ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

ROTK読書 : Look at me, Eowyn!

2004-09-30 23:23:36 | Tolkien・LOTR
The End of the Third Age : Chapter 5: The Steward and the King続き
But when he gave you only understanding and pity, then you desired to have nothing, unless a brave death in battle. Look at me, Eowyn!

いい響きですよ。この↑セリフ。SEEで,言ってくれるといいですね。
Do not scorn pity that is the gift of a gentle heart, Eowyn!

ファラミアはこんな事を言って,人の"pity"は受けたくないというエオウィンを諌めます。
でも,彼は彼女を"pity"と思っているのではないです。
But I do not offer you my pity. For you are a lady high and valiant and have yourself won renown that shall not be forgotten; and you are a lady beatiful.

But now, were you sorrowless, without fear or any lack, were you the blissful Queen of Gondor, still I would love you. Eowyn, do you not love me?

これを受けてようやくエオウィンは,ようやく闇から解放されます。
(Eowyn) Would you have your proud folk say of you: there goes a lord who tamed a wild shieldmaiden of the North! Was there no woman of the race of Numenor to choose?
(Faramir) I would.

あの「城壁××」には実はこの意味が込められているのですが,このさいそういう細かい事あまり気にせずお楽しみを~~♪



この章,3つの話が入っていますが,いよいよ2つ目の話,戴冠式です。ここはファラミアがまた外の顔になるので,語り手は,多分久しぶりにフロド,だと思います。

ヨーレスによると,こんな話がゴンドール中に流布してるとか。。
One of them went with only his esquire into the Black Contry and fought with the Dark Lord all by himself and set fire to his Tower.

原作では戴冠式を仕切るのはファラミアです。
Shall he be king and enter into the City and dwell there?

これに,ゴンドールの国民がこぞって"yea!"と応えます。

ゴンドールには,王位の継承にはちょっと変わった習慣があります。それは前の王が次の王に手渡しで王冠を渡すか,それができない場合は新王は前王の墓まで行ってその手から王冠を取ってくる事。しかし,今回は,王が不在の間1000年も執政家が国を預かって来たとか,ゴンドールとアルノールの関係とか(その話はこちら)で,いろいろ事情があるし,前王の王冠は手ではなく膝の上にあったりとかしますので,ファラミアが執政の権威を行使して前王の王冠を持ってきます。

アラゴルンは一旦王冠を受け取りますが,
By the labour and valour of many I have come into my inheritance. In token of this, I would have the Ring-bearer bring the crown to me, and let Mithrandir set it upon my head, if he will; for he has been the mover of all that has been accomplished, and this is his victory.

こんな事を言って,またファラミアに王冠を返して,やり直しさせます。(ちょっと長いですが,アラゴルンのこのセリフはとても好きです)

順番を書くとこのようになります。
ファラミア→(手)アラゴルン→(手)ファラミア→(手)フロド→(手)ガンダルフ→(頭)アラゴルン
実はこの王冠リレーの意味,なかなか興味深そうだったりします。後で,本を読み終わってからちょっと分析(というほど偉いモンじゃありませんが)してみようかなあと思ってます。

GOF CD : Chapter 15: Beauxbatons and Durmstrang

2004-09-30 23:06:38 | ハリポタ4巻
今日はこまごまとしたお話が多かったので,順番など違っているかもしれません,お許しを。。。

Harry,Siriusに,もう大丈夫と,うその手紙を出します。

Moody先生,Dumbledore先生の方針という事で,授業でImperius Charmに抵抗する練習をさせます。Harryだけなんとか成功します。
(このころのDumbledore先生が何を心配し,何を意図したのかは,5巻を読んだ後でまた読むと,もっとわかるような仕掛けになってますね)

McGonagall先生,早くもO.W.L.の話題を取り上げ,やる気まんまんです。生徒はげんなり。これもそうですが,5巻と合わせての伏線も結構多いですので,5巻をお読みになった方にも,再読,おすすめです。

10月30日に,BeauxbatonsとDurmstrangがやってくるので,午後の授業は早く終わり‥‥の告知を見て,"Brilliant!"と言ったのは,誰かと思えばHarry。Snape先生の時間だったか。(笑)Cedricに知らせなきゃ,と言って去って行ったErnie MacmillanにいぶかしがるRonに,HarryはDiggoryだよと教えます。HermioneはCedricはいい子よと言うと,Ronはハンサムだから好きなんだろう,Hermioneはハンサムってだけで好きにはならない!と言うと,Ron「Lockhart!」と聞こえる咳,がおかしいですね!

みんなS.P.E.W.の会員集めをするHermioneにたじたじです。HarryとRonは単に彼女をおとなしくさせる為に入ったようです。

その頃またSiriusから返事。彼はHedwigを使わないように指示します。どうも彼女は目立つようです。

Halloweenの日の夕刻,生徒達はBeauxbatonsとDurmstrangの到着を待ちます。Beauxbatonsは空から,大きな馬車で現れました。馬車から降り立ったのは,黒サテンのドレスを着た,オリーブ色の肌に漆黒の髪,非常に背の高い凛とした「ハンサム」な女性。彼女がBeauxbatonの校長,Madame Maximeでした。
そして,Durmstrangは,何故かHogwarts城脇の巨大イカ湖から,大きな帆船で現れました。生徒達は粗末な?毛皮の制服を着ていましたが,髪の毛とお揃いのような銀の毛皮をまとって校長Karkaroffが登場。

しかし,Hogwartsの生徒達は,Durmstrangの超意外な生徒に,皆さざめき立ちます。
Viktor Krumです。



ROTK SEE少しネタバレな話です。

2004-09-30 22:36:34 | Tolkien・映画
***タイトル通りROTK SEEネタバレなのでご注意***
この頃ほんの少しずつですが,ROTK SEEの写真が出てきてますね。
ちょうどROTK読書で昨日今日読んだ所に関するものを見つけました。

パランティアを持った(ばっちぃ(笑))アラゴルンや,他数枚の写真の中に混じって,髪型や服装の感じから,ついついアラゴルンと見間違えてしまう(笑)けど,よく見ると,包帯をしている療病院でのファラミア,の写真があるんですね。(昨日から,ファンの間では騒ぎになってます(^^) これリンクしても大丈夫そうなのでしちゃいましょう)
その包帯の巻き方から,なんだか映画ダストのあるシーンを思い出してしまいますが,肌の露出はほとんどありません。ただ,他のシーンは全てきっちり着込んでいるので,これがLOTR随一のサービス・ショット?(笑)(いやぁ~フロド君の筋肉むきむき♪腰巻付きヘソ出しルックには遠く及びませんが(爆))

その衣装なんですが,これって,レンジャー時代からのもののようですね。この時点ではもう立場が違うんですから,ちょっと違う衣装を着せてくれてもいいのに。
それにしても,このような中途半端に○○けた姿で,ローハンの白い姫君の前に現れて,失礼に当らないのかな? 彼女は男性のこういう姿には慣れてはいるのでしょうが。‥なんて,余計な事を心配するのは私だけか!(笑)

ところで,問題。フルサイズに拡大するとわかるのですが,彼は泣いている(目に涙を溜めている)ように見える,少なくてもかなり悲しそうなのですが,一体なぜ?

GOF CD : Chapter 14: The Unforgivable Curses

2004-09-29 22:39:02 | ハリポタ4巻
***4巻5巻は既読前提,いつも通り,はい***
またまた機嫌の悪いSnape先生。まあいつもDADAを狙っていてどうしても受け持ちになれないので,これはいつもの事なんですが。それを,"Moody"という言葉で表現するHarry。それにしてもSnape先生は,この当時Moody先生の「目」を避けているようですが,さて果たしていつ正体を知ったのか。。。

そしてついにその時がやってきました。Moody先生初授業。
今日は4巻既読前提ですので,せっかくだから,Crouch Jr.としてのMoody先生を見てみましょう。彼は1人1人の生徒を早くもしっかり覚えたようです。さすが元優等生。
そ・し・て・・・
その前に,闇の魔法の実践は,6年生でやると言ってますね。(これは6巻のお楽しみかな)
で,4年生の最初の授業,いきなり,3つの重要な"Unforgivable Curses"です。
最初は,まず,警察の目から助けてくれたWeasley氏の息子Ronに敬意を払います。そして,Imperius Curseです。これは「他人を完全に操る事ができる魔法」です。Ronが答えたという事は,お父さんの勤めるMinistryではポピュラーな魔法という事なのでしょうが,Crouch Jr.,自分のお父さんにこの魔法をかけているんですね。なかなか皮肉たっぷりです。
次は,Cruciatus curse。答えたのは,Nevilleです。彼は実は,後にHarry達の知る所となりますが,Crouch Jr.の仲間に両親をこの魔法で人事不肖にされたのでした。Crouch Jr.は,果たしてそこに本当に加担したのかどうか,ちょっと謎に包まれていますが,でもこの時の彼のNevilleに対する態度は,心なしか,申し訳なかったという風に取れます。
最後は,お待ちかね,じゃない,(汗;)最悪の魔法,Avada Kedavraです。Harryは,これが両親の命を奪った魔法,と,少なからずの衝撃を覚えます。最も忠実なDeath Eater,Crouch Jr.さえも,この魔法は"not nice"と言いますが,この言葉には,ちょっと真実味を感じます。

本物の闇の魔法使いである彼は,もちろんDADAの知識も本物なのでしょうが,元優等生,「先生」としての実力も「ホンモノ」なのでしょうね。

さて,授業が終わって,ショックで声が上がってしまったNevilleに,彼は何故か植物学の本を渡します。これは,後の計略の為なのですが,とは言っても,やはり何かNevilleに申し訳ないという気持ちを感じますね。Crouch Jr.のこの辺りの本心というのは,6巻7巻で語られる事は‥‥あるのか,ないのか。。。。

HarryとRonは,その夜,何か企んでいる様子のFredとGeorgeを横目に,Trelawny先生の宿題をやります。そこへHermioneが現れます。どうも彼女は,House-elfを救済する為に,何か組織を作ろうと企てているようで,バッチを用意してきました。これはホント,協力すべきなのかどうか,迷うような企画ですね。House-elf達は,奴隷のような労働を,好んでやっているようですし。

‥で,ちょうどよいタイミング(笑)で,HedwigがSiriusの手紙を持って帰ってきました。しかしそこには,Harryを心配させるような事が。。。Dumbledore先生は,その額の傷の痛みは「ある事の兆候」(5巻読めば納得ですね)と見ている,今度痛んだら,すぐにDumbledore先生に言うように。。。これはよいのですが,何とSiriusは心配のあまりイギリスに戻ってくる,と。
I shouldn't have told him.

その通りだったかもしれない,Harry,今にして思えば‥‥



ROTK読書:Speak plainer!

2004-09-29 21:32:15 | Tolkien・LOTR
TTTでフロドとサムが見たのは,イシリアンでレンジャーとしての仕事をしているファラミアの外の顔,ROTK前半でピピンが見たのは,お父さんと対峙する彼の内の顔。だから戦闘シーンなどはリアルタイムでは語られなかったのですね。この章前半はまた内輪の話です。そういう意味では,‥やっぱりここはメリーが語り手なのか?

アラゴルンが心配した事が当ってしまい,エオウィンは体は治ったけれど心は晴れないまま,また戦に出て死を望もうとしています。その望みをかなえてもらいたいと,ファラミアに会ったわけですが,彼の方は,早くもエオウィンを結構見抜いているようです。
... he was moved with pity, for he saw that she was hurt, and his clear sight perceived her sorrow and unrest.

エオウィンはファラミアにこんな印象を持ちますね。
she looked at him and saw the grave tenderness in his eyes, and yet knew, for she was bred among men of war, that here was one whom no Rider of the Mark would outmatch in battle.

これを読んで,以前エオメルがローハンの草原でアラゴルン,レゴラス,ギムリと出合った時,(彼は少し前にボロミアに出会っていて)ボロミアの印象を,彼はいかにも威厳のあるゴンドールの人というより,ずっと戦いの中で育ってきたローハンの人々とあまり変わらないね,というような事を話していたのを思い出しました。

ファラミアはエオウィンにこんな事を言います。
It would ease my care, if you would speak to me, or walk at whiles with me.

これって‥某漫画が原作の某日本映画の超有名なセリフ「あなたが○○してくれたら僕は幸せになる自信があります!」を思い出しちゃうのは私だけ?,いきなりこんな事言われたら,エオウィンじゃなくても赤面モノかも~。(笑)
... and his glance now strayed rather to the house than to the eastward walls.

それですぐに,エオウィンの方へ目が行っちゃう大将が素直でかわいい。

エオウィンの事をもっと知りたいというファラミアに,メリーが指南?(^^;)
これが功を奏して?2人は何日かデートを重ねたようですが,とても寒い日の事,ファラミアはエオウィンに,幼い時に亡くしたドル・アムロスのお姫様だったお母さんの,星を散りばめた青いマントを着せます。

もしかしたら,もうこの世が終わってしまうかもしれないという時に見つけた小さな幸せを,ファラミアは精一杯楽しもうとしてます。
But think not ill of me .... they have brought me both a joy and a pain that I never thought to know. .... I would not have this world end now, or lose so soon what I have found.

But my heart says nay; and all my limbs are light, and a hope and a joy are come to me that no reason can deny. Eowyn, Eowyn, White Lady of Rohan, in this hour I do not believe that any darkness will endure!


その時です。大鷲が,サウロンの陥落を伝えに来たのは。。!!!
もうすぐフロドルートと完全に合流ですね。

そして,コルマルレンでドンチャン騒ぎをやっている?頃,ミナス・ティリスにも活気がみなぎり,メリーはコルマルレンに出かけて行きました。でもファラミアはやるべき事があり,ミナス・ティリスに残ってます。

この頃またエオウィンは,お兄さんのエオメルが来て来て!と懇願しているのに,療病院で1人で沈んでいました。
ファラミアは忙しくてなかなか彼女に会えないでいたのですが,心配になってやってきました。どうしたの?,がやけに長い(笑)ファラミアに,エオウィンは,
I do not wish to play at riddles. Speak plainer!
賛成(笑)(だから今日のタイトルにしました(^^;))
しか~し,ファラミアは,エオウィンはアラゴルンがいるから行かない,彼女がアラゴルンに惹かれた事,何故エオウィンが戦場で死を望んだか,み~んな図星で言い当てて‥‥

BBC版LOTR:TTTとROTKの交差点

2004-09-29 20:31:23 | Tolkien・その他
つい最近聴いているはずなのに,話の順番をすっかり忘れていて(汗),フロド達が黒門を素通りしたから,すぐに大将に会えると思っていたら,‥‥

ゴラムが案内しようとした道は,ガンダルフならきっと警告を発しただろうというアナウンスに,突然飛蔭のテーマが被り,場面はミナス・ティリスへ向かうガンダルフとピピン,直前のシーンで,パランティアがあればフロド達がどこにいるかわかるのに,というような事を言っていたピピンに(あれ?原作で,そこでそんな事言ったか?)そのパランティアについて説明するガンダルフ。

そしてまた場面は変わり,(もう完全にROTKですね)ハルバラドの一行がセオデンの一行を捉えます。喜んでるアラゴルンに,ハルバラドはアルウェンからの贈り物の,例の黒い旗を出して,死者の道を通るように伝言されたと告げますが,何故かエルロヒアとエルラダンの双子は見当りません。(うーむ,そもそも映画版に彼等が出ないのも,きっかけはBBCか?)

ここで何故か取ってつけたように,アラゴルンに声をかけたメリーに,彼の事を忘れていた(!)と言うアラゴルン,メリーはセオデンに剣を捧げてローハンの騎士になることを誓います。で,そそくさと(という印象でしたが(笑))セオデンチームは去って行きます。

アラゴルンは,ギムリとレゴラスに,イシルドゥアと馬鍬砦の裏山の住民達との確執の歴史と,死者の道の生い立ちを説明し,一緒に来るかどうかは好きに決めてくれと言いますが,もちろん,2人はついて行くと言います。

さて,フロドの一行はようやくイシリアンです。
サムの鍋奉行ぶりがおかしい♪シーンですね。原作ではこの辺り,シャイアの春を思い出すようだと書いてあるし,映画でも周りの景色がのんびりしていて和めます。残念ながら,残念ながら,音声だけのラジオ版では,その辺りは表現されてないようですが,サムとゴラムの噛み合わない会話が楽しめます。
有名な「おじゃが」問答の所でサムが言う,"You couldn't say no to that."は,ビル・ナイとショーン・アスティン,どっちがいいかななどと考えているうちに,変な鳥の物まね声と共に現れた3人(?原作は4人ですが)組。いろいろ前置き能書きの長いお喋りのゴンドール人ですが,最後の声,やっと会えたよ,大将!

いろいろなイベントが出てきたけど,時系列的には,これで正しいのかな?

BBC版LOTR:Palantir

2004-09-28 23:23:57 | Tolkien・その他
正直言って,ガンダルフとサルマンのオルサンク対決は,他にもグリマ,セオデン,エオメルも入り乱れどれが誰の声だかちょっとわかりにくくて焦りました。

それで‥‥いきなり叫び声。何かと思えば,いつの間にか(汗)ピピンがパランティア覗きをやっているんですね。原作にしろ,映画にしろ,夜みんなが寝静まっている時に,ガンダルフの手からこっそり盗むんですが,音声だけのラジオドラマでは,それは省略なんですね。その代わりと言っちゃなんですが,パランティアに毒されたピピンの声が変化して,ほぇ~~~,こここんな気持ち悪いシーンだっけ?(ピピンガンバ!)な効果を醸しだしておりました。

そして早くも,ガンダルフ,ピピンを連れてミナス・ティリスへ出発です。
その頃(ホントはその頃だったんですよね)フロド,サム,ゴラムの一行は,黒門の南側へ。今日はここで終わり。

明日は大将に会えるぞ~(冷静に冷静に(笑))ROTK読書はついにSEE回しになったあのシーンだしっ,(おい!)ハリポタ4巻CDはムーディ先生初授業だし(こらっ!)いやぁ~明日は楽しみだわっ!

ROTK読書:Frodo of the Nine Fingers

2004-09-28 22:11:37 | Tolkien・LOTR
The End of the Third Age : Chapter 4: The Field of Cormallen続き
これから暫くの間は,辛かった旅のご褒美が続きます。
最大のクライマックスは終わりましたが,この先まだまだワクワクの話は続きます。

サムが目覚めるとガンダルフが立っていました。サムがガンダルフを見てどの位びっくりしたかと想像するのも楽しいですね。死んだと思っていたはずだし,灰色が白になっていたし,‥‥。ガンダルフは裂け谷でフロドに言ったのと対応するようなセリフを言います。
In the land of Ithilien, and in the keeing of the King; and he awaits you.

それにしても,彼らが寝せられていた所は美しいですね。

王様と聞いて,何の王様,誰の事?と慌てるサムへのこのガンダルフのセリフ,
The King of Gondor and the Lord of the Western lands.

滅びの山のシーンでも泣いた事がない私でも,ここはぐっときます。

何を着ればいいのかと,服装について心配するサムがかわいいです。「ホビットの冒険」で,袋小路屋敷を出る時に,ハンカチを気にしていたビルボを思い出しました。

フロド,サムと王様の会見のシーンがまた素敵です。ローハンの旗も,ドル・アムロスの旗も林立する中に,ひときわ高い位置にゴンドールの紋章があって,王様がいます。王様に会いにきて,そこで初めて,アラゴルンだった!と知る所がいいですね! そしてゴンドールの吟遊詩人が,なんと,9本指のフロドの物語を歌ってくれます。これは,滅びの山で死を覚悟した時の,サムの最後の望みだったんですよね。

夜,きれいな服とサークレットつけてもらったフロドとサムは祝宴の席で忙しく働くメリーとピピンを見て大興奮。ギムリとレゴラスとも話が弾んだようです。

4月の最後の日の夜明け,王様の一行はいよいよミナス・ティリスに入ります。アラゴルンはサウロンとの戦争に勝利した後,大門前で王冠を頂き,王様としてミナス・ティリスに入るんですね。

今日は,ビルボのハンカチ以外,全ての文に「これ映画で観たかった」とつけたくなって困りました(汗)


The End of the Third Age : Chapter 5: The Steward and the King
この物語の語り手は,ほとんどホビット達。そしてたまにギムリ,ごくまれにレゴラスだったり,ガンダルフへのインタビューかな?な部分もあります。

でも,この章の3つの話のうちの,最初の話は一体誰が書いたのでしょう? これはとても「個人的」(^^;)な話で,こんな事を知り得るのは,かなり近しい人のはずですが,the Lady Eowyn,the Lord Faramir,とわざわざ敬称をつけているので,友達呼ばわりする人ではないし,ファラミアがヌメノールだのドゥネダインだのかなり難しい事を言っているので,ちょっとオツムのよい人でないと書けないはずです。

知っている限りで考えられるのは‥‥,あ,メリーはかなり可能性ありますね。途中までいるしね。(笑) 彼なら頭いいし,そんな書き方もするかもしれませんね。ただ彼がコルマルレンに行って以降の話は,インタビューして聞き出すとかしたのかな? 素直に話してくれたのかな?(笑)
あるいは,2人の孫で,後にアラゴルンとアルウェンのロマンスを著した,バラヒアさんという線もあるのですが‥‥。

と,前置きが長くなってしまいましたが,‥ここは(もちろん!)私の1番好きな章です。今日はこの辺にして,また明日ゆっくりと!

GOF CD : Chapter 13: Mad-Eye Moody

2004-09-28 22:00:39 | ハリポタ4巻
いよいよ新しい授業開始です。
が,何故か,各先生達は,今年は厄介なものをやらせたがります。
Sprout先生のHerbologyでは,Bubotuberというナメクジのような植物の勉強をしなくてはなりません。その分泌物はニキビに効くという事ですが,直接触ると痛そうで,扱いが厄介そう。
Hagridは,Blast-Ended Skrewtという,マンティコアとfire crabを掛け合わせたと,聞いただけでも恐ろしそうな生物を飼う事にします。Seamasは尻尾が爆発して火傷をしてしまいました。
Trelawny先生の授業はHarryとRonにとってはますます重荷です。ちょっと図に乗った事が原因で,たくさん宿題を出されてしまいました。

夕食の時間,MalfoyがProphetの記事を持って来ます。またしても記者はRita Skeeter。記事は前日のMad-Eye Moody救出騒ぎの顛末についてですが,Arthur父さんの名前が間違えてArnoldになってます。Malfoyは名前も覚えてもらえないとバカにしてますが,名前も正しく書けないような記者の記事など信用する価値はないと読むべきでしょう。ただし,魔法使いの世界の大人も子供も,結局この1年をこの色眼鏡記者の記事に振り回される事になりますが。
内容は,握手と殺人の区別もつかなくなったもうろく元Auror,Mad-Eye Moodyを助ける為に暴れるゴミ箱を始末し,Memory Modifyの魔法を使ってMuggleの警官の記憶を修正したArthur父さんの行動を,みっともない,と書いたものでした。

Ronの家族をバカにしたMalfoyに,今度はMalfoyのお母さんを侮辱して立ち去ろうとしたHarryを,魔法で襲うMalfoyですが,その時,彼自身が,白イタチに変身させられてしまいます。何と,Mad-Eye Moodyが魔法をかけたのでした。彼は後ろから襲う奴は大嫌いなんだと言います。(昔Malfoy氏からそんな事をされたかCrouch Jr.?)しかし,あまりに教師らしからぬ行為に通りかかったMcGonagall先生はたじたじ。ですが,Mad-Eye Moodyはへのかっぱ。いつものように,パパに言いつけるぞと開き直る弱虫Malfoyに,嫌悪感向き出しで(おっとCrouch Jr.氏,本気ですね~)逆に脅す始末。SlytherinのHeadであるSnape先生を「古い友人」と呼び,Malfoyを彼の所に同行させます。(狙いはPolyjuice Potionの材料か)

この件の後,Fred,George,Leeの3人から,Mad-Eye Moodyの授業の様子を聞いたHarryとRon,期待を高めます。


GOF CD : Chapter 12: The Triwizard Tounament

2004-09-27 23:12:52 | ハリポタ4巻
***4巻5巻既読前提です。***
長い章ですが,内容はエキサイティングで楽しめました。

学校の入り口にずぶ濡れで到着した4年生の一行を,Peevesの水風船爆弾が襲います。McGonagall先生はカンカン。(^^;) でもこれを,5巻の終わり頃のMcGonagall先生の態度と比較すると面白いですね~。

Harryは3年振りにSorting Hatの儀式を見ます。ここで初めて,彼は,つまり読者は,Sorting Hatの組み分けの歌は毎年違うという事を知ります。今にして思えば,これは5巻での組み分けの歌の,ちょっとした伏線でしたね。

ようやく組み分けの儀式が終わり,待ちに待った晩餐会!です。HarryもRonも大喜び,ですが,Hermioneは,この豪華な料理を作っているのはHouse-elf達だと知ると,食欲を無くしてしまいます。

今年はQuidditchがない,というアナウンスに,HarryとFredとGeorgeはがっかり。それにしても,先生の席が1つ空いているのが気になります。

‥‥と,いきなり,Great Hallのドアを勢いよく開けて,雷を背負って登場した怪しい男! 彼は,そのあまりにショッキングな風貌に,驚いて引いている生徒達を尻目に,ゆっくりと空いていた席に座り,ソーセージ等を食しながら生徒達を一睨み。。。

Dumbledore先生が,いつものように楽しそうに,新しいDADA(Defense Against the Dark Arts)のMoody先生と紹介します。‥いつもは皆新しい先生が来ると,拍手して迎えるけれど,この時はDumbledore先生とHagrid(Creature好きだからってワケじゃないでしょうね(笑))だけ。しかし,生徒達の反応は,‥Ronは"fascinated"なようですが・・。

‥このシーン,4巻のキモなので,映画でもぜひ決めて頂きたいですね。頑張れメネラオス! パリスに負けるな!(あれ?(笑)) でも昨今の人気の原作の映画化って,何故か「ここ!」と期待していたシーンに限ってハズされる事が多いので,とっても心配だなあ。。

ここで,Dumbledore先生が,今年の超目玉,Triwizard Tounamentについて説明を始めます。3つの魔法学校の代表によって争われる競技で,100年以上行われなかった行事という事。よほどクラシックな響きだったのか,Ronを始め幾人かの生徒達から笑いが起きてしまいました。日本的に言えば,今時「三校対抗選抜剣術選手権」と言った所でしょうかね。
その為,BeauxbatonsとDurmstrangという他の2つの学校がやってくるとか。"delegate"(代表)が来ると言っているのでさすがに全員ではないのでしょうが,その間ちゃんとそれぞれの学校が勉強などを続ける施設とかは持ってくるんですよね。

Nevilleが階段にハマるというのは伏線ですね。
Harryが最後に見た夢は伏線と言うにはあまりに‥‥ですが。。。

という事で,あっという間に,Lupin先生のいなくなった隙間を埋めてくれそうな,わくわくの1年間が待ってそうな事がわかりました。



Run!Run!Run!