ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

By Murder's Bright Light (14)と感想

2011-11-19 13:45:22 | Athelstan・Doherty
By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 745(税込)
発売日:1994-10-06


章前半は、事件解決なので、いつものように、書きません。

解決後、アセルスタンは、チープサイド近くにある学び舎ブラックフライヤー修道院を訪れ、修道院長様と少し懇談。院長様は、アセルスタンに、そろそろ戻ってきて、論理学や哲学や天文学の教鞭を取ってくれないかと言います。アセルスタンの知識は既にオックスフォードでも通用するとか。。。

一瞬、もう殺人とは関係のない生活に魅力を感じながらも、やっぱり結局サザクの檀家さんの所へ戻るアセルスタンでした。

。。戻ってみると、何故か檀家さん達が大騒ぎ。聞くと、ワトキンが震えながら、十字架の後ろの壁の後ろに悪魔がいるとか。。。止める檀家さん達を振り払い、中へ入ると、‥恐ろしい姿をした、クランストンでした。(^^;) 子供の前でやってはいけないよと心配するアセルスタン、ですが、子供たちは大喜び(猛犬ゴグとメーゴグはテーブルの下に逃げた(笑))とか。ワトキンを脅かそうかというクランストンにアセルスタン「よしなよ、彼は相当怖がってるよ」、そうかでは、と、悪魔のマスクを取ろうとしたら、‥くっついてしまって、取れませんっ!(爆) 仕方なく鍛冶屋に行く事にして、仲よく手を取り、教会の表に出ていく、悪魔と牧師、でした!

‥久しぶりのアセルスタンシリーズ、いつものように安心して読めて、またまた楽しかったです! しかし最後の方で、ブラックフライヤーの院長様からお誘いがあり、そろそろサザクでの楽しい生活も終わりに近づいている(前10巻中5巻読了しましたから。。)のかなあ、と、ちょっと寂しい気分にもなりますねぇ。。


By Murder's Bright Light (13)

2011-11-19 09:40:38 | Athelstan・Doherty
By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 745(税込)
発売日:1994-10-06

人間の漁師とイクトゥスを伴い,アセルスタンとクランストンは乗員と共に神の光号へ。イクトゥスが遺体を発見しました。アレインという船員のものです。その様子を調べたアセルスタンは,ブラックルベリーとアレインは,外傷がほとんどない事から,誰かに薬物を使って意識不明にされたうえで,おもりを付けて沈められたと解説。また,イクトゥスに,もうこれ以上遺体がない事を確認します。

アセルスタンは,実はもう1人,クレメントという船員が見つかる事を期待していましたが,見つからず,作業終了。

アセルスタンは一旦教会に戻り,いろいろな可能性を探索。もし犯人が複数だったら……? そしてある仮定にたどり着きます。

翌日,疲れてお祈りの時間にちょっと遅刻,その後すぐにクリムに頼んでクランストンにメッセージを送って,フィロメルに乗って出発。

アセルスタンは,聖なる神の子羊館でクランストンと合流。昨日ようやくまとまったアイディアを話します。クランストンは最初笑っていましたが,ついに真顔。

そしてまたまた船員たち。クランストンは,まずケイブに迫ります。本当の事を言わないと,首吊りだ,と。

するとようやくケイブが重い口を開きました,彼は,ブラックルベリーと一緒に,たまたま開いていたキャビンのドアを開け,そこでロフェルが銀のベルトを持っているのを目撃。ロフェルは2人を見咎め,今度そういう事をやったら吊すと激怒。しかしケイブは,分け前を独り占めするロフェルに激怒。その後ロフェルが病気で亡くなりますが,ケイブは彼の死には全く無関係との事。ケイブはブラックルベリーからの知らせで,ベルニシアが銀のベルトを持っていると見て,(ブラックルベリーのふりをして)彼女に近づいたけれども,いい加減な態度を取られて殺したとの事です。


By Murder's Bright Light (12)

2011-11-19 09:20:59 | Athelstan・Doherty
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価格:¥ 745(税込)
発売日:1994-10-06


その夜アセルスタンはクランストン家にお泊まり。クランストンは,アセルスタンがトランピングトンと瓦職人が組んでいたと見抜いていた事を誉めまくり。(それでトランピングトンはアセルすたんに敵意丸出しだったのね)モード夫人は,アセルスタンの為にベッドをしつらえます。

翌朝アセルスタンが目覚めると,クランストン家愛犬ゴグ(この犬を手に入れたいきさつはこの辺りをどーぞ!)が彼の上に乗っていて,クランストンの息子達が大喜び(^^;) 居候レイフはピックノーズ(つまみっ鼻(^^;))というお友達を連れて台所に現れました。

朝のロンドンの風景がすごい。馬車がぶつかり合い馬達から沸き立つ汗,夜のトイレを窓から捨てる人達(汗),肥集め車は,前日のゴミや車にひかれた犬猫の死体をかき集め,ベネディクト派の修道僧達が棺桶を運び,刑場ではフランス海賊の首級2つ,しかし人々が投げつけた泥やゴミで何が何だかの状態。

クランストンとアセルスタンは波止場に到着。ロンドン,テムズ川って海軍のイメージがあまりありませんが,帆船の帆で空が暗くなる位だったとか。

ここで彼らは再び人間の漁師に会います。彼が自分の作業場(死体だらけ!)で誇らしげに見せてくれたのは,ブラックルベリーの可能性が高い,死後5~6日経過した水死体。アセルスタンはせっかく今までに考えた論理が一気に崩れてしまうので,信じたくありません。

そしてまた容疑者?集合です。
彼らは遺体はやっぱりブラックルベリーのものと確認しました。

しかし,何故この時期にあがったのか,不思議に思うクランストン。アセルスタンも人間の漁師に聞いてみますが,彼もわからない様子。と,ここで,前日の戦いを思い出していたアセルスタン,急に何かを思いつき,「泳ぎの得意な者は?」と人間の漁師に尋ねます。すると彼はイクトゥスという少年を呼びます。魚のいる所どこでもついて行けるのでギリシャ神話の魚からその名をつけたという少年の,フードの下の顔を見たアセルスタン,思わず,驚きと,恐れと,憐れみが混じった情が沸いて来ました…。少年はやせ細り,髪の毛がなく,何より驚きだったのは,その顔。鱗で覆われ,目は両側に寄り,タラのような唇,まさに魚。(冗談書いているのはないでしょね?ドハティさん…)

そして彼らは連れだって,神の光号へ行ってみることに。


By Murder's Bright Light (11)

2011-11-19 09:08:23 | Athelstan・Doherty
By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 745(税込)
発売日:1994-10-06

ドハティの小説では,表紙絵には必ず事件に関係ある人やモノが載っているものですが,今回は,トンスラぽいけど僧侶ではなく騎士の服装の男性と,ハリポタの仮装か?(^^;)のような三角帽に肩に猫を乗せた女性,手漕ぎ船,テムズ川の軍艦の上の死神,でございます。トンスラ騎士はロフェルと思われますが,三角帽子の女性は一体誰なんだか。。ひょっとして最初の方で魔女の疑いで訴えられていた女性?それはちょっとつまんないなあ。。あるいは、ロフェルの奥方エマかなあ?

戦いの翌朝,アセルスタンは体中筋肉痛。寒さと前日からの霧で気分悪く,1階で暖炉を焚いて2度寝。お昼にワトキンと檀家さん,果てはマーストン(笑)に至るまで,心配そうに彼を訪ねてきました。(モルスキンの報告で彼とクランストンがテムズ川の三位一体号にいたことは知ってたけど皆ウソだと思ってた)彼がホントにそこにいたと確認して,歓喜の大騒ぎ。

ワトキン,張り切って檀家さんを仕切り「さあ,引っ込め引っ込め,後でニュースは知らせるからな!」と,そこへ入ってきたのはベネディクタ。ワトキン大慌て(爆)逆に,鍵を取り出し「教会のドアを開けて。アセルスタン神父はすぐに行きますと皆さんにお知らせしてね。早く!」

さて,アセルスタンは,礼拝の後,久しぶりにアシュビー,エイベリンと会話。2人共,オスプリングに反逆の疑いがあると聞いて,驚いてます。アセルスタンはブラックルベリーがロフェルの銀を持って見張りを殺して逃げたと見てますが,アシュビーはブラックルベリーがサザク側から船を雇って逃げた可能性を示唆。またケイブが手伝っている可能性も。。

アシュビーによると,自然が一杯の農家で育ったアセルスタンと違い,ロンドンで育って子供の頃から船に乗っている船乗りは,海の怖さが身に染みているので,泳げない輩が多いとの事。ブラックルベリーもその1人だそうで,必ず誰かがバックアップしているとのことです。(へええ,それはまた目から鱗…)

アセルスタンは立ち上がり…愛馬フィロメルを聖なる神の子羊館に置きっぱだった事を思い出します。そこへクランストンが聖なる神の子羊館で待っているとの知らせが…。

…という事で,またサザクを出るアセルスタンですが,途中,ロンドン橋を通りかかると,血も凍るおぞましい風景。前日のフランス海賊の首がたくさん掲げられていました。そして待ち合わせ場所に到着すると,‥クランストンが聴衆相手に,武勇伝を語るのに大忙しw。

計画通りクランストンの医師セオボールドが留守になったので,彼らは窃盗犯おとり大作戦の実行に移ります。クランストンは前日の武勇伝から,やがて黒太子に従ってフランスと戦った日々の話。アセルスタンは,弟を失った戦いを思いだし,少し疲れて居眠りした後……

外では見回りのトランピングトンが「異常なあ~し!」のかけ声。

するとその時,突然奴はやってきました。クランストンが取り押さえます。アセルスタンは見覚えのない男でしたが,瓦職人のようです。

もう1度トランピングトンが戻って「異常なあ~し!」のかけ声。クランストンは犯人を引きずっていきなりドアを開け「異常ありだよ!」


By Murder's Bright Light (10)

2011-11-19 08:59:53 | Athelstan・Doherty
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アセルスタンとクランストンは,Holy Trinity=三位一体号(?日本語に訳してしまうと変な名前…)のジェイコブ・クロウリーを訪ね,彼の事件に関する証言を聞きます。

三位一体号も海賊迎撃の準備中で大忙しです。クロウリーのキャビンは別世界と感じるアセルスタン。食事は近くの食堂から仕入れた物で最高ではないものの,暖かくスパイシーです。鹿肉のパイ,牛肉団子,熱いスープ,マルメロのタルト,いろいろなワイン(って十分豪華じゃん(笑))

食事の間も船員が指示を仰ぎに頻繁に出入りするので,クロウリーは気を遣い,岸に上がりますか?と聞いてくれますが,クランストン,自分は海賊なんか大丈夫だしアセルスタンも戦いの経験はあるし…と,留まります。

という事で,改めて,インタビュー。
クロウリーはロフェルをひどく嫌っており,今回の災いは彼にはふさわしいと敢えて証言。ロフェルが釣り船を襲った事は知らなかった(キャプテン達は敵を襲うのは自由でいちいち命令で動いているのではない)神の光号が停泊した日の事については,クロウリーはロフェルの遺体を見て,ブラックルベリーと少し言葉を交わしましたが,ブラックルベリーはクロウリーとは話したくなさげな様子でした。

そこでクランストンが,クロウリーが2つ嘘をついていた事を指摘。するクロウリーは,まず,神の光にブラックルベリーと2人の船員が残っていたのを確認した事を告白。そしてベルニシアとブラックルベリーの間に交わされたサインも見た事を告白。またブラックルベリー自身にも,サインについて尋ねたとの事。(彼は娼婦との「会話」と説明したそう)神の光号で,何か変わった事はあったようだが,結局確認はできなかった。

アセルスタンはクロウリーに「SLって何か覚えはありますか?」と聞きますが,クロウリーは知らない模様。そして「私は罪は犯してませんが」するとアセルスタン「いいえ,あなたはやりましたよね。まあ,一種の罪ですが。」実は,ロフェルの遺体にイタズラしたのはクロウリーでした。説明は割愛。
(でも無罪って事はないでしょ。損壊罪ですよね)

その時,ついにフランスの海賊が現れた模様。アセルスタンの檀家で船頭のモルスキンが心配して船を出してきました。彼は,アセルスタンと「馬殺しのだんな=Lord Horsecruncher=クランストンの事w」が心配で様子を見に来たそうです。逆に心配するアセルスタンに,奴らがオタマジャクシの頃から船に乗ってるから大丈夫ですだ,と,去って行きます。
実はモルスキンは,ユースタスの一行がサザク側に入ったのを目撃してました。これはジェイコブ卿等の予測の完全に反対側。すんでの所で助かりました。

武装したクランストンの姿があまりに面白いのでメモメモ。

Once finished, he looked a veritable fighting barrel, made all the more ridiculous by the too-small helmet on his head.

これはホント,翻訳版が待たれますよねぇこのシリーズ。。。(どうして一向に進まないんだか。。)

さて,ここでフランスの海賊が攻めてきます。細かくは書きませんが,クランストンもアセルスタンも三位一体号に留まり,クランストンは体に似合わずw抜群の運動神経で敵をバッタバッタとなぎ倒します。アセルスタンは危機一髪なシーンも。。。いずれにせよ。Molskinのおかげで,大きな損失なく,なんとか勝利を収めた英国海(賊(^^;))軍だったのでした。

ふむ,クロウリーが犯人でないとすると,さて一体ロフェル殺しの真犯人は……。人の名前は結構出てますが,推理小説ですから(^^;),あまり話の筋に関係ない人物が真犯人であるわけがありません。とすると,あの人かあの人か,どちらかでしかないと思うわけですが。。。


By Murder's Bright Light (9)

2011-11-19 08:49:39 | Athelstan・Doherty
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クランストンとアセルスタンは,Guild hallで,獰猛な(^^;)証人達を前にしていました。1章の蛙裁判の話は,コレの伏線だったか(笑)

エマ・ロフェルと侍女タビサ,ジェイコブ・クロウリーと,神の光号の船員達,フィリップ・ケイブ,ディド・コフリー,ヴィンセント・ミンター,トスティグ・ペベリル。皆すっかり不機嫌。それにクランストンは相変わらずワインスキンを離さず。(これは現代だったら,大変な事になるでしょな)

まず,クランストンが挨拶「皆さんの証言は,ロフェル氏が海賊で泥棒で人殺しだったという事を除いて,嘘八百でした。」早速噛みつくケイブ氏。

クランストンはコフリーに頼んでいた記録書をチェック。そこにはどの船の荷物を略奪したかまで詳細に記録されてaいるようです。そして「ディッペへ向かっていた釣り船の記録はどうしました? 船は破壊され,船員が殺されてますよ。」コフリー「そんなつまならい釣り船の記録なんか」クランストン,ここでキレます。「その船の乗組員はフランス人ではないぞ!」そこでアセルスタンが付け加えます。「国家反逆行為がありました。もし,真実を語らないならば,あなた方は全員ロフェルの極悪な行為の仲間とみなします。」

するとペベリルがようやく小さな釣り船の攻撃について証言。乗組員は数人で,攻撃でほとんど死亡。フランス人かと思ったら,1人瀕死で英語をつぶやいたのを聞いたし,ロフェルが船室で英語で会話していて,相手から何やら書類を取り上げると,船もろとも燃やしてしまったそうな。

ロフェルの小瓶に砒素を入れる機会があるとすれば,ブラックルベリーだったとのこと。「しかし」とエマ夫人が割り込み「ブラックルベリーは死んだか逃げたのでは?」クランストンは,クロウリーに説明を求めます,が,クロウリーは,クランストンを「個人的に廊下に呼び出し」,部下の前で取り調べを受けるのを拒否。

一旦戻って,今度はスパイから聞いた,ロフェルが釣り船を襲った本当の理由を説明。船は,財務省からフランスにいるスパイへの給料を輸送中でした。ロフェルはそれを横取りしようとしたのです。アセルスタン,そろそろ真実が出てくるかな,と,密かに思います。

エマ夫人は,ブラックルベリーが夫の遺体と遺品を運んで来た時の様子を「彼は何も言わず,私にも敬意を表しませんでした。タビサがいなかったら,道ばたに遺体と遺品を放置して行ったでしょう。」

取り調べの後,クランストンとアセルスタンは,再び神の光号の調査へ向かいます。しかし,テムズ川全体が何故かお祭り騒ぎ。一体何の騒ぎかね?とクランストンが聞くと,修道士ユースタス(Eustace the Monk)というフランスの海賊が攻めて来たらしい。(しかしWikiによるとEustace the Monkという海賊は存在したけどこの時代ではないと?)

神の光号に到着すると,こちらもフランスの海賊を迎える準備で忙しく,しかし,またもや想定外な事態。「お前達は誰だ?」と尋ねる男。実は神の光号には既に若いキャプテン,ディビッド・サウスチャーチが就任していましたが,サウスチャーチは事情を聞くと,快くキャビンの捜索をOK。

船長のキャビンは,一般の家とは違い,床や壁に細工の施しようがありません。夕暮れになり,アセルスタンは諦めっけてランタンを点けようとします。その時,彼は,ランタンの掛け具が不自然な太さである事に気付きます。探ってみると,上部に小さな棚を発見。木切れや銀のコインが入ってます。既に他には何もありませんが,ここに略奪した銀のベルトを隠す事は可能。。。


By Murder's Bright Light (8)

2011-11-19 08:35:40 | Athelstan・Doherty
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発売日:1994-10-06

アセルスタンがサザクに帰宅した頃,神の光号に関係した人物達が動き出します。Queens' hitheの酒場では,ロフェルに関わったある男が,誰かを恨んでいる様子。。。

一方,おねぇベルニシアは,ある酒場の地下の秘密クラブで新しい相手を求めて物色中。ご存じかと思いますが,中世カソリックの世界では,おねぇや男色は,死罪に値する御法度ですよ~。。。。そこへ,ロフェルの知り合い,という男が近づき,強引に迫ります。海の男っぽい奴ですが,はっきりと誰かわかりません。男は言葉巧みにベルニシアをひっかけ,自宅へ押し掛け,ロフェルについて聞き出そうとしますが,しらばっくれるベルニシア。ついに男は,ナイフを彼女の喉に……

翌朝,憧れの未亡人ベネディクタが教会に現れず,ちょっとがっかりのアセルスタン。アシュビーは相変わらず良く働き,肥集めワトキンと穴掘りパイクは相変わらず良からぬムード(ご夫人方にも伝染(笑))

しかし,自宅に戻ってみると,きれいに掃除され,ベネディクタが戻ってました。ご機嫌のアセルスタン。(こら)しかし彼女から、劇を巡って檀家さんが皆険悪と聞くと,「もうこの檀家達と寸劇やらない!」いつになく子供(笑)。

そこへエイベリンが来ました。彼女は,義父がわざわざ隠していたという書類を見せますが,不思議な書き込み。2本の線と十字マーク。アセルスタンがロフェルの遺品の中で見たのと良く似ています。しかし,これを見たベネディクタ,突如閃きます。「私の亡夫は船長でした。このような図を見たことがあります。上がフランスのカレー港,下がイングランドの海岸,十字マークは船だと思います。」

さらに,オスプリングはフランスが攻めて来た時の防衛責任者であり,財務省に資金を提供し,時折,スパイと思われる人々が出入りしていたそうです。そしてスパイをカレーでない港からフランスに送り込んでいたとも。。アシュビーはこの用件は知らないようですが,マーストン達は知っていたようです。

アセルスタンは,オスプリングとロフェルが反逆者の可能性高いと判断,ベネディクタに「聖ペテロと聖パウロによる仲裁の嘆願」(笑)をお願いし,その後建築技師の仕事を見に行きますが,クリムが,クランストンから呼び出しがあったと言伝。何故?と思いながらチープサイドのクランストンの自宅へ行くと,モード夫人何故か不機嫌?そうに,夫は例の所。

そしていつもの酒場で落ち合うと,アセルスタンは,ベルニシアの事件を聞きます。クランストンが,「闇の酒場」を調べて,彼もしくは彼女は,神の光号の船員Brackleburyと思われる人物と出た,という事までわかってます。

アセルスタンはオスプリングとロフェルの目的を説明します。クランストンは,この件に関わる全ての人物の召集を決意。それと,アセルスタンは連続窃盗犯もしくは強盗犯を罠にかける計画を打ち明けます。そのために,クランストンかかりつけの医師セオボールド ドゥ・トロイズをおとりに使う事を決定。(^^;)


Run!Run!Run!