ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

ナイショですが。。

2006-03-31 02:06:06 | 雑談
私,普段こういう類の記事は書かないのですが。。。
実は私は,偽メールで物議を醸したEudoraのユーザでございます。このEudoraのサポートメールが,今年の1月以降,ぱったりと来なくなってしまったんですね。現在のバージョンは6で,もうすぐ7を売り出すとその時通知が来ていたのですが,その話もそれっきりです。Eudora自体は好きで,クニリサーチがやっていた時代から使っていました。当時は無料だったんですけどね。livedoorに変わった途端,ちゃんとした版を利用するにはお金を払わざるを得なくなったんですよ。
まあ,いいんですけど,いろいろあって大変だとは思いますが,7へのバージョンアップはどうなったんでしょう?


One Flew over the Cuckoo's Nest (275-296)

2006-03-31 01:47:32 | BookClub
かつてChiefは,1度ESTを受けると2週間ぼーっと過ごしていた。しかし今度はその日の内に立ち直った。そしてそれが彼らの最後のESTだった。(ときっぱり) McMurphyはその後3回もESTを受けた。彼はMiss Ratchedにセクハラする位元気な振りをしていたが,呼び出しがかかると顔が蒼白になっていた。

Chiefは一足先に元の病棟へ戻る。皆の目が違っていた。彼らは黒人の腕をへし折った強い男としてChiefを迎えた。また彼らはいろいろ話を聞きたがった。Chiefはできるだけの事を話す。誰もついこの間まで,かれが耳と口が不自由だとされていた事など忘れたようだった。

Miss RatchedがMcMurphyの頭に凹みを付けている間,彼は病棟のヒーローになった。皆は彼を病院から逃がす事を計画する。マットレスに火を点けて,消防士が来た時に彼を逃がそうと考える。

McMurphyは,まるで試合に向かうボクサーのように帰ってきた。しかし実は彼がBillyの為にCandyとのデートを設定した日でもあった。McMurphyは,その日はBillyの童貞喪失と自分の逃亡を祝うパーティにしようと言う。

ミーティングの時間,Miss Ratchedは「もっと効き目のある方法」を考えていると言い出す。McMurphyが,4チャンネルのニュースの幻覚ばっかりで飽きたよ,と茶化すと「私達が考えているのは,ショックではなく手術です。過去敵意のある攻撃性を取り除くのに成功しましたからね。」と言う。「敵意だって?」とMcMurphy。「俺は子犬のようにフレンドリーだぜ。2週間近くも助手は蹴飛ばしてないぜ。」

McMurphyはBillyの為と言ってビタミン剤をもらう。彼は真っ赤になっているBillyの肩に手をかけ,Hardingにウィンク,Chiefには脇腹をつつく(give a goose)。Billyは大きな耳で出っ歯でそばかすの少年みたいな男だ。。。。しかし,よく見ると,本当は皆と同じに背が高く,大きな耳でも出っ歯でもそばかすでもないのだ。実は彼は30代半ばなのだ。彼の母親は下で受付をしていてBig Nurseの親友だ。母子は恥ずかしくなる位仲がいい。ある時彼は母親にお嫁さんが欲しいという話をしていた。母が,そんなチャンスはいくらでもあるわよ,と言うと彼は「ぼぼぼくは,もうさささ31なんだよ!」と言っていた。

Candyを忍び込ませる打ち合わせをした時,「閉じこもり部屋」を用意する事を計画。Turtleさんじゃなくて(笑)Turkleさんは「彼女はボトル以外にも共有できる物を持ってるねぇ」と言う。(汗)McMurphyはBillyに耳打ち。「彼女の貞操なら大丈夫だ。Billyが終る頃には奴は飲み過ぎでぐっすり寝ていて,にんじんを洗い桶に入れる事だってできないさ!」

真夜中。Candyはまた遅れる。Turkleさんは「暗くてわかんねぇんでないの?」と言い,McMurphyはなるほどと思って,明りをつけまくる。そしてようやく,彼女が来るのが見えた。

「さ~,この色男を彼女と一緒にするぞ!」Billyは「待って,McまままままままMurphy!」 Candyは友達のSandyを連れてきた。Sandyはもう離婚したのだそうだ。2人の女の子は興味津々な様子。CandyはBillyにプレゼントと言ってワインを差し出す。

その時Turkleさんが,管理人さんが来ると言う。皆慌ててトイレに隠れる。管理人はTurkleさんを捜している。皆Turkleさんは何故返事をしないんだと思っていたら,彼は実は皆に混じってそこにいた。McMurphyに言われてようやく彼は出て行く。

しかし管理人は何故そこら中電気が点いていて,掃除しているはずのトイレが暗いのかと訊いている。彼は彼女の質問にうまく答えられない。誰か助けてやる必要があるな,とつぶやくMcMurphy。するとやおらトイレを流す音がして,Hardingが出て行く。Hardingは自分はスムーズに用を足す為に電気を消す必要があるんだと説明する。

管理人が行ってしまうと,皆はワインを配り始めた。Sefeltは何かウォッカを割る物はないかと言う。

Fredricsonが風邪のシロップがいい味だったと言うが,Turkleさんは管理人しか薬部屋の鍵を持ってないと言う,するとMcMurphyがピッキングをしようかと言う。彼らが鍵を開けている間,皆はナースステーションに入り込み,記録をチェック。Scanlonは,自分が1年生の時の記録まであると愕然。(笑) Billyと彼女も記録をチェックしたが「あなた病気の記録全然ないじゃない?」 もう1人の女の子は「ナース達は何こんなに熱いお湯が必要なのかしら?」HardingはBig Nurseの机で首を振り続ける。

McMurphyとTurkleさんは,薬部屋を開けるのに成功。そこから人口調味料やらクエン酸やら,睡眠性の薬やらを取り出す。そして皆で子供の飲み物のような味のシロップを酒に混ぜて飲む。

(は~~,これが命取りとなりましたねっ(汗) 映画では何故皆寝込んだのかいまいちわからなかったけど,こういう事だったのね)

酒が入って舌がよく回る。Matterson大佐が車椅子で「まくらは‥‥馬だ!」とわめきながら出てくる。Sefeltは女の子をトイレに案内。男しかいないから,と,トイレの入り口で誰かが覗かないようガードする。

Matterson大佐がトイレに乱入しようとする。Sefeltと彼女は2人で彼を病室に戻すと,ホールでワルツを踊り出す。McMurphyとTurkleさんが残りの電気を消して戻ってくると,Sefeltはすっかりいい気分。(^^;)(^^;)(^^;)(^^;) Sandyは「こんな経験した事ないわ」
HardingはSefeltに薬をばら撒く。Chiefは,明日の朝にはMiss Ratchedに処刑されるんでないかと思う。(ああ,この頃ChiefはBig NurseでなくMiss Ratchedと言っています。)Sandyは「こんな経験した事ないわ」を連発。

BillyとCandyは「閉じこもり部屋」に引きこもる。一方皆はそろそろ片付けをしなくてはならないと思い始める。Chiefは軍隊以来始めて「酔っ払った」McMurphyとSandyを追いかけて両手を肩に掛け,快活に話をしている自分に驚く。

McMurphyは,ふと,HardingとChiefに,一緒に逃げないか,と言う。しかしHardingは,いつか妻に迎えにきてもらい,ちゃんとそうして出て行きたいと言う。

Chiefは彼の申し出を受け入れる。

McMurphyは,BillyやSefeltやFredricksonはどうだ?と訊く。Hardingは,彼らはまだそれぞれ問題を持っている,まだ病が残っている。しかし,彼らは病気の「男」で,もはやウサギではない,と答える。Hardingは,世間の非難の目が自分を狂わせると言う。でもMcMurphyは自分の考えが正しいと教えてくれたとも言う。
There's something else that drives people, strong people like you, my friend, down that road.
McMurpyは,「something else」って何だと訊く。Hardingは「我々だ」と答える。

ただ今5時,見回りが来るまであと2時間。McMurphyは6時頃に出発すると言う。HardingはMcMurphyと握手を交わす。出発までの1時間を皆一休みする事に。ChiefはMcMurphyとSandyが一緒にベッドに入るのを音で聞いた。黒人達が彼らを見つけたのは6時半の事だった。


One Flew over the Cuckoo's Nest (263-275)

2006-03-30 00:04:58 | BookClub
Disturbedでは人々が朦朧として壁から壁へ行き来して時間が流れる。凶暴な者への恐れが臭う。

ワイヤーに引き摺られた男がChiefとMcMurphyを見て首を振り,「俺は全ての取引から手を引くぜ」と言う。MuMurphyは「誰がここのポーカーを仕切っているのかな。」と言う。彼はゴミ箱に向かって何かを吐き出す。(歯が折れたようですね)好奇の眼差しが2人に注がれる。Chiefは,先ほど打った背中が痛かったが,とにかくまっすぐ,できるだけ大きく見せるように立った。

小柄な日系の看護婦が彼らの手当てをする。「誰にやられたの? Washington? Warren?」McMurphyは「Washintonだよ。ChiefがWarrenをやっつけた。」「彼らは大丈夫なの?」McMurphyは,彼らは絆創膏を見せびらかすかもね,と言う。看護婦は「軍隊のナースが,軍隊の病院のように支配しているのよ。彼女達はちょっとおかしいわよね。私は,独身のナースは35才になったら皆辞めさせるべきだと思うわ。」McMurphyは「少なくても独身の軍隊ナースは,だね。」と付け加える。

「ところでいつまで君の親切なもてなしを受けられるんだい?」
「あまり長くはないわ。ごめんなさい。」
「ごめんなさい?」
「ええ,時々患者さんを返さないでしばらくここに置いておくのよ。でも,彼女には逆らえないわ。」

その夜,Chiefは縛られなかった。しかし「これからクルクル回るぜ~!見て見て!」と叫ぶ男(笑)と,「俺は全ての取引から手を引くぜ」とつぶやく男のせいで,なかなか寝付けなかった。

翌朝,ChirfもMcMurphyも体が痛い。2人はナースステーションに呼び出され,薬を渡される。しかし2人共薬は断る。

Miss Ratchedが黒人2人連れ立ってやってくる。昨日ミーティングを開き,もしかしたら,あなたにはショック療法が必要かもしれないという結論に達したと言う。ただし,悪かったと認めて正しく振舞えば今度だけは許してもいいと。。しかし彼は立ち上がる。

寒い日だった。
先にライフガードが恐れおののきながら待っていた。

McMurphyは自分が先に行くと言って,自分から台に上がる。彼の手足が止められ,Scanlonから巻き上げた腕時計が壊れてしまう。しかし彼は全然恐れる様子もなくChiefにニコニコしていた。触媒が塗られ,ロボットアームが彼に近づいてきてもまだ彼は笑いながら話をしていた。金属板が押し付けられ,彼の体から火花が飛び,凍りついた。

そして外で,すずめ達が煙を上げながら,電線から落ちた。

彼らはMcMurphyを担架に転がすと,今度はChiefの方を見る。もう後戻りはできない。‥

(この後しばらくChiefのわけのわからない妄想が続きます‥(汗))

Chiefは線路に耳をあてる。頬が焼ける。「何もいないよ。100マイル向こうまで」するとパパが「hump(こぶ?)」と言う。「前はバッファローの群れが移動する音をよく聞いたよね?」パパはまた「hump」と言う。

反対側では小麦がさらさらと音を立てている。犬が「線路の上を行くか下を行くか?」「横切る。長老がそうしろと言った。」「あの犬は歩かなねえ。」「彼は行くよ。向こうに小鳥がいるんだって言っていたよ。」「線路の土手の方が良いって言ってたぞ。」「向かいの小麦の中で犬がそう言った。」

横切る‥次に気付くと線路は人で一杯だった。犬は随分遠くに行ったようだ。
犬はネズミを3匹捕った。
蟻がディルの味だって? ママは子供に虫を食べる事を教えていると聞いて,tar(タール?)をChiefに蹴りつける。「インジュン」の男の子はサバイバルを学ばなきゃ。我々はインディアンじゃない。我々は教養がある。ママの名前はBromdenだ。パパはTee Ah Millatoonaというたった1つの名前しか持たず,子牛が生れ落ちるように生まれてきたそうだ。そして私(Chief)はオレゴンで,いやカリフォルニア,アイダホを入れても1番大きな「インジュン」だ。

町へ出たらBromdenと名乗った方が社会保障も受け易い,と,パパが言う。

おばあちゃんは,いつも「痛い痛い絡まった足指(Tingle Tingle Tangle Toes)... ♪~彼女はいい漁師。雌鳥を捕まえ,囲いに入れる。。3羽の群れのガチョウ,1羽は東へ,1羽は西へ,1羽はカッコーの巣を越えて飛んで行く(One flew east, one flew west, one flew over the cockoo's nest.)‥。ガチョウは急降下,あんたを引き抜くよ。」Chiefはいつもおばあちゃんと,指の数を数えながらこの歌を歌ってゲームをしていた。Chiefはこのゲームが好きだったが,彼は雌鳥を捕まえるMrs.Tingle Tingle Tangle Toesは嫌いだった。(笑) ガチョウがカッコーの巣を越えて飛んで行くのは好きだった。

しかし次におばあちゃんを見たのは彼女の葬列。

次にChiefはサイコロのおもりになった。???彼らはいつも蛇の目が出るように,Chiefを6の側に入れた。周りに6つの枕。他のサイコロは何がおもりになっているんだろう? 彼は水溜りの中。自分の上に蛇の目がある。おばあちゃんに会いたい,ママ。

彼はウィンクした時何て言った?
1羽は東へ。
邪魔するな。ナース。

学校の先生は,君は頭がいい,何かになれ,と言う。でも何に? R.J.Wolfおじさんみたいに,絨毯織りになるか? パパとR.J.Wolfおじさんは,おばあちゃんの葬式の後20日間ダレスのトラ箱で過ごす。

3羽の群れのガチョウ。。
僕にウィンクした時何て言った?
彼は何て言った?

McMurphyはまた大きくしてくれるだろうか。

黒人達はChiefにおしっこをかけ,6つのまくらを(Chiefが)濡らしたと文句を言っている。(Chiefは部屋ををサイコロだと思っていた) 蛇の目と思っていたのは,天井の灯りだった。少し霧がかかっている。でももうそこには隠れない。よろめきながら立って,ドアをノックする。助手がやってくる。


さてどれにしましょうかね

2006-03-29 02:54:09 | 英語・一般
あと50ページ残りの「One Flew over the Cuckoo's Nest」,なんとか今月中に読み終わろうと画策中。しかし,読み終わったら何を読みましょうかね。ゲド戦記の1巻の残りと3巻を読むつもりでいましたが,映画公開までまだちょっと時間がありますので,ひょっとすると,無謀にも

こちらに行くかもしれません。(笑)


One Flew over the Cuckoo's Nest (249-263)

2006-03-29 01:18:18 | BookClub
Miss Ratchedは、釣りの翌日から新しい作戦を展開した。彼女は選挙の候補が投票前だけピーカンナッツを配るように、気前のいい人達もいつかはなりを潜めると思っていた。また何故彼だけが,今までの患者の暮らしに満足せず,野球チームや釣り旅行を長い時間かけて計画したりするのか,他の患者達が不思議に思う頃だと知っていた。

実際,患者達は何故最近McMurphyが忙しくしているのか不思議に思う。

Miss Rathcedは最近ポルノ雑誌のクリップが壁に貼られている事を取り上げ,誰のせいですかと言う。

(McMurphyはどこかの政党に,未だにロボトミーや電気ショックが行われている事を訴えている)McMurphyは電話を待っていた。Miss Ratchedはその日彼はミーティングに来なくてもよいと言い,その代わり,McMurphyの支配について話し合う事にした。

皆は最初彼がいかに面白いか,偉大か,を語っていたが,そのうち,どうして彼はそうなんだろうと話になり,もしかすると,クレージーなのか,と,いう話になった時,すかさず,Miss Ratchedは「皆は彼は狐のようにクレージーだと言いたいのよね?」と合いの手を入れる。

するとBillyが「どどどどういう意味だ?」Scanlonは「彼は抜け目がないって事だよ。」しかしBillyは「そんな事はななな‥ない! Miss Ratchedはなな何かを暗示したいんだ!」

「いいえ,私は何も暗示なんかしませんよ。彼は理由もなくリスクを犯すタイプの人間じゃないって事です。そうでしょう?」

誰も答えない。

「それに。」彼女は続ける。「彼はあたかも,殉教者や聖人のように自分の事は顧ずにやっているように見えますよね。どなたか,あえて,彼が聖人だと言えますか?」彼女はニコニコしながら,誰かが答えるのを待つ。

「いいえ,殉教者でも聖人でもありませんよ。彼の慈善活動を調べてみましょうか。彼がここに来て一体どの位儲けたと思います?」さらに彼女は釣り旅行でも彼がずる賢く儲けたと言う。

食堂に入り口で,Hardingは,やはり慈悲深い天使Ratchedがいつも正しいんだよ,彼はいつも我々から金品を巻き上げた。しかし,我々は思わず彼を擁護してしまうんだ,(と,まるでシェークスピア劇の如くのセリフ回し。)

McMurphyを信じる者はもはやChiefとBillyだけに見えた。

水浴療法室にテーブルを運ぶ時,McMurphyは,Chiefに,随分大きくなったようだな,と言う。Chiefはそう言われて自分の足を見ると,思っていたよりずっと大きくなっている事に気付く。パネルを持ち上げられるんでは?と言われるが,Chiefは首を振る。動かせない所を見せようとする。McMurphyはがっかりしたようだが,実は半フィート動いていた。彼は元に戻すよう言うと,皆の所に行って,また賭けを始める。

ChiefはMcMurphyから逃げ回った。ようやく彼を捕まえたMcMurphy,賭け金を彼に渡そうとする。Chiefは金を取っておけと言う。するとMcMurphyは「何故皆この頃よそよそしくなったんだ?」と訊く。Chiefは返事に困ったが,ようやく「‥いつもあんたが勝ってばかりだから‥」と言う。それを聞いてMcMurphyは「何言ってんだ?!このクソムースが!」と言うが,泣き出しそうなChiefの顔を見て「勝とうぜ,なあ,勝とうよ。」

その日,釣りの参加者は,「ばい菌よけスペシャルシャワー」を浴びた。皆黒人達に冗談を言いながら,過酷なシャワーに耐えている。こんな事はあの赤毛の男が来るまでなかった事だ。そこへGeorgeが入ってくる。浴室は一瞬シーンとなる。Georgeはシャワーを浴びる時決して石鹸を使わなかった。黒人が彼の頭を押さえ,他と同じように薬をつけようとしたその時,彼は後ろに下がり「No!」黒人は「これゴシゴシやんなきゃ! 体の中に虫がいるだよ!」

「よしな,Washington」McMurphyが声をかける。しかし,黒人は耳を貸さない。彼はGeorgeの頭を掴んで無理矢理薬をかけて洗おうとする。Georgeの拳が上がる。

「よせって,言ってんだよ! このクソクロめ!」黒人は他の2人とニヤニヤする。さらにGeorgeにさらに迫る。するとMcMurphyがついに彼を掴んでGeorgeから引き離す。黒人はMcMurphyの頬に1発。よろけた彼を皆がニコニコしている黒人の所へ押し返す。

今度はMcMurphyがお返しする。彼に殴られた黒人は他の2人に加勢を求める。2人はMcMurphyを掴んで引き離そうとする。‥と,その時,Chiefが,小さい奴を掴んでシャワーの方へ投げた。

もう1人が後ろにしがみついたので,Chiefは後ろに倒れてそいつを潰す。Disturbedから4人ほど手錠を持って黒人達の助けがやってくる。2人は手錠を掛けられたが,皆は服を着てChiefとMcMurphyに,大勝利だと言ってくれる。


FOTR CD: 1-11: A Knife in the Dark

2006-03-28 08:11:01 | Tolkien・LOTR
この章の冒頭は,堀窪で留守番をするおでぶちゃんのボルジャーを襲った災難です。映画を観てから原作を読んだ身には,ここはちょっと馴染みにくい箇所でしたが,HoMEを読んでから納得。黒の乗り手達は,基本的に,堀窪とガンダルフをマークする組と,本物のフロドの一行をマークする組と,二手に分かれているんですね。(まあ実際は互いの連絡役もあり,単純に5:4の二手ではないですが)

最初彼らはおでぶちゃんのボルジャーの方を本物のフロドと信じていたようですね。まあ,いずれにせよ,フレデガーは,HoMEに一瞬書かれたように,ガンダルフの背中に貼りついて馬で脱出したり,その後風見が丘で黒の乗り手に連れ去られたりする事ももちろんなく,‥そうそう,本当にいろいろありましたが(笑),‥結局,彼は怖がりながらもちゃんと役割を果たして無事に逃げ延び,ブランディバックの一族は勇敢に警告の角笛を鳴らして黒の乗り手を追い払い,この一件が,後の「Scouring of the Shire」への,大きな布石になりましたね。

‥そして黒の乗り手の残りは,ブリーの踊る子馬亭を襲撃します。ホビット達は馳夫さんの忠告を聞いてよかったと感謝。それにしても部屋はめちゃめちゃなのに,バタバーさんは「音を聞かなかった」そうで,一体どうやって襲ったんだか。しかしホビット達の連れてきたポニーがいなくなって,代わりにしだ家のビルの所のビルをもらう事になるんですね。彼らがブリーを出発の時,サムがしだ家のビルにリンゴをぶつけるシーン,原書では読み損なっておりましたが,CDでしかと聞届けました。(笑)

聴いていてなかなかおかしかったのは,一行が湿地で虫に悩まされたという場面です。秋だというのにmidges(蚊やブヨの類)に追い回され(これは映画のシーンにもなってますが(笑)),コオロギの仲間に"neek-breek"とか"breek-nreek"とか鳴かれたとか。

裂け谷まで2週間かかると聞いて,モチベーションを落とすフロド。彼は初めて自宅を離れた不安感を募らせたとありますね。

途中でギル=ガラドの話(なんとサムが暗唱)とか,べレンとルシアンの話(馳夫さん)とか織り込んで,風見が丘に。何故か塚山丘陵を思い出すフロド。馳夫さんはそういう関係はそこにはいないと言いますが,結果的にはフロドの予感ある意味的中ですね。

ガンダルフがキャンプした跡を発見する一行ですが,HoMEの時とはちょっと変わっていますね。本番では皆に食べ物を残していたという話はなくなっています。でもブーツの足跡を見て,これはレンジャーではないと言う馳夫さんのセリフは残っていますね。

黒の乗り手達を見て,メリーやピピンが剣を抜いたというような記述はありませんね。(映画の観過ぎか(笑))でもフロドが戦わずしてへなへなとなったという記述もありません。それどころか彼の方が先にアングマールの魔王を攻撃しているんですね? ‥と,辞書で確認して,さらに翻訳版も確認に行ったへたれ英語力。(笑)

ナルニア2回目(ネタバレです)

2006-03-26 19:27:21 | 映画
ちょっと前になりますが,ナルニア2回目行ってきました。
実は映画に出てないシーンの話があるので,そこだけは伏字にしました。

私はかなり以前から,ある(とても長い)ネタバレクリップの存在を知っていました。一旦Yahooでも公開されたので,目にされた方も多い事でしょう。それは今もこちらの「9-Minute Supertrailer」からゲットできます。

私は冒頭の空襲シーンがある事を,そのクリップで知っていましたが,初めて見た時は,映画を間違えたのかと思ってしまいましたよ。(汗) パイロット達が何語を話しているかもなんとなくわかっちゃいますよね。そこの国の子供達が心を痛めるんでないかとちょっと心配になったので,あのシーンはいらないのでは?と思ったわけです。実は英会話の先生からこんな事を聞きました。ハリウッドの映画資本は,ほとんどユダヤ系なのだそうです。あ~それでそういう映画が多いわけ。

ところで,疎開に出発するシーンで,その長いネタバレクリップにはあったのに,劇場版ではカットされている所がありました。1回目はぼんやりしていて見損なったのかな?と思いましたが,2回目でやっぱり確認。お母さんがルーシーを抱きしめる所が抜けているんですよ。何故よりによってルーシーのだけカットされちゃったんでしょうかね? ほんの一瞬で,何気ないんですが,すごくかわいいと思っていたんですけど。。。爆撃機のシーンをちょっとカットして,こっちを載せて欲しかったですね。

どこかで「この映画は製作者の原作への愛情が感じられない」というレビューを見たような気がしますが,‥本当?(読み間違いかな?(笑)) ルーシーとタムナスさんの出会いのシーンで,2人でお互いに木とガス灯の後ろから顔を半分ずつ出し合って様子を伺っている所などは,それこそ原作への愛情以外の何物でもなくって,映画でここまで愛情に溢れた表現は,ハリポタでもLOTRでも見た事ありませんぞ。(笑)

ところで「イワシの缶詰があるなら」とタムナスさんにつられるルーシー。イギリス人はお魚はあまり好きでない(フィッシュ・アンド・チップスは別格(笑))と思っていましたが,イワシなんて,臭みの強い魚を結構食べるんですね。

ビーバーおくさんの声を演じている人は,実はハリポタ映画で「太った貴婦人」を演じている人です。彼女の声を聞く度に思い出してしまいました。(笑)

ビーバーさんの家のフィッシュ・アンド・チップス,わざわざ字幕に「木の皮」と付いていた所が私には大ウケでした。でも原作でのビーバーさんのお料理はおいしそうでしたよね? 余談ですが,本場イギリスには行った事はないのですが,NZではフィッシュ・アンド・チップスは,どこへ行っても見かけましたよ。他においしい食べ物がたくさんあるNZで,わざわざ魚のフライとフライドポテトを一緒に食べようという気には,あまりならないんですけどね。(笑) 日本ではフィッシュ・アンド・チップスは食べれないと思われている方が多いと思いますが,実は意外と身近な所で食べれるんですよ。NZ旅行の直後に発見しました。大抵のハンバーガー・ショップには,フィレ・オ・フィッシュ等のように,揚げた魚を挟んだハンバーガーがありますから,それとフライドポテトを頼んだら,立派なフィッシュ・アンド・チップスです??‥是非,お試しを!

さて,話が全然逸れてしまいましたが(笑)‥‥,カーク教授は予告編で見た時は「怖い」という印象を受けました(笑)が,とても優しい先生で本当によかったです。でも,この先生が,C.S.ルイスの化身のような人ですから,C.S.ルイスに似せてもよかったのになぁ‥‥と,言うか,わざと全然違うタイプにしたのでしょうか。まあいっか。

戴冠式の時,エドマンドに落書きされたライオンが,そのまんまだったのが可笑しかったです。BBC版では"Who's afraid of Aslan?~♪"と,歌まで歌って楽しく落書きしてました(笑)が,映画では描いていたのはほんの一瞬に見えました。でも,髭と眼鏡まで描いていたんですね。

ところで,2回目を観た後に,○フーのレビューを見ましたが,これはたまげましたね。「役に立った」ベスト10位までが,完全否定。しかもレビューというよりほとんど誹謗中傷ですよね。実は,私自身も,ナルニアの宗教臭くて,教訓ではなく説教である事が,かなりニガテなのですが,英語学習者なので,英語の本を少しでもスムーズに読めるようにする為,宗教は非難するのでなく,理解しようと努めています。しかし,そういうたがのない普通の人達に取っては,相当うざい映画に見えたのでしょうか。

「SPIRIT」という映画を観て,その感想にも書きましたが,「戦いには善も悪もなく,克たなくてはならない最大の敵は己である」というカンフーの教えを聞いて,そう言えば,ナルニアでは,冒頭の空襲シーンまで含めて,善悪の違いは歴然,しかも悪の側には全く容赦がないと気付きました。東洋の武道の教えに慣れた日本人には,違和感を抱かせたのでしょう。

NPRの指輪ミュージカルレビュー

2006-03-26 14:27:19 | Tolkien・その他
先週と先々週は,仕事が忙しかったのと歯の激痛でかなり更新が滞ってしまい(その割りに映画の感想などたくさん書いてますが(笑)),報告が遅れてしまいましたが,実はNPR Morning Editionで,3月17日に,指輪ミュージカルのニュースを特集しております。

指輪ミュージカルについては,いつもGさんの記事を楽しませて頂いております。既にたくさんのレビューが出ていて,この記事はおそらく内容的には特に目新しくはないかと思いますが,さすが公共放送,初めてこの話を見たり聞いたりする人には,これは歴史上1番お金のかかった劇だとか,何故ロンドンでなくトロントになったのかという説明など,わかりやすいかも。「Listen」をクリックすると,放送内容と共に,音を少しだけ聴く事ができるのがミソです。

Wallace & Gromit in The Curse of the Were-Rabbit

2006-03-26 01:29:53 | 映画
ネタバレです。
南極物語と同様,字幕で公開している所が見つからなかった為,わざわざUKアマゾンからDVDを購入致しました。完全に英語なので,タイトルも英語としました。

ウォレスとグルミットシリーズを観るのは多分初めてだと思いますが,発明家のくせに全然現代的でないウォレスと,賢いグルミットの組み合わせと,粘土で作る豊かな表情が,とっても楽しいですね。そしてどこまでもグルミットに忠実なウォレスがかわいいです。
原作はイギリスだそうで,使っている言葉も"chum"とか"lad"とか,イギリスっぽいし,町の風景も「back-to-back」と呼ばれる,日本のテラスハウスにそっくりな,イギリス伝統の長屋風アパートが多くて,とてもイギリスを感じます。

英語字幕が付いていますが,字幕は,そもそも耳の不自由な人の為の物で,セリフ以外にも[xxxing](例:[creaking])という説明が付いているのですが,日本人にとっては,辞書を見てもわかりにくい単語が,実際どんな音を指しているのかわかって,なかなかおいしいです。中でも勉強になったのが「ふふん」は[chuckling]なんですね。辞書をよく読めば「含み笑い、クスクス笑い、ほくそ笑み」確かにそうなんですが,実際に誰かがchuckleしている場面を見て,初めて,その笑いか~!と理解しました。

ちなみにこの原題は,「The Curse of the Werewolf(狼男の呪い)」のパロディだそうですが。他にもキング・コングのパロディなどが入ってました。

お話については,結論から言うと,久しぶりに超~おかしい映画を観たなあって感じです。

コンテストに出す大きな野菜を作っている人達の畑に忍び込むウサギを次々捕まえるウォレスとグルミットですが,何故ウサギ(しかもかわいくない(笑))?他にも野菜の害獣害虫はたくさんいるでしょうに。(笑) でも捕まったウサギ達も何故かウォレス達に腹を立てている様子も全然なくて,閉じ込められているのにのんびりしている所が,何だか面白いです。で,ウォレスは,ウサギを「去勢」して,野菜を欲しがらないようにしてしまおうとするんですが,何故か彼の頭にウサギが1匹付いてしまうんですね。(笑)

Were-Rabbitって,ああやってできてしまうんだ。(笑) で,クレイ・アニメなのに,Were-Rabbitがとても「フワフワ」。一応,満月の夜に変身するんですね。で,遠吠え?に他のウサギ達も応える所がかわいいです。

実は私はこの映画と同時にレイフ・ファインズ主演の「The Constant Gardener」も仕入れました。これはちょっと難しい映画なので,まあ,そのうち,ちゃんと観れたら感想を書こうと思います。実は全然知らなかったのですが,レイフ・ファインズは「The Curse of the Were-Rabbit」にも,ウォレスを恋敵とするビクター役で,出演しているのですね。

SPIRIT

2006-03-26 00:22:47 | 映画
南極物語(Eight Below)を観たのと同じ日,梯子して,全く対照的な映画を観ました。客層も全然違い,平均年齢が30歳位若かったかも。(笑) そんな2つの映画を梯子するとは,一体どういう趣味しているのかと言われてしまいそうですが(笑),私は特別マーシャル・アーツのファンというわけではなく,ジェット・リーがリー・リン・チェイの名で「少林寺」に出演していたと今頃初めて知った不届者ですが,それでもその「少林寺」を始めとする中国の格闘映画は結構好きで,時々観ております。

しかし,まず目が行ってしまったのは,腰の下まで伸びる見事な辮髪でした。中国の男性はこんなおしゃれを楽しんでいたのですね。それに,小さな体で大きな西洋人に精一杯虚勢を張って生きているのは,日本人だけじゃないんだよなぁと,しみじみわかって,嬉しかったです。100年前の中国のごちゃごちゃした町並みと,いかにもアジアだなあという感じの農村も,味があってよいです。

お話は,道場で育ち,両親の忠告を聞かず,ただ強くなりたいだけだった傲慢な霍元甲(フォ・ユァンジャ)という青年が,ある日家族を失い友にも絶交され,失意のまま川で入水自殺を図ったけれど,農村の人達に助けられ,彼らと生活するうちに,自然との調和を知り,自分が傲慢だった事を知り,町へ帰り,友と和解し,本当に偉大な格闘家となり,外国人との戦いに挑むという,とても判り易い話です。

戦いには善も悪もなく,克たなくてはならない最大の敵は己であるという教えを聞いて,ふと,ナルニアを思い出しました。ナルニアは徹底的に善か悪かしかなく,善は努力もなしに尊敬される王様にもなれるけれど,悪には全く慈悲も何もあったもんじゃありません。他の西洋の代表的なファンタジーである,指輪物語もハリポタもゲド戦記も,「最大の敵は己」という考えを取り入れているのですが。C.S.ルイスは一体何を考えてナルニアを書いたのかな? 急にとても不思議に思えてきました。(汗)

話が完全逸れてしまいましたが,ワイヤーアクションは控え目で,ジェット・リーの本来の生の技がかなり楽しめました。霍元甲を癒してくれる農村の盲目娘さんがとてもよかったです。ただ,目の見えない彼女が,音を聞きながら料理をする様子をじっと見ていた霍元甲が,それを技に応用するのかな?と期待してしまいましたが,ちょっと違いましたね。(笑)

中村獅童もいい味出してました。

Run!Run!Run!