ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Prince of Darkness : Chapter 13と感想

2010-07-17 03:28:32 | Athelstan・Doherty
The Prince of Darkness (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Prince of Darkness (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,250(税込)
発売日:1992-11-12

翌日早朝,ゴッドストウから、泥だらけの使者がレイトンに到着。副院長の1人シスター・フランシスが炎に包まれて亡くなったとの知らせ。すぐにでも行きたい所ですが,ミーヴに諭され,我慢。

前日,マルトートを王の許に送り,ある質問をしていたのですが,マルトートがその答えを持ってかえってきました。で,ラナルフと,3人揃った所で出発。

いよいよ事件解決です。。。という事でこの後については書きません。(^^)

今回のコーベット、何度も書いてますが、新しいメンバーが参入したり、新しい殺し屋が登場したり、と、シリーズリニューアルです。今までの4巻は何だったんだ?!(笑) まあ今までも悪くはなかったのですが、どうして、アセルスタンやシャロットを抜いて、ドハティさんのなかでNo.1シリーズになったのか、理解できませんでしたが、今回ようやく、こ~れだ! という所までたどり着きましたね。ようやく、これから先を読むのがホントに楽しみなシリーズとなってまいりましたよ。

最後に、ドハティさんは面白いエピソードを披露。
歴史では、その後エドワード王子は無事に?フランス王女イサベラと結婚。ところが、王子、というか、エドワード2世は、「自分の結婚式」にも出席せず、結婚祝い、2人用のベッドすら、「恋人」ピアーズ・ガベストンに贈ったとか。そりゃ、後で王妃となったイサベラに「復讐」されてあったりまえだな。(笑)いやしかし面白いのはここから。やがてガベストンは、処刑されてしまうのですが、それにも懲りず、エドワード2世は新しい恋人、ヒュー・ド・スペンサーをゲット。で、これは、Wikipediaにも書いてない事ですが、‥そもそも、according to unpublished chronicleと書かれているので、本当かどうかアヤシイですけど(笑)、このド・スペンサーも恐ろしい処刑をされるのですが、その時、英国議会は、末代まで決して王になる事を許さん、と、決めたのだそうです。(^^;) リチャード3世の妻アン王妃が彼の子孫にあたるそうですが、王位を継承する子孫を残しませんでしたよね。しかしもっとびっくりなのは、ななんと、あのダイアナ妃がヒュー・ド・スペンサーの子孫に当たるのだそうです。この本が書かれた1992年は、まだダイアナさんは皇太子妃で、ドハティさんは、この呪いは当然?解けるだろうと書かれてます。しか~し、その後彼女を恐ろしい運命が待ってましたね。果たしてヒュー・ド・スペンサーの呪いは本当に解けるのでしょうか。心配になってきました。。。


The Prince of Darkness : Chapter 12

2010-07-15 23:40:04 | Athelstan・Doherty
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修道院に戻って犯人と対決する前に,まずはウェストミンスター宮殿へ。書記官時代からのメンター,ナイジェル・クービルと面会。クービルの部屋は一見乱雑ですが,欲しい資料は何であれすぐに出てくるそうです。

コーベットは相変わらず暗いです(笑)が,本の厚みが一気に増した事(でも不思議な事に前よりずっと読みやすい)やら,ここでまたナイジェル・クービルについて改めて詳しく紹介されている事やら,コーベットに新しい仲間マルトートが加わった事からも,この本がシリーズリニューアルという事が伺えますね。

コーベットの質問は,例の"Noli me tangere" あ”イヤだわ,私ったら,「家訓」て言葉を使いましたけど,西洋の紋章に付いてるやつですよね。ほれ,"Draco dormiens nunquam titillandus"と一緒よ。クービルはどこかで見た事がある,と,言って,まず現存の紋章を探しますが見つかりません。

‥という事で,コーベットから事件のいきさつを聞いて仕切り直し。今度は反逆罪でお家取り潰しになった家族の紋章を探し始めると‥

モンフォールのサポーターだったデベリルという家族が同じ文章を紋章に刻んでいた事がわかりました。しかし,その家族はその後どこへ行ったのかがわかりません。

諦めきれないコーベット,殺された若い男女が外国人なら,入国証があるはず,と,思い付きます。しかし毎月何百もの入国者があり,クービルにコピーが届いているかどうかも微妙‥。

コーベットは何か腑に落ちない物を感じながらも,従者2人と出発。しかし彼はここで奇策? 全ての居酒屋を覗き,18ヶ月前に通ったはずの若い男女の情報をゲットする作戦にでます。

で,2日目,ついに外国人の若い男女を見たという主人出現。2人はフランス語を話し,男性は,ってか,お小姓さんのようで,女性は修道女のようだったそうです。で,美人だったそう。そして小犬。しかし,不吉な事に,この若い男女の後に,何故か武装してフードを被ったお金持ちっぽい男。しかも驚いた事に,あと数件の宿や居酒屋で,同じ証言を得る事ができました。

その夜,コーベット一行は自宅に戻り,情報を整理。犯人と対峙する準備を行います。


The Prince of Darkness : Chapter 11

2010-07-13 23:18:48 | Athelstan・Doherty
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‥ではひょっとして修道院長は王子もしくはガベストンの企みを承知? ‥まあいいや。いよいよ起承転結の結!

お買い物を終えてラナルフとマルトートの待つ通りへ戻ると,ラナルフ「誰かに見られてた」マルトート「誰かが見ていたようだがフードを被った2人の子供だった」う~ん,犯人は子供がお好きなのか,それとも小さい人達なのか。。

彼らは居酒屋で今までの出来事をまとめ。夕食を食べ始めた所で,居酒屋の主人が突然コーベットを呼び出します。何かメッセージを持った男の子が外で待っている,と。(おっと~ヤバイ!)

コーベットが出ていくと,案の定,子供を装ったプロの小さい殺し屋でした。しかも3人も。。よく揃えたもんだ(笑)こういうのを揃えるのはきっと国家のバックがあるドゥ・クラオンに違いない‥それと,かわいそうなレイナード牧師の殺害方法も理解した3人です。(いつの間にか3人組になりましたね)

一難去ってまた一難。周りはいつの間にか騒ぎになり,コーベットはあやうく逮捕されそうになりますが,王の遣いだと言って難を逃れます。

翌日,コーベットは2人を連れて自宅のレイトン屋敷へ。ミーヴは,旅先で誰に会ったか等質問の嵐。コーベットは襲われた事等は黙っていましたが,彼女は夫が疲れている事をしっかりお見通し。で,お腹の子の事や夫の留守の間に起きた出来事等の話は後回し,という,男性から見ると大変よくできたお嫁さん(笑)です。最も,ミーヴという人は戦いの中で育ってきたので,男を良く知っているんですよね。

しかしさらに最後に悪いニュースが(^^;)王様からの手紙です。王様は進捗のない事にカンカン。しかしそれを読んだコーベットは逆ギレ(笑) ったくもうPlantajenet王家と来たら‥‥犬の事とかわかってんのか?(おかげで犬の事もミーヴに話すハメに(笑))

ミーヴは,年老いた修道女マーサの残した言葉Sinistra non dextra On the left, not the right.とは,エリノアの手に関する事だろうと言います。

ミーヴとの会話のうちに犯人がわかってしまったコーベット,ゴッドストウにさらなる連続殺人の予感。ラナルフとマルトートを連れて,すぐさま出発(ロンドン経由)

そんな折り,コーベットの心配通り,ゴッドストウ修道院で,さらなる殺人がっ‥‥


The Prince of Darkness : Chapter 10

2010-07-13 23:18:15 | Athelstan・Doherty
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レイナード牧師はMichaelmas(Christmasはキリストの誕生日ですが,これは大天使ミカエルの記念日か→ややっ,現在は9月29日だけど,「古いMichaelmas」は10月11日‥ややっ、私の誕生日ではないか!(^o^) 悪魔が消える日。。演技の良い日じゃ~ん)の準備中。すると夜だというのに,外から子供が呼ぶ声。誘われて出て行った牧師は‥‥

翌日,コーベットは,ラナルフとちゃっかり新しい仲間になった(^^;)マルトートを連れてロンドンに一旦戻る事に。シスター・エリザベスが,事件当日馬と人がいたという場所を確認すると,修道院から悲鳴。何かと思いきや,修道院長が泣きながら「レイナード牧師様が殺されました。」

「この平和な村に‥‥あなたが来てからです。あなたは,一体,悪魔なのですか?」と言う,修道院長に「違いますよ。」と静かに反論するコーベット。

コーベット一行は,ゴッドストウ修道院を出た後,村の教会でレイナード牧師を検分。マルトートが,下から撃たれた事を見抜きます。しかしとりあえず,この件は置いといて,一行は急いでロンドンへ。。。

コーベットの向かった先はスミスフィールドのバーソロミュー病院のトマス神父。薬剤師だったのね。コーベットがトマス神父を訪ねるのは,毒薬に関する見識を得たい時です。あれ?しかし今回は直接毒殺な事件はなかったのでは? ですが,どうやら,王子からエリノアに与えられたという薬についての調査ですね。

ところで,トマス神父は薬剤師であると同時に,もちろん聖職者なので,妻を毒殺しようとした男の懺悔を聞いた事もあるそうです。

本日の教訓:
Where the shit lies, the flies always gather.(爆)

さて,コーベットの目的の薬を売る薬屋は,いかにも危ない通りの一角。ラナルフとマルトートを見張りに立て,店に入ると応対に出たのは,‥色黒のイケメン。(笑)

薬屋はフリオ・シーザーといい,元ポルトガル王家御用達の薬屋だそうです。

ここでコーベットはお芝居。名前は言わず(ってでも,顔を覚えられたらどうすんだろね?(^^;))妻を誰にも悟られないようゆっくり殺したいけれど良い薬はないかね? ‥すると,非常に高価だけれど良い薬があると言って薬屋が持ってきたのは「一服では全く支障ないが常用すると死に至る」というもの。コーベット密かに,してやったりの大喜び。


The Prince of Darkness : Chapter 9

2010-07-08 22:54:29 | Athelstan・Doherty
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コーベット,ラナルフ,マルトートの3人でウッドストック城に行くと,予想外の光景。中庭に首吊り台が設けられ,3頭の恐ろしい犬と,犬の世話係、口をきく事のできないガースが吊るされてました。

中では王子とガベストンが青ざめ顔で,「申し訳ない,事故だった」コーベット,ガベストン抜きで2人きりの会見を申し込み。

王子の部屋は,とても豪華に飾られ,この時代としてはびっくりのシミ1つない真っ白なカーペット。コーベットは,エドワード王子を嫌いではないようです。絵を見てもわかりますが,なかなか容姿にも恵まれていたようですし‥‥それにしても,当時17才で完全に大人扱い。もっとも16才で女王になって9日で反逆者になったレディ・ジェーンの例もあるわけですし,この世界は厳しいですね。(泣)

さて,コーベットは思い切って,王子に,事件をどうやって知ったのか,月曜より前に彼に知らせた人物がいなかったのか,尋ねてみます。すると,王子は,よく覚えてないけど,ドゥ・クラオンとそういう話をしたかも,と,言います。

続いて,コーベット,王子に「レディ・エリノアと結婚されていたのですか?」と尋ねますが「お前に関係ない事。今ドゥ・クラオンが来ている。彼に何なりと聞いてくれ。」と言い残して立ち去ります。

コーベットは,早速,戦友?(^^;)ドゥ・クラオンに会いに行きます。どうやらドゥ・クラオンのスパイは,彼に真実を伝えてない‥‥ははあ,なるほど。(何かあまり読めてしまうと後々面白くないのかもしれませんね)

村へ戻ると,犬の犠牲になった居酒屋のオヤジの葬儀の準備中。コーベットはレイナード牧師を見つけてちょっと立ち話。レイナード牧師は,若い男女の遺体を見たそうです。男性は行ってても16才,女性は1つ2つ上(姉弟でしょうかね?)色黒で外国人のようだった,そうです。

レイナードは,ドゥ・クラオンからお金をもらって情報提供しているようですが,悪い人ではなさそう。コーベットは,ドゥ・クラオンは危険な男だから注意するようにと警告します。が,体力に自信のある?レイナードは,言う事を聞く様子なし。

コーベットは,居酒屋で待っていたラナルフ,マルトートと一緒に修道院に向かいますが,クロスボーで襲われます。またまたアメリア院長に心配をかけてしまいます。。コーベットは,犬の首輪に書いてあった家訓のような言葉「Noli me tangere (Do not touch me)」が事件解決の鍵を握ると思い,シスター達に聞いてみますが,‥誰も答えてくれません。


The Prince of Darkness : Chapter 8

2010-07-07 23:34:22 | Athelstan・Doherty
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さて,ここから起承転結の転の始まりぃ。
やっぱり,コーベットシリーズにしては,進みが早いです。

ところで,王子とガベストンは,コーベットとラナルフを食事に招待する,と,言ったのですが,2人は台所で大して贅沢ではないご飯を頂いただけ。これって昼食?(イギリスの食習慣は私たちとはやや違うという事は知ってはいるんですけど‥‥)

さて,食事が終わると,コーベットは銀貨で執事をつかまえ,王子は本当はどうやってレディ・エリノアの訃報を知ったのか調査。すると執事は,知らせに来たのはゴッドストウの門番赤鼻,しかし王子はその前から知っていたという噂があるという事を打ち明けます。

するとここでガベストン,やあごめんごめん,王子様とちょっとお話があって,食事に付き合えなかった。(なんだやっぱりさっきの食事はご招待だったのね)ではウッドストックをご案内しよう,‥との事。

ガベストンが案内したのは,地下トンネル。どこかから気味の悪い唸り声。思わずナイフを掴むコーベット。彼らが案内されたのは,恐ろしい犬達でした。犬嫌いのラナルフは真っ青。コーベットはかつて戦場でこういう犬を見た事がありますが,やがて敵味方の区別が付かなくなってしまったので,王の命令で処分されたそうです。

そして,いよいよ本物の祝宴。王子の家来が集まっていたのですが,コーベット達を無視。しかし彼をがっかりさせたのはそういう雰囲気より,後から登場した王子とガベストンです。2人はお揃いの衣装で手に手を取り合って登場。ガベストンって王子の妻か~?みたいな扱いに愕然(笑)

コーベットは長居するとヤバいと察知。すぐに城を出る決意。すると,執事が準備してくれたものの,何故か手袋が片方だけ。彼らは城を出て歩き出しますが,後ろから唸り声。。。。コーベットさっとマントを捨て,ラナルフ共々走って逃走。先ほどの犬達が追ってきます。どうもコーベットの手袋が,彼らへのおみやげになったようで‥‥(^^;)

彼らはゴッドストウ修道院にたどり着きます。(近いんだ)赤鼻に門を開けてもらって,城壁に上がりましたが,まだ犬の声。アメリア修道院長が2人の副院長を伴い「何事ですか?!」コーベットは,ウッドストック訪問後,ガベストンの「愛犬」に追われてほうほうのていで命辛々戻ってきたいきさつを話します。

彼らは病棟に通され,翌日元気を取り戻したコーベット,これから武装してウッドストックに戻り,あの変質野郎の首をちょんぎってやる!と意気揚々。(笑) ラナルフ大喜び。。なんですが,ここで,主人に伝えるべき事がありました。

まず,ラルフ・マルトートという王からのメッセンジャーが来ているという事,そして,赤鼻のお友達の密猟好きな居酒屋の主人が,昨日コーベット達を襲った犬にずたずたに殺された事‥‥‥

仕方なく(笑)コーベットはマルトートに会う事に。この時コーベットが変質野郎の首をちょんぎってたら,この後のイングランドの歴史が変わってただろね。

マルトートは,メッセンジャーの制服が全く似合わない,りんごのほっぺをした(^^;)若い兄ちゃん。王からのメッセージは,ドゥ・クラオンが既に先起こしている,お前は何やってんだ,というような物。

まだウッドストックに行くんだといきまいているコーベットの所へ,シスター・アガサが朝食を持ってきます。彼女はコーベットの手を取り,どうかお気を付けくださいな,ガベストンはずる賢い男です。院長は,犬達は彼が放したのだろうと仰ってますが,私達には証明する手だてがありません。彼にあなたを襲う口実を与えてはいけません。

シスター・アガサの行為に思わずドッキドキ(笑)のコーベット,でも,彼女は正しい,と,思い,復讐は思いとどまる事に。そりゃそうだよな,Prince of the Blood(何故,the Blood?)の前で剣を抜いたりしたら,反逆罪になったって不思議じゃない。

コーベットは今度はもう1度シスター・エリザベスを訪問。ラナルフが作ったアヤシイ(笑)湿布薬を持ってって,これはベッドの足に毎晩塗ると,空気を清浄化して邪悪な者を追い払いますよ,と,てきとーな事を言って取り入り,事件当日のシスター・マーサの事,レディ・エリノアの事について,さらなる質問。そこへ修道院長が乱入。「何してるんですか,ここは女子修道院ですよ。あなたが国の遣いであろうと,修道女が年取ってようと,ここに入る事は許されません!」コーベット怒りを押さえて「シスターは友人です。私は国の代理人であると同時に名誉ある人間です。」質問が終わったら出ます,修道院長も質問があるのでお待ちください,と,言います。

その後,シスター・エリザベスは,修道院長にそのような事をおっしゃるなんて,勇気がおありなのですね,と言い,今まで誰にも言わなかったという秘密を教えてくれます。事件当日,修道院に隣接する森の中に,白い馬を含む何頭かの馬と,数人の乗り手を窓から見たのだそう。

再び修道院長に質問。しかし新たな情報は得られません。

コーベットはラナルフとマルトートが待つ出口へ。どうしても行くのですか~というマルトートに,君は王の命で私の所へ来たのだろう。だから私の言う事を聞いてもらうぞ。と,言って,ドアを狙って石弓を引くよう命令。すると弓はドアに当たらず,その前にいた鶏に命中(汗)マルトート,だから,私はただのメッセンジャーなんですよう;その代わり,王様は,私は乗り手としては最高だとおっしゃってくれたんですよ。。。。


それとも‥

2010-07-04 12:20:03 | 読書
映画で若き日のベラ姐(^^;)、ヘレナ・ボナム・カーター姐さんが初々しかった
Innocent Traitor: A Novel of Lady Jane GreyInnocent Traitor: A Novel of Lady Jane Grey
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発売日:2007-11-06

こちらにしようかしら?

ホントは、コレを読みたかったのですが、
Children of England: The Heirs of King Henry VIII 1547-1558Children of England: The Heirs of King Henry VIII 1547-1558
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発売日:2009-01-06

日本ではKindle版購入不可。たまにこういう本あるんですけど、ったく、どうしてこういうイジワルするんでしょね?(怒)


次の読書考え中‥

2010-07-04 12:06:00 | 読書
さて、The Prince of Darknessも半分越えましたので、そろそろ次の本の検討に入りたいと思います。ここでバッテリートラブルなどで、しばらくほったらかしだったKindle読書を再開したいと思います。候補は以下の4つ! 今回は、英国の歴史小説家アリソン・ウィアーでまとめてみました。

The Lady in the Tower: The Fall of Anne BoleynThe Lady in the Tower: The Fall of Anne Boleyn
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The Lady Elizabeth: A Novel (Random House Reader's Circle)The Lady Elizabeth: A Novel (Random House Reader's Circle)
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以上はイングランド史上燦然と輝く一家(^^;)のお話。

Queen Isabella: Treachery, Adultery, and Murder in Medieval EnglandQueen Isabella: Treachery, Adultery, and Murder in Medieval England
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発売日:2006-12-26

こちらは、現在読んでいる本に出てくるエドワード王子の未来の奥さんの物語。このイングランド史上サイテー(汗)のロイヤルカップルについては、ドハティさんの詳しい解説があって、紙本も持っているのですが、今回はあえてドハティ以外の人のイサベラ王妃論を見てみるのも良いかなあ~と。

‥と、結局ドハティ小説の副読本になってる~?!(爆)


The Prince of Darkness : Chapter 7

2010-07-01 23:23:50 | Athelstan・Doherty
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ノッティンガム宮殿で自国の兵の様子を見ているエドワード1世,ここに息子がいてくれたら,と,思っています。まあ一体,どこで育て方を間違えたものだか‥‥。いくら世界征服しても,自分の息子を失ったら意味がないと,軍人でもあるサリー伯ジョン・ド・ワーレンに愚痴る賢王エドワード1世‥‥親の心子知らず,切ないですねぇ。

王様にとって1番マズイのは,息子であるプリンス・オブ・ウェールズが,男色の恋人を喜ばせる為に前の恋人を殺した‥真実ならもちろん,そうでなくてもこれをドゥ・クラオン率いるフランススパイにでっちあげられたりすると,ローマ法王からレッドカードを食らう事,で,ございます。

そこへ,ドゥ・クラオンがフランス王のお遣いとして訪ねてきました。まずは,スコットランドでのイングランドの行いを非難。続いて主人フィリップ4世の妹マーガレット(エドワード1世の2番目の奥さん)の近況を伺い,そしてイングランド王子は何してるのかと誘導尋問‥‥(^^;) レディ・エリノアなど知らぬとしらばっくれるエドワード1世‥‥(この会話バカバカしいので実況や~めた(笑))

エリノアが亡くなったのは日曜の夕方。我が息子は月曜の朝まで知らなかったはずじゃ,と言う王様に,ドゥ・クラオン,おやおや,息子さんは日曜の夕方にはご存じでしたよ。思わずWarenne,ドゥ・クラオンの後ろで剣を構えますが王は制止。ドゥ・クラオンによれば,王子はエリノアがどんな死に方をするか,しっかり知っていたそう。。。

王はルビーの指輪をドゥ・クラオンに「プレゼントだ」と言って手首を捻りながら無理矢理押しつけ。その迫力(ってか,ホントに痛かったみたい)にさすがのドゥ・クラオンも青ざめます。

王は最も早い馬の乗り手ラルフ・マルトートを使ってこの事をゴッドストウに滞在するコーベットに至急知らせるよう命じます。

実はゴッドストウには王のスパイもいるそうですが,もしドゥ・クラオンの意のままになったら,コーベットもそのスパイも,命が,アブナイ(^^;)

で,ドゥ・クラオンもゴッドストウにスパイを送り込んでおります。

ほほう,てことは,エリノア殺害の犯人,イングランド王のスパイ,フランス諜報部員ドゥ・クラオンのスパイ,と,少なくても3人ヤバい奴がいるって事ですね。ははあ,18ヶ月前に来たというあの人は,間違いなくどちらかのスパイですな。

その頃,コーベットとラナルフはゴッドストウ修道院を出て,王子のいるウッドストック城に向かっていました。到着するとちょうど何かの祝宴の準備中。ウッドストックは木造の城,という事で,内装は,ローハンの黄金館のようでございます。(ほんとLOTRは中世の英国の風景なのね‥)

王子はガベストンと一緒に2階の居室にいました。彼のコーベットからの質問への答え:エリノアはもう愛してない。彼女に胸の病気を癒す薬を送っていた。薬はごく普通の薬だ。彼女は心を病んでいた。事件の事は月曜の朝に聞いた。彼女は足を滑らせて階段から落ちて首を折ったと聞いている。。。まあ,修道院で,最初に修道院長から聞いたのと同じ話ね。

‥とここで王子とガベストン,突然,コーベットとラナルフを,夕食に招待します。


Run!Run!Run!