこんなきれいな写真は撮れませんでした。こういう所で育ったというのは,本当に羨ましい限りだし,数々のあの美しい発色も,なるほどなあと思います。

The Story Forseen From the Back Cover(笑)

2005-12-09 23:44:26 | Tolkien・おたのしみ
HoME読書にもネタバレがあると感じる方は,お避けになられたほうがよい話題です。でも,後表紙に書いてある事なんですけどね。(笑)

今日は本を読む前に,何気にHoME7巻の後表紙を見ました。すると,中身が意外と?ちゃんと紹介されているんですね。(笑) ... the first entry of Galadriel, the earliest ideas of the history of Gondor, and ... ふんふん,なるほど。

ところが,次の文を見て,私はまたまたコーヒーを買いに行ってしまいました。

... the original meeting of Aragorn and Eowyn, its significance destined to be wholly transformed.

またまたアラゴルンにコーヒー飲まされちゃいました。3回目ですよ。もう(笑)いやこれは,読んでから買いに行ってよかったですね。飲んでたらブ~~~っ!と吹き出したかもしれませんっ。

え? どういう事だかわからない? ‥とおっしゃる方は,あと60ページほどでそこへ到達するので,ちょっとお待ち下さい。

The Lord of the Rings: Tarot Deck & Card Game

2005-10-10 23:14:59 | Tolkien・おたのしみ
最近すっかり「HoMEブログか?」状態になってますので,ちょっと違う話題を。(笑)

この頃,占いしないのにタロット付いていますが,今日はこんなものを買ってみました。で,着いてみてちょっとびっくり。「でかい」随分巨大なカード(笑)だなあと思って開けてみると,カードと一緒に立派なブックレットが付いていました。大きいのはその為でしたが,本が付いてるって知りませんでした。レビュー読んでないの丸バレ。

で,カードの内容を見て,なかなかびっくりです。1997年製ですから,映画ができる前からあるものですが,私が不勉強なもので,このタロットデッキの話は聞いた事ありませんでした。

以下,主なカードが誰(何)に割り当てられているか,簡単に記します。(ネタバレになるので,見たくない方はこの辺りで。。。。)

大アルカナ
0 The Fool:ヘンネス・アンヌーンでお魚を捕まえて座り込んでいるゴラムです。ゴラムなのは予想通りですが,ヘンネス・アンヌーンという所が。。。何ともなぁです。
ⅠThe Magician:ガンダルフです。まあこれは,順当ですね。
ⅡThe High Priestess:これがエオウィンなんですね! 手にはもちろん剣。一瞬意外と思いましたがよく考えてみると,そうかもしれないですね。
Ⅲ The Empress:真ん中に座るのがガラドリエル。これは順当,ですが両側が面白い。ビルボを抱く母ベラドンナと,サムの奥さんになるローズ・コトンです。
Ⅳ The Emperor:裂け谷で指輪について決断を下そうとするエルロンドです。
Ⅴ The Hierophant:本来はイスタリのリーダーであるべきだったサルマンです。
Ⅵ The Lovers:異論はあるかもしれませんが,アラゴルンとアルウェンです。(いやでもカードの意味からすると,彼らの方がぴったりかも)
Ⅶ The Chariot:セオデンを乗せてヘルム峡谷を出発する馬車だそうです。(でもローハンに馬車ってあったっけ?)
Ⅷ Strength:ゴンドールの白の木です。へぇ~,こう来るかと思いました。
Ⅸ The Hermit:トム・ボンバディル。適役。言う事ありません。
Ⅹ Wheel of Fortune:指輪です。なるほどね。
ⅩⅠ:Justice:死者の王。Oath breakerという事で。これもなるほどと思いました。
ⅩⅡ:The Hanged Man:これが何とファラミアなんですね。しかも下に火がついてる~(汗),でも,実はカードの意味(suspension of activity)を見て,これはなかなかウマイと思いました。デネソールの行いがこういう事を招いたんですものね。
ⅩⅢ:Death:バルログと闘うガンダルフです。これもウマイ。タロットのDeathは単なる終わりでなく,新しい事の始まりを意味するので,合っていると思います。
ⅩⅣ:Temperance:フロドとサムがゴラムを捕まえ,ゴラムが「いとしいしと」に誓うというシーンです。
ⅩⅤ:Devil:蛇の舌グリマです。これは言う事なしですね。
ⅩⅥ:The Tower:エントに破壊されるアイゼンガルドです。自ら滅びるバラド=ドゥアではなくこちらを選んだという所にセンスが伺えます。
ⅩⅦ:The Star:ネンヤを持つガラドリエルです。これもこれ以上ぴったしなものはありませんね。
ⅩⅧ:The Moon:もちろん!ミナス・モルグルです。これを見ると,日本の月のイメージと西洋の月のイメージが全然違うとよくわかります。
ⅩⅨ:The Sun:月がミナス・モルグルなら太陽はミナス・ティリスかと思ったらそうじゃなくてシャイア。これもまたこのカード作った人のセンスが伺えます。
ⅩⅩ:Judgement:これは袋小路屋敷でガンダルフに説得されるホビット。ビルボでもあり,フロドでもあるのだそう。
ⅩⅩⅠ:The World:中つ国と西方国です。何気にウマイ選択です。

小アルカナ
たくさんあり過ぎるので,おや~!と思った物だけ簡単に。
Ace of Swords:グワイヒア
Four of Swords:塚山での4人のホビット。4つの剣,ですね。
Nine of Swords:9人の指輪の幽鬼です。
Page of Swords:デネソールと一緒のピピン。pageという言葉の意味から,これはピピンですかね?しかも何と驚く事に2人してパランティアを覗いております。シャレが効き過ぎですよ。(笑)
Queen of Swords:もちろんエオウィンです。それにしてもえらくセクシーなエオウィンなんですが‥‥(笑)
King of Swords:もちろんアラゴルンですね。
Three of Wands:アラゴルン,レゴラス,ギムリの凸凹トリオ。面白いのはカードの意味。"Leading others by emample; loyality toward one's friend/group."
Ten of Wands:フロドを担いで山を登るサムです。ここも意味が面白い。"Carrying the burden of others: but don't let it become a habit."
Page of Wands:ラダガストです。
Knight of Wands:弓矢を持つイシリアンのファラミアです。"Dynamic male energy."だそうで。
Queen of Wands:セオデンの妹,エオメル,エオウィンの母Theodwyn。
King of Wands:セオデンです。
Two of Cups:ファラミアとエオウィン。カードの意味は,"A new relationship"
Page of Cups:バタバーさんです。
Queen of Cups:ゴールドベリです。
King of Cups:何故かトーリン。何故かギムリが付き人。カードの意味は"The emotionally sensitive man, capable of both giving and receiving love"だそうです。
Ten of Coins:スマウグ。
King of Coins:何故か木の鬚なんですね。

シャイアの地名が一杯?

2005-09-03 22:30:30 | Tolkien・おたのしみ
ハリポタネタの為にいろいろ調べている,リーズ情報なのですが,こないだもこういうのがありましたが,その他にもこのネタ使ったんじゃない?と思うようなネタがまたまたチラホラ出てまいりました。以下にこっそりと例を挙げてみましょう。

こちらはLongbottom(LOTRでは「長窪村」)さんのお店です。
Sackville Streetという地名がありました
Bywater Row(Bywater=水の辺村)という所もあります。庭付きの住宅ですね。
そしてきわめつけは,1920年まで実在したという,Old Green Dragon(緑竜館?!)です。

いや~ホントに,このWest Yorkshire州の町は,ハリポタ,指輪,はてはナルニアに至るまで,英国ファンタジー小説に描かれたシーンのイマジネーションを膨らませてくれる楽しい所ですね。実際,日本で言えば奥の細道のように,小説家の想像力をかきたてる町なのかなあ,などと思ったりしてしまいます。

教授はNew Rowを知っていたのか?

2005-08-21 22:40:35 | Tolkien・おたのしみ
久々に,Tolkien・おたのしみカテゴリーです。
ふと,ある目的の為にもう1つのブログで使ったこの写真を,こちらに引っ張り出して参りました。これは,イングランドのウェストヨークシャー州の,リーズという町で撮影された物です。「New Row」って,確か,指輪物語以降,ギャムジー家のある場所に付けられたのと同じ名前だなあと,思いまして。

な~んて思って,この写真を楽しく眺めていたのですが,あれ?ひょっとして,トールキン先生は,1920年代の前半,リーズ大学で教鞭を取った事があるのではあーりませんか! という事は,この地域をご存知だった可能性もあるわけですね! この写真は1954年に撮影されたそうですが,この様子だと1920年代に存在した可能性も十分です。

(ちなみにこの写真を載せたもう1つのブログの記事とはこれなんですが,ハリポタ6巻2章のネタバレなんでご注意下さい)

そろそろ映画以外のメディアも‥

2005-02-26 01:52:08 | Tolkien・おたのしみ
私はせっかくROTK SEEを12月から持っているのに,特典ディスクなど,まだ,あまり観れていません。コメンタリーも拾いながらの状況で。。この頃,PJ映画に対してもかなり冷静になってしまい,映画ネタはもう尽きかけているかも,ですが,そういう時に観ると楽しい?サイトを2つほど。
どちらも英語のサイトですが,英語の長い文はWellinghallのBBC版LOTRのトランスクリプト位で,コンテンツのほとんどは,絵や写真や音声ですので,英語はちょっと‥という方でもお楽しみ頂けると思います。

Wellinghall
BBC版LOTRのファンサイト。以前にもコメントに紹介して頂いた事がありますが,現在は,さらにコンテンツが充実。トランスクリプトもあるし,キャストの紹介は,IMDBでは見つけられない貴重な情報満載。特に笑った(汗)のが,"comparison"の項。これは,BBC版と,PJ映画版で,同じセリフを聞き比べられるんですよ。ちなみに,Wellinghallとは,「水湧き出ずる広間」,木の鬚の「家」がある所です。BBC版LOTRの中身を聴く事もできるので,これを持ってない方も,どんなものだか試す事ができます。
管理人さんは,PJ映画が出た事で,BBC版LOTRは忘れ去られてしまうのではないか,と心配していますが,実はROTK SEEを観た後でこれを聴くと,逆にそのよさがわかる,という皮肉な事になってしまったような気がします‥と,思っているのは私だけ?

Anke Eissmann
トールキンの物語を多く手掛けるイラストレーター,Anke Eissmannのホームページです。この人ファラミア好きで,私のお気に入りのイラストレーターですが,久しぶりに彼女の絵を見て,思わず,映画へのアテツケかなあ??と思ってしまいました。映画では観られなかった気になるシーンの絵が一杯で。。。

Run!Run!Run!