ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Secret Life of Bees : 8 (2)

2010-02-21 08:24:56 | BookClub
The Secret Life of Bees: (Penguin Essential Edition)The Secret Life of Bees: (Penguin Essential Edition)
価格:¥ 1,530(税込)
発売日:2005-10-04

この日、ハチ達は静かでしたが、巣箱で耳を傾けると静かな羽音。Augustによれば、巣を冷やしているのだそうです。
Most people don't have any idea about all the complicated life going on inside a hive. Bees have a secret life we don't know anything about.

来たな余分三兄弟、じゃなくて(^o^;)、タイトルロール!
さらに、ハチ達にはそれぞれ役割があるとの事。花を探すハチ、死んだ仲間を外に出し掃除をするハチ、子育てするハチ、オスはただただ女王様との営みの為に待機。そして女王と侍女達。侍女達はお食事や部屋を整え、なでて(caress(^^;))あげたりもします。

August、そりゃ卵を生むばかりの生活だったらその位して欲しいよね。
The Mother of thousands....


August、次はあなたが話を聞かせてくれる番よ。
しかしLilyはまだ話す勇気沸かず、うまくごまかしてはぐらかし。家に戻ると、この5日間精神不安定で泣く事がなかったMayが、そのお祝いにオクラのフライを作ってました。

そこへZachがニュースを持ってきました。Jack Palanceという映画スターがこの町に来る、それも黒人の彼女を連れて。(あ、パランスさんだったのね、バランスさんだと思ってたわ(^^;))するとささっと話題を変えるAugust。こういう話は、せっかく落ち着いてきたMayによくないし、この地域に住む黒人にとっては命取りになりかねません。

Clayton Forrestさんの所にハチミツを届けに行くというZachに、Lily、私も! 何故かティーカップを引っ繰り返すAugust。

Forrestさんの法律事務所の受付は、Lacyさんという年配の白人の女性ですが、Zachとまともに会話する気なし。Zachは慣れた様子ですが。で、Lilyをうさんくさそうに眺めて、見慣れない顔だね、どこに住んでんの? Augustの所です。と(Zachが)答えると、おやまあ、おかしな子だねぇ。。と、Lilyに直接言わず待合室の人達に。

<ひそひそ>私なら絶対「ぬぁ~にぃこのぉくっそばばぁ!」口には出さずとも心で思うけどな。(爆) そんな言葉を使わないLilyエライ(^^;)</ひそひそ>

しかし、Forrestさん自身はとても感じの良い白人の紳士で、Lily思わず偽名を忘れます。ForrestさんとZachが別室にいる間、Forrestさんの娘さんとの写真を眺めているうち、つい、T.Rayは私の好きな色を知っているかしら? と思ったLily、家に電話。

電話の向こうのT.Rayは、Lilyを心配する言葉1つなく、お前のせいで恥かしい思いをしている、どこにいるんだ?!と怒鳴るだけ。もちろん、娘の好きな色など知っている様子もなし。

その夜Lilyは父に「出さない手紙」を書きます。9才の時、せっかく父の日に夜遅くまで考えたプレゼントを無視され、桃の皮と種の捨て場にされたそうです。

<ひそひそ>ぬぁ~にぃこのぉくっそオヤジ!</ひそひそ>


The Secret Life of Bees : 8 (1)

2010-02-13 23:12:31 | BookClub
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Boarwright家の姉妹にとって、自分の「月」はとっておき。つい、まだ7月なのにさっさとカレンダーを破くAugust。(笑) 子供の時は、その月はお手伝い免除、好きな事を夜遅くまで好きなだけできたそうです。Augustの本好きはそうして培われたものらしいです。

Lilyは、Black Madonnaのラベル貼りを手伝いながら、あの日Frogmore Stew General Storeでこのラベルを見つけられなかったら、今頃一体どうしていた事かと思いを馳せます。August曰く、この黒いマリア様は、ボヘミアのBreznicharのマドンナだそうです。(Black Madonna≠Our Lady of Chainsだったんだな)Augustの母がカソリックで教会のお祈りカードを集めるのが趣味で、そこから黒いマリア様に興味を持ったのだそうです。

Lilyは、この黒いマリア様が好き!と言うと、Augustは「他に何が好き?」思わぬ質問に、本当の答え母の写真と手袋と‥‥は、飲み込んで他の適当な答えを探します。そうねぇ、Rosaleenと、塩ピーナッツで飲むCokeと青い色。そして今はハチ、(そしてAugust(内緒!))。。

するとAugust、エスキモーには愛を意味する32の言葉があるそうだよ、私達は1つしか持ってないんだねぇ。。(これ聞いて、何故か雨を意味するたくさんの言葉を歌った演歌を思い出した私)そういえば、日本語も愛を意味する言葉はひとつじゃないよね。‥好き、恋する、惚れる、慕う、慈しむ、愛でる、敬う、‥32はキツイけどな。(笑)それにしても、北の民が、何故、愛を32種類も持っているんだろうね? 親子、きょうだい、親類、友達、仕事、食べ物、神様、それぞれの言葉があるんでしょうかね?

Lily、何故黒いマリア様をラベルに?の質問に、DOMのメンバーがこのラベルを初めて見た時を見せてやりたかったねぇとAugust。彼女達は神を発見したんだよ。

Augustが、マリア様はどこにでもいるんだよ、と、言った時、Lilyはショックを受けます、って辺りをみて、私もショックを受けたわ。だって、アセルスタンが、神はどこにでもいるよと、言っていたではありませんか。そう思っているのはカソリックだけ?

OLCは、南北戦争の後にAugustのお婆さんの一族に渡ってきたのだそうです。そして、Augustの例のお話と語り部の才能は、その彼女のお婆さん、Big Mamaから受け継いだそうです。

LilyはさらにAugustの生い立ちについて詳しく質問します。
AugustとJuneは、黒人の教師を養成するカレッジで学びました。Augustは、一生結婚しないと心に決めているそうです。好きな人はいたそうですが。結婚に関するもろもろの「Set up」がイヤなのだそう。(それを聞いてLilyはT.Rayとの関係を思い出します。それがAugustの考える「Set up」ではない事を祈ります)

家がピンクなのはMayの好み。ホントはLilyと同じく青を好むAugustが何故ピンクに塗らせたかというと、それがMayの心を落ち着かせるから。「何が問題かって。。」と言いかけるAugustに、Lilyは「何をすれば良いかわからない事?」でもAugustの言いたかったのは、
They know what matters, but they don't choose it.


‥何をすれば良いかわかっているんだけど、そうしないんだな。


The Secret Life of Bees : 7

2010-02-11 13:07:04 | BookClub
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発売日:2005-10-04

ここで最後の主要キャラ、Zachが出先から帰ってきました。とてもハンサムで性格も良い青年で、Lilyはすぐ打ち解け、彼を手伝いながら、お昼に一緒にサンドイッチを食べるのが日課に。

Juneとは相変わらず打ち解けられません。「そろそろ2週間になるわよね。」と厭味まで言われてしまいます。JuneはNeilからのプロポーズにも相変わらず素直でありません。しかし、その裏のJuneの涙に、Lilyは気付きます。

ある日、LilyとZachは最高級ハチミツの収穫にお出掛けします。何故か途中の綿花畑で、綿花に包まれて2人で抱き合って眠る自分を想像してしまい、超恥かしいLily、ごまかす為に不機嫌になったかと思えば、ガタガタ道で頭をぶつけて笑いが止まらなくなったり。。。(^^;)

高級ハチミツは、暑い季節に他の花が枯れた時にハチ達が吸うエルダーベリーのプラム色。高く売れるそうです。ハチミツを指ですくって食べさせてくれるZach。お~っと、次は♪。。じゃないかと妄想に包まれるLily。しかし、お仕事中。しばし気まずい沈黙。

町の境界の看板に書いてあったWillifred Marchantという地元の小説家の話でようやく会話再開。お昼に寄った「田舎の香水」が香るカフェで、今度は涙が止まらない。。。。


場面変わって、家に戻ると、Rosaleen、Mayの部屋に引っ越しするとか。Mayは1人で寝るのが怖いそうです。で、さらに、小屋のベッドはRosaleenに合わないそうな。August、それでいいの?とLilyに聞きますが、Lily頑なに「いいんじゃない」

Augustは「bookmobile」から買った本を読書中。。という文を見て、「Kindleか?!」。。。なはずないよね、1964年(爆)MayはLady Kenmoreのピンクの手搾り洗濯機を回してました。

トマトの植え込みで、JuneとNeil、大ゲンカ。ついにNeil
you're the most selfish bitch I've ever met

とキレる。これにはJuneも逆ギレ。Neil、車で立ち去ってしまいます。

Lily、それを見ながら、ついついこんな事を考えています。。。
I marveled at how mixed up people got when it came to love.

これは、日本的に言うと「春が来た」状態ですな。(笑)

その夜、Rosaleenがいなくって
Quietness has a strange, spongy hum that can nearly break your eardrums.

静か過ぎで眠れないLily。

2日後、Zachはかわいいノートを持って来て「これに小説書きなよ」いい子だねぇ。Lily毎日小説書いて、彼に読み聞かせます。

でも、町でRosaleenが何をされたか、そんな時代の、白人の少女と黒人の青年。。。この恋、Layla and Majnunなんかより何倍も厳しいぞ。Majnunなんかより100倍いい男なんだがZach。


Story Layla and Majnun : こちらもひとやすみ

2010-02-06 01:26:30 | 読書
中東のロミオとジュリエットとも言われていますが、共通点は、愛する2人が結ばれないという点だけですね。

A Thousand Splendid Sunsで、知性のかけらもない?Rasheedが、Lailaに何度もたとえ話のネタにしていたこのお話、Rasheedの、数少ない?(^o^;)愛読書だったんですよねぇ。しかし一体どのキャラに入れ込んで読んでいたんだろう? Laylaか?(爆)まあ、男性キャラではないでしょうね。それにしても、TariqをMajnunに例えるのは、かなり失礼だわ。

だって。。。
何と言っても、主人公、Majnunの超ド級ネガティブ振り。これはちょっと、もう、頑張れとか、言う気にもなりませんもんね。パパがいくら彼を癒す工夫をしてくれてもわけのわからん屁理屈を返すし、力でLaylaを奪うと言ったNawfalについていったくせに、いざ戦争が始まるとヘナヘナ。結末を考えられなかったのでしょうかね? この戦いで亡くなった人、大勢いるんですから、全て彼の責任ですよ。それがイヤなら最初から断るべきなのにって、私は思いますわ。

こんな彼を見捨てず、まだ味方をしてくれる人がいるのも不思議ですが、それってきっと、砂漠の厳しい自然の中で暮らす民ならではの、優しさなのでしょうね。西洋の小説なら、ここまでネガティブなキャラを助けてくれる人はほとんどいませんもんね。仏教国の場合は、山にこもったら、修行して想いを封印するという方向に持っていってしまうのが普通でしょう。いずれにせよ、受け入れにくいキャラだなあ。。。


The Secret Life of Bees : ちょっと一休み

2010-02-06 01:08:43 | BookClub
そろそろ中盤になったので、ここでちょっと一休みして、中間の感想。
母を誤って撃ってしまい、父から愛情をもらえないLilyがどう立ち直るのか、出会った3姉妹が癒してくれるのか、と思いきや、一見幸せそうな3姉妹にもいろいろあるんだなあ、な展開。今1番惹かれるのはやっぱMayちゃんですよね。幸せな家庭で育ったとは言えないLilyが、どうやって3姉妹の闇を解きほぐして行くのかなあ?が楽しみになってきました。人種差別の時代とは言え、ほとんどの黒人がLilyに差別感を持たずに接してくれる中、June1人何故素直に接してくれないのか、その謎が解き明かされるのも楽しみです。もちろん、Boatwright家とLilyの母Deborahとの関係って一体何だったのか、にも興味津々。。。

ところで、Lilyのお母さんDeborahという名は、英辞郎には「旧約聖書の女預言者デボラが起源」とありましたので、早速調べてみると、こちらBook of Judges(日本語では士師記(ししき)(どうもなんだか「ハジキ→土師器」って読んでしまうよ私(爆)))日本語版には全く解説がありませんが、ハチという意味があるそうで、闘う女だったようです。

旧約聖書の予言者の名を使った小説と言うと、数年前に読んだThe Brooklyn Folliesの主人公Nathanを思い出すねぇ。。。


Story Layla and Majnun : 15-25

2010-02-06 00:23:29 | 読書
Story Layla & MajnunStory Layla & Majnun
価格:¥ 1,140(税込)
発売日:1996-02


Laylaは、Ibn SalamというAsadの評判の良い男性に会います。彼はLaylaに一目ぼれ。早速結婚を申し込みますが、Laylaの両親は、娘にもう少し強さが出てくるまで待ってもらう事にします。

一方、Majnunの住む山にを、その国のプリンスNawfalが訪れます。Nawfalは、裸で傷だらけでもはや人間とは思えない(何か誰かを思い出すなあ。。(^^;))Majnunを不憫に思い、テントに招きます。王子は彼の身の上話を聞くと、それなら君の為に戦おうと言い出します。するとMajnunはようやく閉ざされた心を開いて元気になり、一緒に山を下ります。しばらく一緒に暮らすうちに、Majnunは昔のQaysに戻り、NawfalとMajnunは、離れがたい友人となります。

そんな日々が数ヶ月ほど過ぎ、Majnunは「私の望みはいつ叶うのですか」(プリンスに対して失礼なヤツ(汗))Nawfalはようしそれならと100人の兵を連れて、Laylaの部族のいる場所へ。早速Laylaを相応しい男の為に頂きたいと宣戦布告。戦いが始まりますが、その中で、‥おい!何をボケッとしてるMajnun! コイツは何と、Nawfalが自分の為に戦って、Laylaの部族の人々が殺されるのが耐えられません。

戦いは決着付かず、Majnunはもう止めて欲しいと懇願するも、負けず嫌いのNawfalは、第2弾へ突入。。激しい戦いの末、ついにNawfalの勝利。早速戦利品を頂きに行きます。応対したのはLaylaの父。しかしLaylaパパ、娘をどうしようが構わないが、あの気違いにやるのだけは、自分の名誉を守る為に勘弁して下さい。そんな事をするなら娘の首をはねて犬にやる、絶対やめて~~~と懇願。

するとNawfal、そういえば、自分達が命をかけて戦っているのにMajnunは敵が勝つ事を望んだり、おかしな奴だ、Laylaの父が言う事ももっともだ、と、思って、戦利品を頂かず、手ぶらで帰還。(アホか! それはLaylaパパのミエミエ大作戦だぞ)

もちろんかんかんに怒るMajnun。(プリンスに失礼だ;)Nawfalの前から姿を消して、山に戻ってしまいます。途中、ガゼルを捕まえたハンターには「何故このような美しい動物を殺す必要があるのだ?」と言って、Nawfalからもらった馬とひきかえにガゼルを頂いて放してしまい、鹿を捕まえたハンターからNawfalからもらった装飾品と引き換えに鹿を引き取り放してしまいます。

そしていてもたってもいられなくなり、Laylaを探しに出かけ、途中で出会った、見世物興行をしていた女性に、自分が見世物になると弟子入り。頭を打ちつけながらLaylaを慕う歌を歌います。しかしあるオアシスでLaylaのテントを発見。自分の罪を悔いる歌を歌って(そりゃそうだ、ファイターNawfalを炊き付け戦争をさせ、おまけに彼を裏切るという取り返しの付かないミスを上塗り)山に消えてしまいます。


The Secret Life of Bees : 6

2010-02-04 01:13:39 | BookClub
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発売日:2005-10-04

JuneにはNeilというカレシがいます。NeilはJuneの学校の校長でインテリぽい。しかしJuneは彼と結婚するつもりはなさそう。昔、婚約者が結婚式に来なかったという経験があるのだそうです。。。と話していてOh! Suzannaを歌い出したMayちゃん。

Mayと入れ違いに入ってきたJuneとNeil、June「ちょっと、Mayに何したのよ、あの子の前でゴキブリ踏んだんじゃないでしょうね?!」Lily、Neilの前で言うのをはばかりますが、Rosaleen「アンタがNeilと結婚しないからよ。」ときっぱり。

日曜日。3姉妹は教会には行かず、人々がマリア様の像に会いに来ます。彼らは「マリアの娘たち」という組織で、主宰者はAugust。メンバーは皆カラフルだったり羽根付きだったりおしゃれな帽子を被ってます。Boatwright家で唯一おしゃれをしているのはMay。

まず、Augustが聖書朗読。その後、彼女得意のお話。この黒いマリア様の像は、昔々、ある奴隷が川で拾ったもの。(何か桃太郎みたいw)その地域はかねてから神様に救いをお願いしてたので、その像がその答えに違いないと思った奴隷君、何と、像が「私がお助けしますよ」と喋った! その後、像は奴隷達の集会の場に置かれます。主人が聞き付け、何度も持ち去って鎖を付けたけれど、いつも像はすりぬけて(!)集会場に帰ったのだそうです。
Our Lady of Chainsという呼び名は、そこから来たそうな。

Juneがチェロで「Amazing Grace」を弾くと、「娘たち」は体を揺らします。帽子の華やかなお飾りが、まるで、カラフルな海藻みたい、と、思うLily(笑)ここで終わりと思いきや、Juneがピアノを弾き出し、激しいゴスペル・ダンスで仕上げ。Augustは「start a conga line」‥conga、ハリポタで見た覚えが。。。6巻だったっけな。(^o^) 懐かしいっ。conga lineを辞書で調べると「ジグザグ行進」。あれ? ポタのはどういう表現だったっけ? そのうち見つけたら、レポートしましょう。

その後、皆でマリア様の心臓に触ります。RosaleenとLilyが最後に残り、RosaleenはMayに付き添われてタッチ。続いてLilyが触ろうとしたその時、事件勃発! Juneがピタリとピアノを止めてしまいます。Lilyそこで固まってしまい、‥‥ブラックアウト? 遠くでAugustが「June! あんた、何考えてんのよ!」と怒る声が。。。

気付くとLilyはAugustのベッド。「暑かったからでしょう。」とAugust。その夜、AugustとRosaleenはLilyに気を遣いまくり。Juneは部屋にこもったっきり出てこないし、Mayは台所です。テレビでは、7月28日に飛び立つというロケットレンジャー7号の話題。月の写真を撮ってくるそうです。(人が月に行ったのは1969年アポロ11号)当時SCの人達にとってケネディは「off his rocker」(頭がヘン)月に人をやるなんて「Luna-tic Vision」だそう。(さすがNYを外国という土地柄)ただし、
cutthroat competition(殺人的競争)

ソビエト負かしたさの為に「この国」の人々は納得したそうな。(笑)
しかしこの表現は、オリンピックを前に刺激的な言葉ですね。。

空を見ながらAugust、
Look at her good, Lily, because you're seeing the end of something.

月の事を言っている(Lilyはそう思っている)のですが、何かJuneの事を言っているように聞こえてしまうのは気のせいか?
Now it won't be ever same, not after they've landed up there and walked around her. She'll be just one more big science project.



The Secret Life of Bees : 5

2010-02-04 01:13:12 | BookClub
The Secret Life of Bees: (Penguin Essential Edition)The Secret Life of Bees: (Penguin Essential Edition)
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発売日:2005-10-04

最初の週はLilyの作り話をツッコマレる事もなく、とりあえずほっと一息。Rosaleenは服、ブラまで買ってもらいました。
a bra that could have slung boulders...(^^;)


滞在するうちに、ハチミツの効能で、Lilyの細い腕や足はふっくらとし、ガサガサの髪の毛は絹のようなウェーブに変化してきました。Lilyは飲み込みが早く、どんどん作業を覚えます。Augustのハチミツや関連商品は、隣接州にもメールオーダーで配送している人気商品です。(私も欲しいw)

ある時、MayがRosaleenの傷を拭きながら突然「Oh! Susanna」を歌い出します。それを見て怒るJune。思わず気を遣うLily。よくよく見ているうちに、Mayは何か悲しい事や嫌な事があるとこの歌を歌うようです。また彼女は、虫を殺さず、外へ持っていって捨てる人。これはLilyの母と同じ。(私もだ)Mayはまた、バナナにちょっとでも傷があると捨ててしまいます。(私も傷のついた果物は苦手だけど、さすがにもったいないので、傷の部分だけカットするわね。捨てたくなるのもあるけど(笑))

Juneは歴史と英語の先生ですが、チェロが得意で、死に行く人の為に演奏(=レクイエム?)するのを生業としています。

ある日、Lilyは風呂に行く途中でAugustとLilyの会話を立ち聞き。彼女達は、Lilyのウソは(ま、当然)お見通し。しかもAugustはLilyが父との関係がうまくいってない事まで見抜いてる。Augustはもう少し様子を見るつもりです。しかしLily、Juneの「でもあの子白人よ」のセリフに少なからずショック。

この辺からAugustは、それとなくLilyの心を開く試みを開始しているようです。Lilyも何となく察知しているようですが。。

ある時AugustはLilyを巣箱の所へ連れていきます。近隣の農家は、Augustのハチの恩恵を受けている様子。女王バチを紹介され、思わず「ご挨拶」するLily。(映画のシーンになってますね)

やがて、Mayの心の病は、いつも一緒にいた双子の妹Aprilの死から来ていた事がわかります。Aprilは11才の時、アイスクリーム屋さんで白人の子が読んでいたマンガを読ませてもらえず、店主と争った事をきっかけに心を閉ざし、15才で自殺。それ以来相棒Mayは正常に戻る事はなく、Mayがキレそうな時に想いをぶつける手段として、庭の不思議なセメントの壁を作る事になったそうです。

幸せそうに見えた姉妹の、いろいろな事を聞いて、感慨にふけるLily、こっそり母の名前を紙に書いてセメントの壁に挟みます。T.Rayか警察が来る前に母の事を知りたいですが、直にAugustに黒いマリア様の絵を見せて話すには、まだリスクが高いと思っていました。


Run!Run!Run!