アセルスタンとクランストンは,Holy Trinity=三位一体号(?日本語に訳してしまうと変な名前…)のジェイコブ・クロウリーを訪ね,彼の事件に関する証言を聞きます。
三位一体号も海賊迎撃の準備中で大忙しです。クロウリーのキャビンは別世界と感じるアセルスタン。食事は近くの食堂から仕入れた物で最高ではないものの,暖かくスパイシーです。鹿肉のパイ,牛肉団子,熱いスープ,マルメロのタルト,いろいろなワイン(って十分豪華じゃん(笑))
食事の間も船員が指示を仰ぎに頻繁に出入りするので,クロウリーは気を遣い,岸に上がりますか?と聞いてくれますが,クランストン,自分は海賊なんか大丈夫だしアセルスタンも戦いの経験はあるし…と,留まります。
という事で,改めて,インタビュー。
クロウリーはロフェルをひどく嫌っており,今回の災いは彼にはふさわしいと敢えて証言。ロフェルが釣り船を襲った事は知らなかった(キャプテン達は敵を襲うのは自由でいちいち命令で動いているのではない)神の光号が停泊した日の事については,クロウリーはロフェルの遺体を見て,ブラックルベリーと少し言葉を交わしましたが,ブラックルベリーはクロウリーとは話したくなさげな様子でした。
そこでクランストンが,クロウリーが2つ嘘をついていた事を指摘。するクロウリーは,まず,神の光にブラックルベリーと2人の船員が残っていたのを確認した事を告白。そしてベルニシアとブラックルベリーの間に交わされたサインも見た事を告白。またブラックルベリー自身にも,サインについて尋ねたとの事。(彼は娼婦との「会話」と説明したそう)神の光号で,何か変わった事はあったようだが,結局確認はできなかった。
アセルスタンはクロウリーに「SLって何か覚えはありますか?」と聞きますが,クロウリーは知らない模様。そして「私は罪は犯してませんが」するとアセルスタン「いいえ,あなたはやりましたよね。まあ,一種の罪ですが。」実は,ロフェルの遺体にイタズラしたのはクロウリーでした。説明は割愛。
(でも無罪って事はないでしょ。損壊罪ですよね)
その時,ついにフランスの海賊が現れた模様。アセルスタンの檀家で船頭のモルスキンが心配して船を出してきました。彼は,アセルスタンと「馬殺しのだんな=Lord Horsecruncher=クランストンの事w」が心配で様子を見に来たそうです。逆に心配するアセルスタンに,奴らがオタマジャクシの頃から船に乗ってるから大丈夫ですだ,と,去って行きます。
実はモルスキンは,ユースタスの一行がサザク側に入ったのを目撃してました。これはジェイコブ卿等の予測の完全に反対側。すんでの所で助かりました。
武装したクランストンの姿があまりに面白いのでメモメモ。
Once finished, he looked a veritable fighting barrel, made all the more ridiculous by the too-small helmet on his head.
これはホント,翻訳版が待たれますよねぇこのシリーズ。。。(どうして一向に進まないんだか。。)
さて,ここでフランスの海賊が攻めてきます。細かくは書きませんが,クランストンもアセルスタンも三位一体号に留まり,クランストンは体に似合わずw抜群の運動神経で敵をバッタバッタとなぎ倒します。アセルスタンは危機一髪なシーンも。。。いずれにせよ。Molskinのおかげで,大きな損失なく,なんとか勝利を収めた英国海(賊(^^;))軍だったのでした。
ふむ,クロウリーが犯人でないとすると,さて一体ロフェル殺しの真犯人は……。人の名前は結構出てますが,推理小説ですから(^^;),あまり話の筋に関係ない人物が真犯人であるわけがありません。とすると,あの人かあの人か,どちらかでしかないと思うわけですが。。。